自分で何か作るのはしばらくやめることにしました
「『私の作った曲を聞いてください』とか『私の文章を読んでください』なんてのは、保険の押し売りと同じで迷惑なのよ」
福祉の職員に言われた言葉です。
この言葉を聞いた瞬間、
私の中の創作意欲が消えてなくなってしまい、
小説が書けなくなりました。
手芸もしなくなりました。
世間知らずなので最近まで気づかなかったのですが、世の中では『プロではない人の手作りは迷惑』というのが一般的な意見のようですね。
先日、60歳以上向けの雑誌に、こんなことが書いてありました。
そのあと、
私の好きな芸人さんがテレビでこんなことを言っていました。
「夫の手作り餃子が不味くて困っている。冷凍の餃子のほうが美味しいのに」
という悩み相談への答えです。
このあと、
味の素の冷凍餃子を買いに行きました。
簡単に焼けて美味しかったです。
もう餃子を自分で作るのはやめます。
そういえば、昔はバレンタインのチョコといえば手作りでした。でも、いつのまにか「買ったほうがいい」世の中になりましたね。
手作りのものを売るミンネとかも、今はお店で売ってる既製品なみのクオリティが多いですね。
「手作りの味」なんて、
結局、不完全の証拠みたいなもので、
いらんものだって、
みんな気づき出したのね。
思い起こせば、私の作ったものって、
誰にも喜ばれていない。
前から、
「お前の作るものなんか見たくない」
というメッセージを、
周りからうっすらと受け取ってきた。
お菓子を作ると、周りから、
「なんでお前の作ったものなんか食べなきゃいけないんだ」
という反応をされ、
友達に小説の話をしたら、
ノーコメントで話題を変えられ、
餃子作るの好きだったのですが、
時間がかかりすぎて、
「まだできないの?」と言われ、
ビーズアクセサリーを作ったら、
全く売れず。
(自分で身につけて使っています)。
ネットに載せた文章も、
全くアクセスがなく、
とどめに、
福祉の職員から、
「迷惑」
とはっきり言われる。
なので、
しばらくの間、
自分で何か作るのは、やめることにしました。
自分の中から、創作意欲も感性も、
何もなくなってしまって、
最近、何を見ても何も感じません。、
感性を取り戻したい気持ちはあるのですが、
どうしたらいいかわかりません。
なので、しばらくは、
何も作らないことにしました。
でも、何かを作りたい気持ちって、人間の中には当たり前にあるものなのではないですか。
プロじゃないと作ってはいけないんですか?
売れるものを作れるようになるまでには、それこそ何度も練習して失敗もしなきゃいけないのではないですか?
不完全なものは存在してはいけないのですか?
なぜ、世の中は未熟なものにこんなにも不寛容なのでしょう?
完璧なものに慣れすぎたのでしょうか。
いろいろ納得がいかないし、
冒頭の福祉の職員の言葉も、本来創作をする人には言ってはいけないきつい言葉だと思いますが、
しばらく手作りはお休みしたいと思います。
お読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは、学習・創作のための資料、趣味、生活費などに使わせていただきます。