本を。
同じ職場の非常勤の方と、仲良くなった。
好きなもの、好きなこと、好きな雰囲気、似ているところが話せば話すほどお芋掘りみたいにでてくる。面白い。
その方は、よく海の外にある様々な国に、風船のような軽さでふわふわと行ってしまう。
憧れるほどのフットワークの軽さである。
だから、私が持ち合わせていない「地球の歩きかた」を沢山持っていて、それを聴くのもまた楽しい。
そんなある日、その方からある本をオススメしていただいた。控えめに言って最高であった。
パリのあらゆる場所で働き、生き、そして奮闘している日本人の物語。
言葉にするのは難しいけれど、心の中がトキメイた。
私もお礼と言ってはなんだが、本を貸した。
本の貸し借り。いいなあと思った。
大人になっても誰かと好きを共有できて、交換もできて。身の回りに便利なものが溢れかえっているこの世界でも尚、こうやって人と人とのつながりを持てることを。
控えめに言って最高だ。