気付いてほしいし認めてほしい家事育児
こんにちは、あんぱんママ◎です。
私は1歳の女の子を育てながら働くママです(今はダウンして休職中)。
夫と家事育児に奮闘中です。
気になるお題『#家事分担の気づき』を見つけたので、参加してみることにしました!
夫と私はケンカすることもなく、家事はちゃんと分担できてると思っていました。
しかし『それ』が始まってから気づきました。
『それ』とは、育児です・・・・・・・
『家事育児の"ちゃんとした分担"は無理だ』と。
家事育児の分担がムリな理由
『家事育児責任者 ママ』の構造
『子ども』という存在ができると、女性の世界と男性の世界は全然違うものになるんだと思います。
女性は妊娠すると身体がどんどん変わっていき、つわりや食事制限、痛みも伴う検診、そして命を懸けた出産などなど…これは男性には経験できないもの。
男性には当然理解する努力はしてほしいけど、当事者意識をもって100%理解することはムリだと思います。
さらに出産時は、女性が産院に入院し、入院期間中に授乳の仕方やおむつの替え方、沐浴の仕方…などを教わります。
で、退院後にそれらを夫に教える、と。
無意識のうちに『育児はママ(妻)が教えるもの』構造ができちゃうんじゃないでしょうか。
こうして『家事育児責任者 ママ』ができあがると。
それに、育児って新生児から同じことをずっと続けてればいいわけじゃなくて、知識とスキルの向上が求められる仕事。
(例えば生後5ヶ月くらいになると離乳食が始まります。離乳食一つとっても食材の選び方や作り方、あげ方など本当に学ぶことがたくさん)
ママが知識とスキルの向上を担い、トライ&エラーを繰り返してようやく見つけたベストソリューションをパパに伝授する、と。
(一緒になってトライ&エラーできるパパは超~~~~素晴らしいです!
ちなみに「トライ&エラー」とは、口出しだけじゃなく、一人でor一緒に手を動かしながら自分も苦労することを指します)
最近は育休をとるパパも増えてますが、パパのほうが早く職場復帰するご家庭が多いのかなと思います。
さらに、ママも復帰する際には時短勤務にしたり『ママが仕事をセーブ』する傾向も強いと思います。
そうすると『家事育児責任者 ママ』の構造は、ママが職場復帰しても解けないわけですよね。
『名もなき作業』だらけの家事育児
『分担』するには作業が明確に洗い出されてないといけない。
家事育児ってこの『作業の洗い出し』が難しい仕事だと思います。
大人の仕事においても『作業の洗い出し』って結構難しいのに。
『育児』って『子ども』というイレギュラーのかたまりを相手にする仕事ですからね…。
『名もなき作業』だらけなんですよ、本当に。
(例:天気予報をチェックして子どもの服装選び(ヤバい、今日ちょっと暖かそう、春服引っ張り出して…)オムツの在庫確認(保育園のストック足りてたっけ?)『朝ごはん足りない』モードへの対応(バナナ出す?)…朝、家を出るまでのほんの一部でこれだけの『名もなき作業』)
しかも、前段で述べた通り、知識とスキルを向上させ続ける仕事なので、頻繁に『作業の再洗い出し』が発生する気がします。
なので、『ちゃんとした分担』は結構厳しいと思ってます。
『ざっくりした分担』ならできます。
朝の保育園送りはパパ、夕方の迎えはママ、みたいな感じ。
でも、ママも仕事しながら『名もなき作業』だらけの家事育児こなしてる中で、パパに「ウチは家事育児しっかり分担してて、俺超やってるし!」みたいな態度とか、自分の役割終わったからといって『自分時間』を過ごされるとイラッとしますよね。
(極端な例ですが、家事してるママを横目にスマホゲームとか。。。)
パパは家事育児責任者になれない?
パパがその気になればなれると思います。
ただし、働き方を変えないと難しいかと。
ただ子どもからすると『常にママが2人』状態はあまり健全ではない気がしますね。
あれこれ細かく手を焼いてくれる人(ママ)と、おおらかでちょっと危ない遊びにも付き合ってくれる人(パパ)という家庭のほうが子どもにとっては心地いい環境のような気がします。
『常にママが2人』にならずとも、ママが働いてる期間にパパが一定期間仕事を休んで『責任者』業をやってみるのもいいかもしれませんね。
他にも、『男性脳と女性脳のちがいで男性は細かいことに気付きにくい』など男女の遺伝子レベルの差などもありそうですが…
アレコレ述べたように、私は『家事育児の"ちゃんとした分担"はムリ』だと思っています。
『ちゃんとした分担』の代替案
『ざっくり分担』の限界
我が家は『ざっくり分担』でしばらく運営していました。
「夫は仕事が忙しい中でも、決めた役割はやってくれてるんだからありがたいと思わないと…」と自分に言い聞かせて。
ただ、すごく自分の中でモヤモヤが溜まり続けてて。
ある事件をきっかけに大爆発してしまいました。
家に帰ると、在宅勤務の夫が昼食に使ったお皿が、シンクに置かれていました。
夫からすると「ただ洗い忘れただけ」だったようですが、
私にとっては一大事件でした。
家に帰って猛スピードで夕食を作らなければならないのに、なぜ仕事を増やす?少しくらいなら他の食器と一緒に洗ってもらえると思った?私が時短勤務だから「これくらいやれ」という暗黙のメッセージ?
とにかくこの『昼のお皿』が夫を悪人に仕立て上げ、私の怒りは頂点に達したのです。
でも夫とケンカでぶつかり合ううちに、あることに気付きました。
「私のしていた『名もなき作業』に夫は気付いていないのではないか。
私のモヤモヤは『気づいてもらえないこと、感謝されてないこと』なんじゃないか」と。
相手の行動に感謝する習慣
私はある提案をしました。
それは
「一日の終わり、お互いにやったことを感謝し合う時間を設けよう」
というものです。
私(ママ)も人間なので、家族のためにやったことはお礼を言ってもらいたいし感謝してもらいたい。
しかし「今日、お風呂掃除の洗剤買ってきたよ。ありがとうって言って!」「保育園の支度したよ、ありがとうって言って!」などと毎度毎度注文するのは正直しんどいです。
また、夫からしても仕事でクタクタの中、家事育児をこなしているのに、『昼のお皿』事件で一気に悪人に仕立て上げられるのは不本意だったと。
私も夫への感謝ができてなかったなと思いました。
「一日の終わりにありがとう」の効果
まだ運用を始めたばかりなので効果検証中ですが、現段階の効果を書いておきます。
相手のポジティブな行動に注目するようになった
『名もなき作業』を伝えられるようになった
これまで私がやっていた『名もなき作業』を夫が自発的にやってくれた
こまめに「ありがとう」と言ってもらえることで、それまで感じていた一人相撲感が少し軽減された
育児において困ったことを相談・共有して戦友感が醸成できる
と、正直メリットしか感じてません。
今後は「『名もなき作業』に対する期待値のすり合わせ(夫からすると不要に見える作業があるかも)」という効果も期待しています。
リスクとしては『頑張ったアピール競争』になってしまうことですかね。
『この時間はお互いに感謝し合う時間』だということを絶対忘れないよう気をつけたいと思います。
忙しい毎日をおくっていると、毎日この時間を設けるのは難しいかもしれません。
しかし、週に一回でもこういう時間を作ると、自分が気付いてなかった相手の行動や思いに気付けたり、家庭におけるモヤモヤが軽減されると思います。
総括
家事に『育児』が加わると、生物学的な理由から女性が『当事者』にならざるを得ない。どうしても『家事育児責任者 ママ』の構図が生まれがち。
家事育児は『名もなき作業』の連続。『ちゃんとした分担』はなかなか難しい。
『ざっくり分担』だけでは我が家はダメでした。私の心が狭すぎるだけかもしれませんが『名もなき作業』にも気付いてほしいし感謝もしてほしい。
「一日の終わりにありがとう」で相手のポジティブな行動にも注目できる、『名もなき作業』をアピールできる…など、今のところは恩恵を感じています。
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が何かお役に立てたらうれしいです。
それぞれのご家庭で一番心地いい方法が見つかりますように!
#家事分担の気づき