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仕事について語りたい

年末年始のお休みも明日で終わり。音沙汰のない彼のことばかり投稿してきたが、月曜日からはまた仕事。こう見えて割と頑張っている。

誰も興味はないと思うが、気持ちを仕事モードに切り替えるためにも、少し趣向を変えた内容を綴ってみる。

私は、官公庁に勤務している。仕事内容としては、公共サービスの実現に向けた取捨選択と調整。

例えば、100億円あるとする。福祉、教育、産業、道路整備、…全部実現させようとすると300億円かかりそう、とかなるわけである。

これでOKを出してしまうと、最終的に破綻を迎える。これ、絶対だめ。

なのでまず、明らかに無駄な事業、提案を却下。次に、認めてあげてもいいかなっていうものについて、事業内容を精査、余分な事業費かかってるよねってところをバッサリ。

で、残った事業費についても、国から補助金もらえないかとか、細かく調べながら、一番コスパのいい方法を考えていく。

且つ、事業として既に走り出しているものなんかは、突発的な事故等で追加でお金がかかるんだけどどうしたらいいか、みたいな相談が絶えない。

これも、全部認めてしまうと大変なことになるので、じゃあ他の事業をどこか我慢しましょか、みたいな調整を細かく細かくかけていくわけである。

で、年明け、肝入りの施策をバッサリごっそり却下する、という悲しきお知らせが、圧強めのとある部局トップに通達されるため、おそらく怒鳴り込んでくるものと思われる。

前年まで何の忖度で認められていたのかは謎であるが、私は、怒鳴り込まれようがなんだろうが、税金の無駄遣いだと思ったらバッサリ切る。怒鳴りたければ怒鳴ればいい。絶対認めへん。

で、細かいお金の工面や計算、資料作りから、こういう壮大な半沢直樹ごっこみたいなことまでやっているせいで、毎日家に帰るのが深夜を回るわけである。

一昔前は、それこそ全然帰れないことを揶揄して「不夜城」とか「残業代で家が建つ」とか言われていたらしい。

正直、仮眠レベルではあるが、一応電気を消す瞬間はあるので「不夜城」ではないし、税金とか色々引かれるので、残業代だけでは小屋も建ちそうにない。

聞いた話によると、あまりに人間離れした生活なので、ポシャる人が多いらしい。確かに、廊下を歩いていると、他部署の先輩方から「その生活で鬱にならへんの凄いよな」と声を掛けられる。

一回倒れて入院したけどな、と心では苦笑いしている。で、その一番忙しくて、自分史上最も余裕のなかったときに、彼と連絡を取っていて、寝不足と疲労で訳がわからなくなり、今、こんな状態なわけで。

彼の写真は一枚もないのに、彼が飼っていた猫の写真だけは持っている。それを待ち受けにして、時々見ながら頑張っている。

私、ある意味すごいかも。どんな内容で書き始めても、最後ここに着地する。脳内回路がもうそうなってしまってるんかな。

やっぱり会いたい。顔を見て話したい。仕事頑張ってたら、神様がお願い叶えてくれるかな。とは言え、今年はさすがに異動願、出すけど。

とりあえず、彼のいない一日一日を、必死で積み重ねて行く。いつか目の前に現れてくれる日を信じて。

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