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小学校就学ガイダンス2024
これから日本の小学校へ通う予定の外国ルーツの子どもがいる家庭を対象とした就学ガイダンスを行いました。
【外国ルーツの子どものための小学校就学ガイダンス・相談会】
2024年11月30日(土)@吉塚 (ベトナム語・ネパール語通訳あり)
第1部:日本の学校についての概要
第2部:日本の小学校に通っている海外ルーツの子どもの体験談
第3部:日本の小学校に通っている子どもがいる親の体験談
次の4月に入学する子どもたちだけでなく、小さいお子さんを連れた保護者や、来日したばかりでこれから小学校に編入するお子さんのいる保護者が、日本の学校について理解を深めるために参加してくれました。
第1部:日本の学校についての概要
日本の学校制度や入学までの手続き、学校で必要な費用、学校生活、学童、PTAの話など学校に関わる様々なトピックを入れてガイダンスを行いました。
第2部:小学校に通っている海外ルーツの子どもの体験談
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第2部では4人の小学生が学校のこと、勉強のこと、友達のことなど自分の体験を話してくれました。
・日本語がわからずクラスで何をするのかわからなかった時に、みんなが助けてくれた。
・学校に入ったときには友達と距離があったが、だんだん私のことを理解してくれた。仲良くなってから、「最初は外国人にどう話しかけていいのかわからなかった」と聞いた。
・自分とは別の国から来た子ともたくさん話して仲良くなれた。
・漢字の学習がだんだん難しくなってきた。辞書で調べたり、何度も書いたりして覚えるといいよ!
第3部:小学校に通っている子どもがいる親の体験談
小学生の子どものお父さん・お母さんに学校とのやりとりや子どもの様子などのお話を聞きました。
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自分自身、日本語がそんなにわからないので、サポートをしてくれる人との繋がりが大切。それによって学校からのお知らせがわかったり、担任の先生や学校とコミュニケーションがとれるようになった。
子どもは在籍学校での日本語初期指導はもう終わったが、拠点校へ通級しての教科学習は続いていて、たくさん学んでいる。親は送り迎えが大変だけど、子どものために必要なことだと思う。
保育園では親が迎えに行くときに担任の先生から様子を聞いたりお知らせを教えてもらったりする。一方で小学校では子どもたちが先生から聞いてきて、あとはお知らせの手紙から理解しなければならない。日本人であっても、どの行事に親が参加するのかわからないことがある。わからないときにすぐに質問できる人がいるといい。
学校以外にも地域の支援がたくさんある。FIRAだけではなくて、公民館や日本語教室など家から近いところにもあるはず。様々な人と交流ができる場所、学校・家とは違う居場所に連れて行ってあげると子どもの良い成長の機会が得られる。
どうやってママ友・パパ友を作る?学校での子どもの日本語指導はどうなっている?など参加者の疑問にも答えながら保護者のリアルな声を聞くことができました‼
まとめ
参加者アンケートでは、以下のようなコメントを頂きました。
・小学校入学を控えたこどもを持つ親にとって非常に有益だった
・学校に入学するための手続きの仕方がわかってよかった
・就学についての疑問を解決することができた
外国から来たお父さんお母さんは、子どもたちが日本での学校生活に早くなじめるよう、学校のことをよく理解したい、子どもたちにできる限りのことをしたい、と思っていますが、情報収集が困難なこともあります。
また、外国人であるかどうかに関わらず、子どもの学校生活におけるささいな疑問がたくさん出てきます。「これは何?」「どうしたらいい?」と気軽に聞けるパパ友・ママ友や地域の人がいると安心です。
FIRAでは外国にルーツのある人を対象とした日本の制度や生活に関するガイダンスを行ったり、個別の相談を受けたりしています。お困りの方がいれば、ぜひお声かけください。