家族の病気とともに生きる ロンドンのクリスマスのライティング
昨日、お医者さんから手紙が来て、家人の診断の結果が書かれていた。
さらっと読んだけど、細かいところがわからない。
チャットGPTを開いて、いろいろ聞いてみた。AIはすごいね。言葉をやさしく解説してくれる。どうしてそういう診断になったのか。今後どうなるのか。もちろん「個々の人で病状や診断は変わる」という但し書きがついているが。
診察したときは、先生は「日本に戻るのですか。仕方ありませんね」と言ってくれていたが、手紙では「旅行をキャンセルするように言った」と書かれてあった。
手紙の内容を詳しく知る中で、これは「相当にひどい」ことがわかってきた。
診察後、別れ際に、先生は「もし今からでも旅行を中止したり、早く帰ってきたら、一報してください。すぐに検査を始めますから」と言っていた。
つまり、「本当に緊急」なのである。相当に厳しい状況だ。でも、先生としては、これ以上言えないのだろう。生体(バイオプシー)を取る検査に失敗して、やっていないのだから、はっきりとは言えない。それでも、「かなり厳しい」「重症の可能性が高い」ことが伝わってきた。
やっぱり、キャンセルしたほうがいいのかな。それとも早めに帰ってきた方がいいのかな?考えたら、また夜眠れなくなった。
家人は「僕が死んだら、また結婚したらいいよ」という。「しないよ」と答えた。だって、こんな年だし、もう結婚はしたくない。疲れる。
でも、「人生の新しい地図を描けるんだよ」と言ってくれた気がして、少し、気持ちが明るくなった。
家族が亡くなったら、人生のいろいろなことが変わる。でも、新しい人生図を描くことにもなるわけだ。ふーん、そういう考えもあるのか・・・。
今朝起きたら、やっぱり、家人はベッドから出られない。お風呂に入った後、「めまいがする」といってベッドに戻ってしまう。
今日は、以前から申し込んでおいた、仕事関係のイベントがある日だった。行かないかなあと思ったけど、家人が「ぜひ、行ってきて」というので、行ってみた。
夕方、イベントが終わって外に出ると、ロンドンの中心街にあるフォートナム&メイソンがクリスマスの飾り付けになっていた。とてもきれいだった・・・。