楽器の断捨離 私の青春、オーボエありがとうさようなら
私は断捨離が大好きで、定期的に行っています。
まだ使えるけど必要なくなったものは、年に3回くらい寄付金を支払って寄付先に送ります。
断捨離の作業中はアドレナリンが出て、ハッスルしちゃって止められない状態になります(^O^)
断捨離はもう慣れているから、いるいらないの判別はかなり早いです。瞬時と言ってもいいくらいです。
日々、頭の中でもうあれとあれは手放そうとなんとなく決めているし、もう手放すものもそれほどないので断捨離はすぐに終わります。
作業完了後に、引き出しとかクローゼットがすっきりしているのを見ると爽快な気分になります。
今も年末に向けて、断捨離しています。
小学校のプリントや書類の整理。
もう着ない服、サイズアウトした息子の服、使ってない花瓶などは、ダンボールに詰めたら寄付を申し込んで送ろう。
これはいつもの断捨離。
今回はそれにプラスして、大学生時代にオーケストラサークル活動で使っていた大切な楽器を手放すことにしました。
中古で買ってもらったオーボエ。
大学一年生のとき、音楽サークルに入ってみたかった私は、オーケストラサークルに入りました。
そして何の知識もないのに、難しいといわれるオーボエを選んでしまいました。
無知っておそろしいですね。
みんな楽器経験者でした。
その中で私はヘタだったけど、自分なりにがんばりました。
オーボエは、大学生時代いつも一緒にいた大切なパートナーでした。
大学4年間使った後はずっと実家に置きっぱなしにしていて、ほとんど忘れてたまま15年以上経っていました。
今年父が亡くなって、実家で母と大量の遺品を整理をしているときオーボエのことを思い出しました。
15年以上使わなかったし、この先の人生でもオーボエを吹くことはないと思い、ついに手放そうと決めました。
このままタンスの肥やしになるより、誰かが使ってくれる方がうれしい。
オーボエが私のそばからなくなっても、思い出はずっと残っています。
使わなくても思い出としてずっと置いておくというのもありだけど。私は使わないものが存在していることがあまり好きではありません。
楽器買取のお店に連絡して、梱包材を送ってもらいました。
断捨離に慣れている私でも、オーボエとさよならするのはいつもと違ってけっこう寂しかったです。
何度も、ありがとうと言いながら梱包しました。
梱包したオーボエを抱きしめました。
寂しくて泣きそうになりました。
そして、配送業者さんに手渡しました。
バイバイ。
私の青春そのものだったオーボエ、さようなら。
手放したことに後悔はしていません。
思い出の物を手放した分、今をもっと大切に生きようと思いました。