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自立への促しと地獄の始まり②【義母の温かさ編】
17歳の私が出会った義母は、42歳。
小柄でチャキチャキした性格で、遠慮なしにものを言う義母は私の母とは正反対のタイプでした。
優しさと明るさを持つ義母は、他人や犬と猫を含めて、家族を何よりも大切にする可愛い人です。
私たちは義祖父だけでなく、義母からもお金の援助を受けていたのです。
19歳の時、同棲を始めた当時、彼だった元旦那は40万円の給料をもらっていましたが、私のアルバイト代は7万〜10万。
それでも月末になると金欠になり、いつも義母に10万円を借りていました。
そして、名ばかりの「借用書」を書くも、一度も返したことはありません。
ある日、義母から「もうお金貸すの、今月で最後」と言われ、毎月8万円持ってくる約束をしました。
不思議と、それでも生活が出来ていました。
2年間の同棲後、元旦那が会社を転職することになり、給料が下がると聞かされた時、私は迷いなく「実家に帰ろう」と決断。
戻った後、義母から「8万円を貯金してあげていたから、半分として40万円を渡すよ」と言われました。
これまで一度も叱られることも責められることもなかった私でしたが、当時の私は感謝の気持ちを知りませんでした。
看護師として働き始めた私たちの関係は変わらず続き、8年目に妊娠が発覚。
その勢いで結婚することに。
結納や結婚式の費用、新居の頭金、結婚祝いなど、義母が支払ってくれた合計は1500万円以上。
お金も心も豊かだと思っていたのはここまででした。
この後、私が初めて直面する新たな気持ちや試練については、また別の機会にお話しします。
義母の支えがあったからこそ、ここまで来れたのだと今では実感します。
自立への一歩を踏み出すためには、感謝を忘れず、しっかりと自分の道を見つけていかなくては…。