加齢によるパフォーマンスの低下(仮説)
私は47才のアスリートであるが、
加齢によるパフォーマンスの低下を感じている事は今のところない。
目標種目(アイアンマン)に対して最適化してるので、相対的にスピードが要求される種目のパフォーマンスが落ちているだけと考えている。
一方で怪我に対するリスクの増加と、スピードが低下している事は確かであるので、加齢によって制限されるもの(原因)を順に考えてみたいと思う。
筋力(四肢)
筋力といっても、速筋と遅筋がある。
この違いは乳酸閾値と類似だと考えている。
スピードor持久力かとも置き換えられる。
どのゾーンで練習するかでどちらを鍛えるか考えれば良い。練習で工夫出来る項目であるのでここは割愛する。
心肺機能
肺(取り込み)と心臓拍動量(送り出し)と血中成分(伝達機能)による。今の自分は47才で理論値170台に対して実測190台なので、ここが律速事項になる事はない。はぁはぁが耐えられない人はここが問題。最大量を伸ばすトレーニングが必要だが、おそらく若いうちに鍛える項目だと思っている。
体幹(腹筋、背筋)
全てのトレーニングの土台である。ここが固定されないと、体の無駄な動きに繋がるので、最も大事だと考える。体幹がしっかりしているから、筋力が活きる。体幹がないまま末端の筋力を鍛える事はありえない。おそらく大多数の市民アスリートはここがいちばんの攻め所だと思う。
筋肉(関節)の柔軟性
そこそこトレーニングレベルの高いアスリートの加齢によるパフォーマンスの低下の1番はここではないかという現在の仮説。水泳では関節の柔軟性、バイクとランニングは関節の柔軟性、ランニングはそれに加えて大腿の柔軟性でストライドが縮まる。大腿の柔軟性で律速するのは大腿四頭筋(前腿)だと考えている。
大腿四頭筋の柔軟性が落ちる→股関節の可動域が縮まる→ハムストリングスとのバランスが崩れる
これがストライド量の低下によるスピードの低下と、ハムストリングスの肉離れに繋がっているのではないかという仮説。
股関節の可動域は関節と筋力の柔軟性との組み合わせであると考えている。
加齢のせいというのではなく、使ってない(ケアしていない)筋肉の柔軟性低下がスピード低下に最も影響しているのではないか。
今後の取り組み
2025年は大腿四頭筋の柔軟性をランニングのパフォーマンス向上に繋げていきたい。仮説、検証の繰り返し。同じことをやっていても伸びないから。