就活の話ー②自己分析
こんにちは。note25投稿目です。
さて今回は、『就活の話ー②自己分析』というテーマで書いてみたいと思います。
この話は、昨年末に自分の母校である大学の学生に向けて話をしたもののまとめです。
経団連の目安としては、
・説明会 :3月解禁
・エントリー:同上
・面接 :3月半ば~
というのが就職活動のスケジュールのようですが・・・実際は12月からインターンシップが始まるようなので、学生の皆さんの何かの参考になればと思い、このタイミングで投稿します。
今回はその2回目です。
※文章の流れとして、当時のスライドを貼った後、そのスライドの補足説明をします。
「自己分析」とは?
「自己分析」とは『抽象化』であり、“自分の個性/価値観/哲学といったものを知ること”であると。
では、『抽象化』とはどういうもの(行為・作業)でしょうか?
「抽象化」とは?
「抽象」の対義語は「具体」ですよね。
「具体を掘り下げていけば抽象にたどり着く」と言われます。
で、自己分析でよく使われる方法として、「自分の具体的エピソードについて、“なぜ?”を繰り返して掘り下げていく(ことで抽象を見出す)」というものがあります。
「自分は浪人して〇〇大学に入った」←具体的エピソード
→「なぜ〇〇大学を目指したのか?」→「△△だから」→「なぜ△△だと思ったのか?」→「□□だから」・・・といった具合です。
でも、このやり方は、僕はしっくりきませんでした。繰り返していくうちに、禅問答のようになってしまうことが多かったからです。
「カレーが好き」→「何故カレーが好き?」→「好きだから」みたいな感じです。
ので、僕がやっていたのは、具体の“数”を増やすことで、抽象“度”を高める方法です。
スライドの例でいうと、「ラーメンが好き」「うどんが好き」という2つの具体だけでは、行きつく抽象は『麺類が好き』レベルですが、ここに「カレーライス」「野菜炒め」まで加わると、行きつく抽象は『メシが好き』レベルになる、ということです。
まずは、一つ目の結論がこれです。
ここからは、「抽象度が高まるとなぜ良いのか?」を説明します。
ここは2スライド一気に貼ります。
「抽象化」できると何故良いか?
SHOWROOMの前田社長も仰っていましたが、
「抽象」的なものを他に活用することを「転用」と言います。
上の例の通り、
具体の“数“が増えれば増えるほど抽象“度”は高まり、それにより転用の“幅”が広がります。
転用の“幅”=自分の“幅”なのですが・・・、ここで重要なのはその幅を、
「自分(就活生)」にも「相手(面接官)」にも感じさせる
ということです。
相手(面接官)に幅を感じさせることは、自分に将来性があると思ってもらう意味で当然大事ですが、僕の中では、「自分が自分に対し幅があると思えること」も同じくらい大事だと思います。
自己分析が具体で止まってしまうと、どうしてもこれまで自分がやってきたこと(what)が具体的エピソードとして「弱い」と、「こんな自分で就活うまくいくんだろうか・・・」と思ってしまいます。
が、具体の数をできるだけたくさん出して、抽象度を高めて、転用の幅を広げられれば、自分の未来(将来)に対して、自分自身がポジティブでいることができます。
自己分析の「範囲」
これまでの「具体」「抽象」「転用」という言葉を言い換えると・・・
・具体:自分の「過去」(≒エピソード・経歴・体験…など)
・抽象:自分の「現在」(≒キャラ・人柄・個性・価値観・哲学…など)
・転用:自分の「未来」(≒ポテンシャル・将来性…など)
ということになります。
「自己分析」とは、自分の過去~現在までをクリアにする行為で、
ここで重要なのは、
・自分の「未来」は、自己分析の範囲「外」である
・自己分析と自己PRは、≒ではあるが「=」ではない
ということです。
まとめ
***
ということで、次回は『就活の話ー③自己分析のやり方』です。
就活生の皆さん、頑張って下さい!
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