最近話題の・・「コーストFIRE」について解説します!
こんにちは。FIREコンサルトレーナーです。
今回は最近話題になっている「コーストFIRE」 について解説していきたいと思います。
コーストFIREは、FIREの一形態で、必要な老後資金を早い段階で蓄え、その後は全額を貯蓄に頼るのではなく、生活費を働きながら賄うというアプローチです。いわゆる“コースト”という表現は、経済的なゴールに向かって「流れに身を任せる」という感覚を指しています。
たとえば、30代で老後資金をある程度蓄えたとしましょう。この資金は市場での運用により、退職時には十分な額に成長していると仮定します。
一方、その間の生活費は、フルタイムやパートタイムの仕事から得る収入でまかなうことで、過度な労働や節約を強いられることなく、比較的自由なラ
イフスタイルを実現できるのです。
1.コーストFIREのメリット
1. 精神的な余裕
完全なFIREを目指す場合、生活費のすべてを投資のリターンに頼る必要がありますが、コーストFIREではその必要がありません。働くことで生活費をまかなえるため、経済的なプレッシャーが軽減され、精神的な余裕が生まれます。
2. 好きな仕事や働き方を選べる
完全FIREでは「仕事を完全に辞める」ことが前提となりがちですが、コーストFIREでは「好きな仕事を好きなペースで続ける」という柔軟性があります。情熱を持つ分野や興味のある職業に集中するチャンスともいえます。
3. 投資リスクの軽減
老後資金の運用に時間をかけられるため、リスクを抑えた長期投資が可能です。過度なリスクを取らずに済むため、マーケットの変動にも冷静に対応できるでしょう。
2.実際にどう始める?
コーストFIREを目指すためには、以下の3つのステップが重要です:
1. 必要な老後資金を計算する
まず、自分が老後に必要とする資金を明確にしましょう。たとえば、年間300万円の生活費が必要で、リタイア後30年間生きると仮定すると、単純計算で9000万円が必要です。これにインフレや運用益を考慮した額を加味します。
2. 初期投資目標を設定する
次に、老後資金を運用するための初期投資額を計算します。たとえば、年間5%のリターンを期待する場合、30歳時点で2000万円を投資すれば、65歳までに約9000万円に成長すると見積もれます(複利計算を使用)。
3. ライフスタイルを調整する
コーストFIREを実現するには、現在の収入と支出のバランスを見直し、貯蓄と投資を優先する期間を設ける必要があります。また、必要資金を確保した後は、生活費を賄うために自由度の高い仕事や副業を選択しましょう。
3.コーストFIREがもたらす新しい価値観
コーストFIREは、「完全な引退」だけがゴールではないという新しい価値観を提案しています。経済的な自由とともに、自分の時間を大切にし、充実した人生を追求する手段です。
これからのライフスタイルを考える際に、ぜひコーストFIREという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
4.まとめ(個人的な意見)
いかがでしたか?
コーストFIRE・・正直なところ、FIREというには少し趣が違うのかな・・と思わないでもないです。個人的にはやはりサイドFIREやバリスタFIREが現実的なのかなという印象です。
しかしながらFIREの枠組みに入れ込むかどうかの議論はさておき、「考え方」としては「あり」で他のFIREよりも目指しやすく、そして到達しやすいという意味では目指す価値はあるのかなと考えております。
また、私自身「コーストFIRE」は明確に達成していると言える状態ですので、それはそれで1つの自信になったのが収穫だと捉えております。
では今回のお話は以上となります。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!