GENIUS OR VANDAL?(天才か反逆者か)
こんにちは。note41投稿目です。
さて今回は、『GENIUS OR VANDAL?(天才か反逆者か)』というテーマで書いてみようと思います。
早くも影響されてかっこつけたタイトルをつけましたが、いわゆる「イベントリポート」です。
やっと行ってきました!
昨日は、社が定める休務日(インプットホリデー)でした。
月に一日、文字通り「みんなで一日仕事をお休みして、インプットしよう!」、という日です。
で、折角なので、ガチンコのアートのインプットをしてきました!
ずっと行きたいと思っていた、『バンクシー展 天才か反逆者か』、です。
どちらかというと反逆者寄りの、会社の先輩と二人で行ってきました。
(完全に付け焼刃)バンクシーとは??
実は、どちらかというと「天才か反逆者か」というコピーに惹かれて興味を持った感じでして・・・バンクシーなる人がどんな人で、どんな作品なのか、全く知りませんでした。ムチムチの無知。
100%付け焼刃ですが、バンクシーとはざっくり言うと・・・
・ロンドンを中心に活動しているアーティスト
・本名は不明、詳しいプロフィールも公開されていない
・芸術テロリストとも称される
・世界中のストリートや壁に突如登場する
・ルーブル美術館などの世界規模美術館・博物館にゲリラ展示することも
・作品には、過度な資本主義・人種差別など、社会問題に対する強いメッセージ性がこめられている
・すばやく制作でき、警察に見つからないようにという理由から、ステンシルの技法を用いて描く
…などなど、聞けば聞くほどおもしろい!かっこええ!
はじめましてのくせに、一気にのめりこみました。
おっさん二人で行ったのに、1時間半くらい、ゆっくりじっくり「鑑賞」しました。
バンクシー作品の魅力:「余白」
昨日はじめましてのくせに、早速バンクシーの魅力にまで言及させて頂きます。
一言で言うと、バンクシー作品の魅力は「余白」だと思いました。
※もちろん、前提としてバンクシーの「謎めいたキャラクター」もあると思います。
たとえばこちらの作品。
「ナパーム弾」
裸で泣きながら歩いている?少女?の両脇に、アメリカの象徴とも言えるミッキーマウスとマクドナルド。少女とは対照的に、二人は微笑んでいる。
ぱっと見でわかることはこれくらいです。
作品の背景を調べたり、バンクシー自身が語るこの作品に込めたメッセージを知らなければ、この作品の捉え方は、見る人に委ねられる。
何か尋常ではないことはわかるけど、何を訴えかけられているかは、見た人の感じ方・捉え方次第。
その「余白」の存在ゆえに、より深く考えさせられることになります。
これこそがバンクシー作品の魅力だと思いました。
そういった意味では、バンクシーが「天才」なのか「反逆者」なのかも、見る人に委ねられている、ってことですね。
展覧会のタイトルとして、素晴らしいと思います。
ちなみに、この作品についてのバンクシーのコメントは以下です。
これを読んでも・・・一層考えさせられます。
「この世で最大の犯罪を犯しているのは、ルールを破る人ではなくルールを守っている奴らだ。爆弾を落とし、村を虐殺する命令に従う奴らなんだ」
もう一つ、考えさせられたバンクシーの言葉を紹介します。
「世界をよりよい場所にしたいと望んでいる人間ほど危険なものはない」
展示作品の一部ご紹介
最後に、カメラ撮影OKだったので、バンクシーの以下コメントと共に、何点か作品画像を貼っておきます。
ちなみに、バンクシーの以下コメントは、バンクシーのグラフィティへの愛と、弱者への優しさが感じられて、なんか、ほっこりしました。
「グラフィティは、もしあなたがほとんど何も持っていなくても、使うことのできるわずかな道具のひとつだ。そして世界の貧困を救うための絵が思いつかなくても、立ちションをしている奴を微笑ませることならできる」
はっきり言って、最高でした。
年明けの1/17まで開催されているので、ご興味ある方は是非!
「ケイト・モス」
「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ」
「ベリー・リトル・ヘルプス」
「モンキー・パーラメント」
「ファミリー・ターゲット」
「ハブ・ア・ナイス・デイ!」
「ラブ・イズ・イン・ジ・エアー」
「モンキー・デトネーター」
「ガール・ウィズ・バルーン」