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どうして”国際”?福岡国際子ども食堂&居場所

今回は、FIRAの活動の一つである「福岡国際子ども食堂&居場所」についてみなさんにご紹介したいと思います。

どうして”国際”子ども食堂なのか

数年前から全国で子ども食堂が盛んになり、子どもに無料または少額であたたかい食事や空間を提供している団体も増えてきました。
しかし、子ども食堂とはどんな場所なのか、いつ・どこで行われているのか、外国からきたお父さん・お母さんにとっては、それらの情報にアクセスすること自体ハードルが高く、なかなか利用することができません。

そこで、外国にルーツをもつ子どもたち、そのお父さん・お母さんが気軽に来られるような居場所を作りたい!と始めたのがこの「福岡国際子ども食堂&居場所」です。そしてこの活動は外国にルーツを持つ人に届けるだけでなく、国際交流・異文化理解の場として、誰でも参加してほしいと思っています。

外国にルーツを持つ子どもたちをとりまく環境

・親の仕事の都合で、夜や土日に一人ですごしている居場所のない子どもがいる
・学校の勉強や宿題がわからなくても、誰にも聞けない子どもがいる
・同じような背景を持つ友達が近くにおらず、孤独を感じている子どもがいる
・母国語・母国文化を学ぶ権利があるが、学ぶ機会があまりない
・日本の学校では多様なルーツの子どもが増えているが、子どもには異文化理解の機会が少ない

私たちの活動は「子ども食堂」という形をとっていますが、食事の提供そのものよりも、みんなが気軽に立ち寄って心地よく過ごせる「居場所」の提供を大事にしています。その居場所の中で上記のような課題を解決できるように取り組んでいます。

また、お父さん・お母さんも外国(日本)での育児に不安を抱えていても、悩みを相談できる人が近くにいなかったり、言語や制度の壁で必要な情報にアクセスできず、困っている場合があります。子どもと一緒に子ども食堂へ来て、情報交換をしたり、他の保護者と交流したりして、ほっとできる居場所にしたいと考えています。


福岡国際子ども食堂&居場所の活動

〈活動概要〉
日時:土・日曜日の14:00~19:00
場所:梨庵(福岡市博多区)
・母語学習/日本語学習/英語学習/交流・遊び など
・みんなで食べる、おいしいごはん
・ときどき、地域行事に参加・社会見学

※2024年10月現在の情報です。日程等、変更する場合があります。

保護者がネパール語やベトナム語などの母語を使ってお話してくれたり、
ダンス講師が言語を必要としない楽しい表現の場を提供してくれたり、
英語教師が英語の歌や遊びを取り入れてくれたり、
留学生が母語を使いながら日本語を教えてくれたり…

他にも多様な大人のサポートによってこの活動は成り立っています!

国籍・ルーツ関係なく、自由に交流して、ゲームをして、勉強をして、体験活動をして、楽しい空間をみんなで一緒に作っていきます!

活動の日程・場所等は、Facebookでも更新しています。
詳しくはFIRAまでお問い合わせください。