FIRE FIGHTER ACADEMY

消防士の基礎知識となる情報を発信していきます。理論や戦術は様々で全てを否定するわけではなく、現場活動の一つの引き出しとして参考にでもなれば幸いです。消防士でない一般の方にも有益な情報となるような救護処置や防災知識を発信しますので、よかったらご覧ください。

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最近の記事

火の成長

火が成長するには条件が必要となります。 化学的な定義では、燃焼に必要な要素として、、、 ①可燃物または燃料(燃えるもの) ②空気(酸素) ③熱源 ④化学連鎖反応 以上の4要素が燃焼に必要な要素とされています。このうちのどれか一つでも欠けると燃焼は続かなくなり、火は成長せず消えていきます。 例えば、火のついた蝋燭(ろうそく)をビンなどで覆うと、ビン内の空気が次第に無くなり、火は消えてしまいます。 これは、燃焼の要素の②空気(酸素)が不足したことによります。 こ

    • 火とは?

      火とは「エネルギー(光と熱)の放出と、燃焼生成物をもたらす急速な化学反応」と定義されています。 また酸素と化合して発熱するため「酸化反応」とも呼ばれます。 燃焼とは①発熱を伴うこと②光(多くが炎)を発生させることの2つが条件となる。 消防士はただやみくもに火に対し水をかけて消火するわけではなく、科学的根拠のもとに活動を行わなければならない。 火災科学のもとに、可変的な火災性状を見極め消火する。 火災現場に同じ現場はない。 現場状況に応じた戦術を繰り広げなければ命取

      • 火災について

        2020年現在、近年の建物火災における火災性状は時代の変化(耐熱化、原油製品の増加、高層化など)共に大きく変わりつつあります。 従来の火災戦術では対応困難となる火災に対して、消防は常に理論や検証を基に戦術のアップデート(更新)が求められています。 従来の木造建築構造は日本建築構造の主流であり、これまでに大きく日本の建築構造を支えてきた建築手法であります。 近年では、木造の弱点とされてきた火に弱い特性から耐火造、防火造と建築技法の進化により、これまで弱点とされてきた火(ま

        • 結局、すぐやる人が全てを手に入れるまとめ

          1. 即断、即決、即行動の違い。チャンスは全員に平等に与えられるが、すぐに飛び乗れるかどうかの違い 2. 視座を変える。どう動けばいいのか?周りがどう動いて欲しいと思っているのかを考える。 3. 時間は有限だが、打つ手は無限である。 4. 自分以外の力を使う、借りる。→人、モノ、金、知識、情報、スキル、ノウハウを使う。(頼る) 5. 人生には成功と失敗がるのではなく、「成功」と「成長」がある。失敗しても前向きに(成長)と捉え、次に失敗しない対策を取れば大丈夫! 6. 確実に早

          レバレッジ・リーディングまとめ

          レバリッジ・リーディング 1. 読書とは、「投資活動そのもの」 2. 読書ほど格安の自己投資は無い。読書こそ最強の投資。 3. 本を書いた人が何年もかけて体得したノウハウを、わずか一冊の本から体得出来る。 4. 時間は生まれた時から24時間と平等である。だから工夫して要領よく小効率をあげないと本を読む時間すら出来ない。 5. 読書を読書活動でなく、経済的行為と捉える。 6. 本を読んで得た知識をビジネスに活かす事が絶対条件とする。 7. 本を読む目的を明確にする 8. 常に目

          レバレッジ・リーディングまとめ