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京丹後狂犬ツアーに行ってきた〜24時間の記録(後半)〜

こんにちは。
今回は前回の続き、夕食から。
冷静に考えると前半はまだ参加して6時間しか経っていませんでした。笑
残り18時間+全体通しての気づきをぎゅっと濃縮して書いていきます。


旬な地元食材×お酢

夕食は宮津にあるacetoさん。

同市にある老舗のお酢屋、飯尾醸造が手がけるレストランで、全ての料理に酢が使われています。
お酢の原料である米から自社で生産し、さらにその米ぬかも使った料理もでてきて、個人的にはこのぬかごと食べた魚が印象的でした。ぬか漬けのぬか=しょっぱいというイメージがあったので、ぬかのほんのりとした酸味と魚の甘みが合わさってこんなに美味しいのか!と常識がひっくり返った瞬間でした。

煮詰めたお酢のソースとぬかに漬けた魚と野菜

食事の座席も御三家に囲まれ、食べるのと相槌を打つのと学びをメモするのとで、手が二つでは足りないほど大変濃密な時間を過ごします。

23時はまだ朝だよ

食事を終え、ホテルに帰ったところで、集まりたい人は各自ワイングラスを持って集合ということで二次会が始まります。
内容はあんなことやこんなことなので割愛しますが、パンチワードが次々飛び出してひたすら笑っていた気がします。笑

朝サウナ・五右衛門風呂で昇天

前夜は1時半解散、そして6時40分集合で希望者のみ参加の朝サウナへ。
我ながらよく起きれたと思います。
場所はぬかとゆげ姉妹店の蒸。

古民家を改装し、フィンランド式の本格サウナを体験できる場所です。
前には小川が流れており、サウナ後この川にダイブ、さらにスタッフの方が五右衛門風呂を特別に用意して下さり、そちらにも入らせていただきました。

五右衛門風呂


正直早朝からのサウナも初体験でドキドキでしたが、2回、3回とセットを重ねるごとに自分の手足の血流が巡っている感じがよく分かり、外気浴でぼーっとしている時には小川のせせらぎ、ふんわり肌にあたる風、囲炉裏のパチパチはぜる音、全部が心地よく、一言でいえば最高でした。
この身体の感覚、瞑想している時にすごく似ていて、整う=マインドフルネスなんじゃないか、と密かに思います。まだ確証が持たないので、通わねばなりません♨️

美味しいは嬉しい、そしてブリーフィングタイム

蒸で整った後、ホテルに戻って朝食を食べるのですが、サウナ後、さらに自分のご飯だけに集中してゆっくり食べられる(普段は子ども達のご飯を手伝ったり片付けたりてんやわんや)ことを噛み締めていただきます。

そしてブリーフィングタイム。
個人的にはこの時間があって本当によかったです。というのも、他の参加者の方は2泊3日や3泊4日でツアーに参加されており、1泊2日は私だけ。
途中から混ぜてもらった気持ちだったので、ほとんど喋ったことのない人もちらほらいました。
参加してみての感想、学び、もっとこうした方がいいのでは?というお互いの意見を交換する機会があることで、その人が感じたこと、物事の見え方が分かり、よりその人自身を理解することができたし、同じ体験をしていても気づくポイントが違うのでさらに深い学びにも繋がりました。

こうして、緊張から始まり丹後の魅力に圧倒されながら御三家に囲まれ、ゆるゆるに緩んだ後、学びと気づきを深めた24時間は無事終わりを迎えたのでした。

全体通しての気づきと学び

初めての狂犬ツアー、いつも聞いている木下さんに会うということだけでもド緊張なのですが、さらにほぼ初めましての人達と一緒に過ごすことも今までしたことがないので、緊張に緊張を重ねての参加でした 笑
実際に合流してみて感じたのは、木下リスナーであるという心理的安全性が担保された環境で、肩書きを外して関われる心地よさでした。
自分がこれまで生きてきた中で関わることがほとんどなかった人達と一緒に見学して、美味しいものを食べ、サウナに入って整う体験をすること=感動や体験の共有は人と人の心の距離を縮めやすくするし、話すきっかけも作りやすい。そして狂犬ツアーに参加するということは、木下さんの発信する情報や考え方に共感や学びを得ている人たちであろう、と自分との共通点があるのでここまで安心して参加できたのだと思います。

もう一つは丹後の魅力の可能性
木下さんの過去の放送でも「地元の人はその良さに気づかない、地元の価値は逆輸入(意訳)」と話していますが、今回のツアーでまさにそれを目の当たり、体感しました。
例えば白波が立つ海をみた時やサーファーをみた時、川のそばの駐車場に小さなサワガニを見つけた時、秋空に柿の木とすすきを見つけた時など、参加者の方のテンションの上がり方やカメラを向ける瞬間を目撃して、「こういうことか!」と腹落ちしました。
自分が丹後に帰ってきてからも、空の広さやふとした景色の綺麗さに見惚れることは多々ありますが、暮らしている姿そのものが外から来た人には魅力として映ることに気づきました。そして、吉岡先生はじめぬかとゆげや蒸のスタッフの方々、見学体験をさせていただいたkuskaさんや魚政さん、飯尾さんとacetoのスタッフのおかげで素晴らしい体験ができました。丹後のうんちく、課題、そしてこれからを語る方々に囲まれて刺激を受け、丹後の素晴らしさを確信しました。
自分もまだまだ知らない丹後、これからもさらに深掘りして魅力を掘り起こし、発信していきたいです。

長々とお付き合いありがとうございました。

おわり。


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