親と子であってもそれぞれ別の魂
私には娘がいます。
とてもとても愛しています☺️
でも私は娘が大きくなってから、小さい頃に娘の為を思って要らないことを植え付けていた事に気が付きました。
それは娘のインナーチャイルドや自信を喪失させる育て方だったと思います。
娘の外見は客観的に見ても美しく、幼稚園頃まではそのままでとても嬉しかったのですが、いつしか色気の様な美しさも感じるようになり、何か心配で、もっと慎み深く育てなければと思うようになりました。
今ではとてもおこがましく思いますが。
小学校中学年くらいから、可愛いと言ってあげてなかったと思います。
娘は都会的で、オシャレが大好きで、肌を露出したような服も好きで、色も派手好きでした。
それを強制的にやめさせる事は無かったものの、心のどこかでこれ以上外観に自信をつけさせてはいけないと思ってしまったのです。
友達も皆んな都会的で、小学生なのに子供だけでカラオケやゲームセンターやデパートに誘って来たりして、友達にも私はあまり肯定的ではありませんでした。
私は都会に馴染めず病んでいましたので、そんな娘を連れて遊びに行くのは自然の多い公園ばかりで、せっかく大阪に住んでいたのに楽しい施設に全然連れて行ってあげれませんでした。
家族で連れて行かなければならないと分かっていながら、私は引きこもりがちで、ある意味私が友達任せにしてたとも言えますが、もう少し歳相応な感じな友達が出来ないかなと思っていました。
その後色々あり、家族で島根県の実家に引っ越すことになりました。
娘はとても嫌がっていましたが、スマホをあげることで何とかおさめたのです。
私は自分が不向きで苦しかった都会から一気に人口の少ない山間部に引越し、心機一転凄く頑張り介護職を始めました。職員の皆さんは人として出来た人が多くとても良い職場でした。
しかし娘はだんだん学校に行かなくなって行きました。
夫、父,母はとにかく行かせようと叱る毎日。
私も職場の施設長に相談しながら、仕事の日数や時間を減らして娘を病院に連れて行ったりしました。
学校に行かない理由は色々ありすぎて本人も周りも何をどうしたら良いのか分かりませんでした。
引越しをしたせいなのかと負い目を感じ、何とかしなければと精神や脳について色々勉強しました。
どうやら起立性調節障害、ADHD.の特徴がある事が分かりました。
娘は私の母にうるさく言われるのが嫌でリビングに出てこなくなりました。一日中横になって運動はほとんどせず、身長は160センチなのに体重が40キロもない状態でした。
娘はとうとう学校も行かず勉強もしない自分をクズだと言ったり、死にたいと思うこともあると言うようになりました。
私は娘が学校へ行かなくてもいいと思うようになって、家にいて苦しくないようにしようと、家族を説得しました。
そして娘の趣味を褒めたり、メイクを褒めたり、ファッションを褒めたり、とにかくいっぱい褒めました。
小さい時に言ってあげなかった元々の容姿についてもいっぱい可愛いと言ってあげました。
中学校にはそのままほとんど行かず、高校は通信制高校に入りました。
いつしか、とても分別があり、ADHDの特徴はあるけども、優しくて強い子になりました。卒業後は大阪に行くそうです。バイトが出来るまで元気になりました。
私は娘を尊重して褒めて可愛がって信じただけです。
今では友達の様な関係です。私よりも強くて勇気があり、好きな事なら私を超えた能力を発揮する子になりました。
苦しい人の気持ちも人一倍分かる事でしょう。
本当に親のしつけや心配など、無用な物だなと感じました。
スピリチュアル的に言うと魂はそれぞれ違うので、親と子の関係だったからといって勝手に思った通りに育てようなんて思ってはいけなかったんです。
どちらが魂的に美しいかレベルが上か分からないのですから。
もうすぐ娘が大阪の専門学校に行く事になっていますが、もう島根に戻って来る事はないと覚悟しています。
「田舎のネズミと都会のネズミ」というイソップ寓話があるように、それぞれ向いた生き方をした方が幸せですからね。
遠くから精一杯の愛の波動を送りたいと思います😊
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