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失敗を恐れず挑戦する勇気
【消防士として30年】若い世代へ伝えたい「失敗を恐れず挑戦する勇気」
消防士として30年のキャリアを積んできた今、若い世代に伝えたいことがあります。
それは、「失敗を恐れずに挑戦する勇気」を持ってほしいということです。
なぜ挑戦することが大切なのか
消防の現場は、命を守る責任が伴う仕事です。だからこそ、「ミスは許されない」と思いがちですが、それを恐れるあまり挑戦しないのは、もっと大きな問題です。
新しい技術、救助方法、装備の使い方、そして現場での判断力——どれも挑戦なしでは身につきません。挑戦しなければ、自分の可能性を狭めてしまい、成長の機会を失ってしまうのです。
私自身の失敗と学び
私も若い頃は多くの失敗をしてきました。
例えば、入隊して数年目の頃、火災現場でホース延長の指示を受けたのに、焦ってしまいスムーズに動けなかったことがあります。その時、先輩に厳しく指導され、自分の未熟さを痛感しました。しかし、その経験があったからこそ、「準備の大切さ」「冷静な判断」「チームワークの重要性」を学ぶことができました。
失敗は決して悪いものではなく、次に生かすための貴重な経験です。失敗しなければ得られなかった気づきや成長があります。
若い世代へ伝えたいこと
① 失敗を恐れず、一歩踏み出そう
どんなにベテランになっても、最初はみんな初心者です。最初から完璧にできる人はいません。失敗を避けるのではなく、「どうすれば次に成功するか」を考える習慣をつけましょう。
② 素直に学び、成長し続けよう
先輩のアドバイスを素直に聞くことも大切です。ときには厳しい指導もあるかもしれませんが、それはあなたの成長を願ってのこと。悔しい気持ちをバネにして、次に生かしましょう。
③ 仲間と支え合いながら挑戦しよう
消防はチームワークの仕事です。一人で抱え込まず、仲間と助け合いながら成長していくことが重要です。失敗した時は支えてくれる仲間がいることを忘れずに、安心して挑戦してください。
最後に
消防士として30年、この仕事を続けてきて思うのは、「挑戦し続ける人が一番成長する」ということです。挑戦することでしか得られない経験があり、それが自信につながります。
これからの消防を支えていく若い世代が、失敗を恐れず、前向きに挑戦し続けてくれることを願っています。
あなたの勇気が、未来の消防を強くする。
ともに学び、成長していきましょう。