ずるい
レオ・レオニという名前はずるい
「レオ」が2回も
くりかえされていることはもとより
最後が「ニ」
これがもし「ニ」じゃなければ
たぶんそんなにずるくない
レオ・レオヌ
レオ・レオネ
レオ・レオノ
いや
「ニ」じゃなくてもそこそこずるい
蜷川実花という名前もずるい
「蜷」という漢字がとにかくずるい
「蝦」でも「蝸」でもなく「蜷」なのがずるい
ギリギリ読めてしまうし
ギリギリ変換できてしまう
しかも読み方が「にな」だぜ
世の理では「な」が先で「に」は後なはずなのに
「に」が先にきて「な」が後にくる
これはまちがいなくずるい
マーティン・スコセッシという名前もずるい
スコセッシ
たったの5文字なのに
サ行が3つもある
サ行率60%
もしかすると
サ行率が60%をこえると
なんでもずるくなるのかもしれない
たとえばと聞かれでも思いつかないけれど
とにかくスコセッシはずるい
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