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本好き300人に聞いた「読書にハマるキッカケとなった一冊」全作品紹介①

はじめに

 少し前のことですが、「読書にハマるキッカケとなった一冊」という質問でアンケートを取りました。本好きに「好きな本」を一冊教えてください、と聞くのは酷だと思ったからです。

  本というのは不思議なもので、出会う時期や状況が違えば、その本の味わいや読み心地も全く異なるものになりえます。あれだけ夢中になった本も、時間が経って読み返してみたらなんてことのない一冊だった、という経験は誰にでもあることでしょう。

  すなわち本の記憶とは、その本の内容自体に留まらず、その本と出会った時の自身が置かれた状況や環境、精神状態とも深く結びついた、あとからは決して再現することのできない、あの頃の私の記憶でもあるわけですね。

  今回は、回答頂いた300余人の皆さんのそんな特別な一冊と、その本にまつわる思い出のエピソードを以下にまとめてみました。今これを読んでいるあなたにも、「読書にハマるキッカケとなった一冊」がきっとあるはずです。自分の「一冊」はなんだったろうと、ぜひそんなことを思い返しながら読んでみてください。 


※参考のため、以下に作品のリンクを貼っていますが、アフィリエイトではございません。

※全てのコメントを一度に載せるとページが重くなるため、①と②に分けています。また、エピソードは回答順ではありません。




○絵本/児童書 他

◾︎『めっきらもっきらどぉんどん』

子どものころお母さんが毎日読み聞かせをしてくれてて、その中でも特に面白くてワクワクした本。でもこの本が1番のキッカケかと言われたらよくわからない。でも本を読むようになったのはこの読み聞かせがあったからかなーとは思う。

女性 20代

幼少期に読み聞かせてもらったことをきっかけに本は面白いものあることを認識した。その後読むことになる活字の書籍にもあまり抵抗なく触れられた気がする。

男性 20代

◾︎『ふしぎなかぎばあさん』

いつのまにか出会っていました。シリーズは全巻買って、何度も何度も読みました。おばあちゃん子だった私にとって、かぎばあさんの世界は安心できる居場所でした。

女性 20代

◾︎『王さまと九人のきょうだい』

小学校に上がったばかりの学校探検(どこに何の教室があるか)の時間で図書館で読み聞かせしてもらった本です。内容はあまり覚えていませんが、図書館に通い詰めて年間100冊以上の本読むようになりました。

女性 30代

◾︎『初雪のふる日』

私が4歳くらいの時に読んだ絵本です。ある女の子がけんけんぱで遊んでいたら、いつのまにか白うさぎの群れに異界へ連れて行かれてしまうという内容です。
当時私は、もし異界から女の子が生きて帰れなかったらと思うと、虚しく凍えるような気持ちになりました。
ここから、人に日常世界ではなかなか体験できない情動を引き起こす本という存在にハマっていった気がします。

女性 20代


◾︎「くれよんのくろくん」シリーズ

小さい頃に何度も読み返した、今でも大好きな本です。この本を読んだ後すぐに、画用紙を黒く塗りつぶし、シャーペンを使って絵を描いたことを覚えています。色んな絵本の裏表紙に絵を描きまくりました(笑)

女性 10代


◾︎「バムとケロ」シリーズ

小学生1年生の時にバムとケロを読んで読書感想画の題材にしたら特選に選ばれて嬉しかった思い出があります。

女性 20代


◾︎「エルマーのぼうけん」シリーズ

保育園の年長組の頃、外遊びで皆いなくなる中、一人室内で繰り返し読んでいた。

女性 40代

◾︎『パンやのくまさん』

小学校入学時から読書好きだったので、幼少期に読んでいた本の中で記憶に残っている一冊を書きました。母親に読んでもらったり、文字が読めるようになってからは自分でも繰り返し読んだ記憶があります。他に五味太郎やはらぺこあおむしなども好きでした。

女性 30代

◾︎「おはなしりょうりきょうしつ」シリーズ

小さい時、体調を崩すとかかりつけの病院へ行っていた。その病院に置いてあったのがこの本。読書ではないけれど、母が読み聞かせをしてくれました。

女性 20代

親戚にプレゼントしてもらいました。最初は読むと褒めてもらえることがきっかけだったと思います。

女性 10代


◾︎「かいけつゾロリ」シリーズ

私が覚えている限り1番最初に自分で読んで本を読むことの楽しさを知った本です。今では国内外問わず沢山の本を読みますが、この読書生活の起点は間違いなくこの本だったと思います。

女性 20代

それまで読み聞かせをしてもらって絵本を楽しむ、が読書だった僕のそれを、文字ばかりの本を読む楽しさへと繋いでステップアップさせてくれたシリーズ。小学一年生の頃にどハマりしたが、今思い返すと僕を読書好きにしてくれた最大のきっかけはこのシリーズだと思う。

男性 20代

小学校低学年のころ、「何となく好きそう」と親が図書館で借りてきたかいけつゾロリシリーズをきっかけに、親の思惑以上に読書と図書館が好きになりました。低学年のうちに学校図書館の児童書は大方読み尽くした気になり、大人向けコーナーの小説にも手を出し、20代半ばを迎えた今まで至ります。

20代

◾︎「ルルとララ」シリーズ

小学校の中高学年あたりに絵本よりも児童文庫を読むようになりました。お菓子作りのレシピも載っているシリーズ作品で、朝読書の時間も図書室での自習時間も家でもずっと読んでいました。その本でお菓子作りも沢山挑戦したり、とても思い入れのある本で大人になってからゆっくり、ルルとララシリーズを集めています。

20代  女性

小学生の時に読んだこの話は、キラキラした世界観がとても可愛くて好きだった。お菓子のレシピが実際に載っていて、絵も素敵だった。シリーズで物語がたくさんあるので楽しめます。

女性 20代

◾︎「なんでも魔女商会」シリーズ

小2の時このシリーズにどハマりし、本の面白さに気づいた。世界観が可愛くて好きだった。

女性 10代

◾︎『星モグラサンジの伝説』

今は読書家と言えるほど本読んでいないが、小学生の時に読んだとても記憶に残る1冊。挿絵があり、漫画のように絵が浮かんだ。ぶっ飛んだ設定が気持ちよく、主人公の無敵感が好きだった。

女性 20代

◾︎『竜退治の騎士になる方法』

小学生の頃、「小学生100冊読書日記」という100冊の本のリストとそれを読んだ感想を記入する欄がある本を親に買い与えられました。その中で出会った一冊が「龍退治の騎士になる方法」です。日常からじわっと龍の現れる日現実感に惹き込まれ、戦闘描写などにもドキドキした思い出があります。その後中学生になってライトノベルのファンタジーにハマっていくのですが、この本が1番のきっかけだったのかもしれません。
最近、その読書日記の感想欄を読み返したのですが「はじめて本にひきこまれた!」と書いてあり、当時もすごく感動してたんだな〜と改めてわかって良かったです。

男性 10代

◾︎『雨ふる本屋』

学校の図書室に置いてあり、本の題名が持つ不思議な力に惹かれ、初めて本を手に取りました。

男性 10代

◾︎『くじゃくいろの童話集』

私の小学校の図書館は「低学年は絵本コーナーから一冊借りなければいけない」というルールがあったのですが、家にある本や地域の図書館の本を小学校に入る前からたくさん読んでいた(「こぎつねきっぺ」と「ブンダバー!」が好きでした) 私にはどれも短すぎ、また同級生からいつも出遅れるせいで私の番には手垢にまみれて触りたくないような本しか残っていませんでした。そういうわけで毎週やってくる図書の時間が大嫌いでした。

ある週、カモフラージュ用の絵本一冊を持った私は貸出カウンターの横にある『色の名前が書いてある本』を並びながらさっと二冊抜き取りました。偶然貸出係が優しい先生だったので、ちゃんと全部読むという条件付きで三冊全部借りられました。内容は異国の話のオムニバスで、一文無しの若者や不自由な夢見るお姫様が出てきたような気がします。

結末が見事で胸が苦しくなるようなものもあれば、晴れた外を眺めたくなるものもありました。読み進めている間、そのシリーズは小学校の休み時間におびえていた私の友であり、大人になった今でも外国文学ばかり読んでいます。

女性 20代

○児童文庫/ライトノベル 他

◾︎『長くつ下のピッピ』

母からの誕生日プレゼントで初めて貰った小説。マンガだけだった私に、小説も読んで欲しいと買ってくれたもので、まんまと本の虫にさせられました。色んな世界を見せてくれる小説に出会わせてくれて、最高の思い出です。

女性 30代

小1の頃近所の書店に父親と一緒に行き、青い鳥文庫がずらりと並べられた棚の前で中から少しページ数の多いものを1冊選べと言われ、表紙に惹かれて長くつ下のピッピを選んだ。
それまで漫画か絵本、また月刊誌などしか読んでいなかったため文字情報だけで物語を把握するのに時間がかかり、他の本と並行して読んでいたら読み終わるまでに1年半程かかった。

女性  30代


◾︎「若おかみは小学生!」シリーズ

小学生だった当時同年代の子が働いでいると言う設定が面白く、シリーズものだったのでコンプリートしたいという思いで読み進め、読書自体にハマっていきました。
青い鳥文庫は特に読み漁った記憶があります。

女性 20代

小学校低学年の時に出会って、初めて読んだ文庫本。面白くて何度も何度も読みました。五年生の時にふと「あれ?つまんないな」と思って物凄く寂しい気持ちになったことも含めて良い思い出です。
ハードカバーの児童書では物足りない、でも一般小説はまだ難しい、そんな時期にぴったりの本でした。

女性 20代

◾︎「黒魔女さん通る!!」シリーズ

当時の小学5、6年生の女子はほとんど読んでいたのではないかと思うほど、大人気な本でした。「ゴスロリ」や「黒魔女」という単語や魔界などの新しい世界を知るきっかけになった本です。挿絵の絵柄大好きで、新刊が出るとすぐに借りて読んでいました。

女性 20代

小学生時代に何周も何周も読んだ本です。ハロウィンの話が特に好きでした。

女性 20代

◾︎「探偵チームKZ事件ノート」シリーズ

青い鳥文庫なので小学校の頃から高校を卒業した今もずっと読み続けてます。中身も今でも一緒にドキドキできる本です。元々本が大好きでしたが、kzシリーズを読んで読書の面白さ、強さをより深く感じることができました。大人になっても青い鳥文庫の棚に走ります!

女性 10代

◾︎「パソコン通信探偵団事件ノート」シリーズ

小学3年生のころ、担任の教師が「今の小学生は本を読まないからダメだ」的なことを言っているのを聞き、「じゃあ読んでやらぁ!」と手にとった本です。私にとって初めての小説だったので読めるか不安でしたが意外とスルスル読めて、読書って面白いんだなと感じるきっかけになりました。

10代 女性

それまではあれば読むくらいだったのが、これを読んでから物語って面白いんだなと思って色々と読むようになった。

女性 30代

◾︎『蒲生邸事件』

小学生の時に、今は無い渋谷の丸善ジュンク堂で青い鳥文庫の『蒲生邸事件』を買い、その面白さに魅了されて大人向けの文庫本も読み漁るようになりました。

10代 男性

小学5年のときにインフルエンザで出席停止になり、暇つぶしに父が買ってきてくれた本が青空文庫版の蒲生邸事件でした。ふきという登場人物が火に包まれるシーンはあまりのショックとインフルの高熱で目眩がしたのを覚えています。

女性 20代

◾︎『巌窟王』

幼い頃、まだ児童向け小説ばかりを読んでいた私に母が買ってくれた本です。青い鳥文庫出版のものなので表現はやわらかく内容も多少省略されてはいましたが、「綺麗な復讐」というテーマが子ども心にも新鮮に感じて何度も読み返していました。周りの大人のかたに今は何の本を読んでいるのかを問われては「巌窟王!」と返し、Yちゃんは賢いねと褒めていただいていたのを覚えています。ちょっと背伸びさせてくれるような、あの環境があったおかげで本の大切さを学べました。

女性 20代

◾︎『十二歳』

歳という思春期真っ只中の主人公と自分が重なり、学校に行こうと思えるようになった。

女性 20代

◾︎「獣の奏者」シリーズ(講談社文庫版あり)

小学生の時に初めて読んだ長編のファンタジーです。とにかく世界観にハマり、図書室で借りて一気に読みました。今思うと結構な文量なのですが、当時はその世界を読み進めるのがとにかく楽しく、知的好奇心のようなものが満たされていたんだと思います。今でも上橋菜穂子先生大好きです!

女性 20代

本は読むが同じ作品を読み返すという行為をあまりしなかった自分が、初めて何度も読み返した本。
幼い頃に読んで、作り込まれた世界観や登場人物たちの感情の動きに惹き込まれ、大人になった今でも読んでいる。

女性 20代

幼少期この『獣の奏者』のアニメを最終話まで欠かさず見ました。その数年後、原作があることを知って完結編から外伝・刹那までシリーズ物を初めて読破しました。上橋菜穂子先生著者のほかシリーズも全て読み、本を読むことがいつの間にか好きになりました。私のバイブルの本です。

女性 20代


◾︎「妖界ナビ・ルナ」シリーズ

インドア派だったので本を読むこと自体は好きでしたが、読書にハマった!となったのはナビ・ルナだと思います。自分より少し上の年齢の少女が冒険する姿に心躍りました。今思えば貴重な読書体験だったと思います。このとき発症した中二病が未だに治りません。

女性 20代

なぜか3巻から読んだのですが、日本の宗教的要素があるダークな雰囲気のファンタジーにたまらなくハマってしまいました。小学生以来一度も開いていませんが、旧シリーズの本の厚みやイラストも深く神秘的な感じに拍車をかけ本当に大好きでした。

女性 20代

◾︎『怪盗道化師』

小学校低学年の時にこの本を読んだのですが、読み始めはただただお話の面白さに惹かれて読み進めていました。しかし、最後のお話のとある仕掛けを見た時に、『本ってこういうことをしてもいいんだ!』と自分のこれまでの本に対する固定観念を見事に壊されて、そこから『本ってすごく素敵で面白い!』と色々な本に手を出したことを今でも思い出すことができます。
この本を読んでいなかったら、今ほど本や本を読むことが大好きだと思えていなかったと思います。

女性 30代


◾︎「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ

青い鳥文庫の人気シリーズで学校の図書館では貸出されていることが多く、なかなか読みたい巻を読むことが出来なかった思い出があります。このシリーズのおかけでミステリー小説の面白さに目覚めました。

女性 20代

小学4年生の時に母が図書館で借りてきてくれた本です。この一冊をきっかけに夢水清志郎シリーズにハマり、推理小説にハマり、読書自体が好きになっていきました。

女性 20代

きょうだいで取り合うように読んでました。今もまだ実家に全巻揃ってます。

女性 20代

小学校中学年のときに地元の図書館で借りて何度も読みました。文庫本を抵抗なく読めるようになったきっかけです

女性 20代

中学生の頃、はやみねかおる先生の夢水清志郎シリーズが大好きでした。なぜかシリーズの完結本だけ図書室に置かれていなかったので初めて自分のお小遣いで本を買うという体験をしました。図書室で見るザラザラした質感の本とは違って、書店で買う本はツルツルピカピカで感動したのと同時に「本ってこんなに高いのか!」と衝撃を受けたのを覚えています。

女性 20代

小学生の頃、近所の図書館で読んだ作品です。
青い鳥文庫といえば比較的低年齢向けなのですが、この作品は少しメタ的な要素も交えつつ本格的なミステリーが展開されています。当時の私は意味が分からず、返却期限ギリギリまで何度も読み返していましたが、今考えるとこの「読み返す」経験が読書好きのはじまりのような気がします。
ミステリー特有の不気味さが少し苦手な方もいるでしょうが(当時の私はとんでもなく苦手でした)がそこは青い鳥文庫。登場人物のコミカルさ、特に名探偵夢水清志郎のおとぼけ加減でかなりマイルドになっていると思います。この作品で読書にもハマりましたが不思議なインテリ男性にもハマりました。罪深い一冊です。

女性 20代


◾︎「怪盗クイーン」シリーズ

小学生の中学年頃に出会った怪盗クイーンシリーズの中で初めて読んだ本です。
この本が見事に私の子供心にぴったりハマり、それからはどハマりで当時図書室にあった怪盗クイーンシリーズの本を全て読み、読み終えたら似た系統、それを読み終えたら直感で面白そうなものを…と継続して本を読むきっかけになりました。

女性 10代

小学3年生で転校した先にあった学校の図書館は、田舎ということもあって本があまりなかった。その数少ない本の中にあった青い鳥文庫の表紙のデザインに惹かれて手に取ったのがこの本(怪盗クイーンはサーカスがお好き)だった。
児童文庫で読みやすいことに加えて、多い頁数。中学年でやっと漢字も少しずつ読めるようになった頃に太い本を読んでいるという優越感が確かにあった。
更に本の内容、構成、登場人物、全てが魅力的だった。怪盗クイーンシリーズは回を重ねる毎に個性的なキャラクターが出演し、舞台を様々なところに移して赤い夢の続きを教えてくれる。
中学に上がってからも熱が覚めることはなく、クリスマスに全巻贈って貰った。大学生になった今もずっと変わらず一番好きな本だ。
頁数が多い本を読破したという経験は自信に繋がり、様々な本にチャレンジしやすくなった。
作者のはやみねかおる先生は、小学校の教諭をしながら執筆を始めたという経歴がある。なんの縁か私も今現在、中高の教員免許を取ろうと勉学に励み、夏に教育実習を控えている。また、同人ではあるが物書きをしてイベントにサークルとして参加した。無自覚に背中を追って、生き方すら変えて貰ったのかもしれない。いつまでもお元気でいてほしいです。

女性 20代

小学校の頃に何回も繰り返して読んだ初めてのシリーズの内の一冊です。児童書にしては分厚い部類だったのですが、このシリーズを読んで以降「読めば読み終わる!!」の精神でどんな本にもとっかかれるようになりました。大学生になった今でも、その時養われた精神で命拾いしてます。また、表題にもなっている主人公、怪盗クイーンの口癖である「C調と遊び心」の言葉に勇気をもらい気楽に生きていく活力になっています。いつまでも私の人間性の根幹にある本です。

女性 20代


◾︎「都会のトム&ソーヤ」シリーズ

はやみねかおる先生のシリーズ本です。小学3年生の時に手にしました。この本に出会うまでは字が小さくて分厚い本に抵抗があったのですが、これは楽しくてあっという間に読破してしまいました。読書体験というよりも、主人公たちと共に冒険をした感覚に近いです。以来全巻読破し、他のシリーズにも手を伸ばし、あっという間に本の虫に成り果てました。本の世界観に没入して読書を楽しむという体験を初めて与えてくれたのはこの本でした。

女性 10代

図書館にある漫画を全て読み切ったという友人が「この本は挿絵が多いからほぼ漫画」と言っていたので手に取りました。大嘘でしたが小説の面白さに気づくことが出来た大切な作品です。

女性 10代

小学生の頃、兄が「この本面白いよ」と紹介をしてくれた本です。当時小学校中学年だった私には、使用されている言葉はとても難しく感じました。ですが、本から知らない言葉を取り入れることの面白さに気が付き、1冊目の読了後は「別の本も読んでみたい」と思うようになりました。何年も経った今も、本から知識を得ることは続けています。あの時の兄のように、私もいつか読書の楽しさを伝えたいです。

10代 女性

小学生の頃に図書館で出会い、無我夢中で読んだ。人生で初めてあんなにハマった。小説ってこんなに面白いのか!と思ったきっかけの本。成人した今でも、風邪をひいたとき弱ったときに読みたくなって開く。

女性 20代

よく図書館で本を借りていたのだが、その本は子供向けコーナーにも大人コーナーに置いてあった。初めて大人コーナーに踏み入れたのはその本きっかけだった。
もともとよく本を読んでいたが、その本きっかけで読む本の世界が広がったと思う。棚の高さが高くなって、児童書よりも広い空間にわくわくした記憶がある。
この本というよりもはやみねかおるさんの本全てが読書にハマったきっかけな気がする。初めて読んだ一般書、おそらくはやみねかおるさんの本だと思う。
はやみねかおるさんの本の中で1番好きで、今でも最新巻追ってます。

女性 20代


◾︎「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズ

小学生の時に、姉が読んでいたので読み始めました。食欲を掻き立てる食事の描写、読んだ後に今まで目につかなかった場所に目を向けたくなるような、日常と非日常の絶妙なバランスの描写に惹かれました。その本で描かれた価値観や文化、言説が、家と学校という限定された当時の自分の生活領域では、あまりに新鮮で強烈で熱烈でした。その当時は一種の信奉といってもいいほど、その本が自分の中で価値観の柱となっていました。大学生という身分になり、あらゆるものに触れるようになった今、この本に対する見方も変わってきました。しかし、自分に本という可能性を教えてくれたのがこの本という事実は、これからも変わることはありません。

男性 20代


◾︎「怪談レストラン」シリーズ

小学校の入学祝いだか、私の誕生日だかに、祖父母からのお祝いとして貰った本。この本は特別面白かったわけではないけれど、『目次がコースメニュー風になっている』みたいな、レストランをコンセプトにしている、デザインの面白さを知れた。

女性 20代

◾︎「大草原の小さな家」シリーズ

アメリカの自然や開拓生活が細かく描写されていて、頭の中で想像しながら読むのが楽しかった。特に印象に残っているのがクリスマスのシーン。特別な服を着たり、ご馳走を食べたりする様子は今でも頭の中で思い描くことができます。

女性 30代

◾︎「怪盗ルパン」シリーズ

小学生の頃に学校の図書室で全20巻、貪るように読んだ記憶があります。

男性 20代

◾︎「おちゃめなふたご」シリーズ

小学二年生のときに、図書室で出会いました。元々そこまで本を読む方ではなかったのですが、当時本を借りると図書委員が作ってくれた栞が貰えるキャンペーン?的なものが行われていて、かわいい栞をもらうために適当に借りる本を選んでいたところ発見したのがこれでした。
ポプラポケット文庫のかわいらしい表紙に惹かれて初めて絵本以外の本を借りたのですが、これが小学生の私にはぶっ刺さりました。そこから読書の面白さに目覚め、小説を中心に色々読むようになりました。
イギリスの寄宿舎、先生へのいたずら、真夜中のお菓子パーティー、そして個性豊かな女の子たち……かつての憧れは揺らがない趣味嗜好となって、今も私の中に根付いてくれています。

女性 20代

◾︎「らくだい魔女」シリーズ

小学校の図書館に置いてあったものの、一巻がない、巻数が飛び飛びで町の図書館でやっと揃ったシリーズを見つけそこから本を読むことが好きになった。今でも大好きな作品。

女性 10代

◾︎『通りすがりのレイディ』

元々は母の本で、母の実家(祖母宅)に置いてあったものを見つけ、表紙のかわいさに惹かれて読み始めたのがきっかけです。「あたし」という一人称や口語体が新鮮で、文章ってこんなに自由なんだと感動し、読書にのめり込んでいきました。

女性 30代

◾︎「不思議駄菓子屋 銭天堂」シリーズ

文字を追うのが苦手だった私に内容を見る魅力を教えてくれた作品。

女性 10代

◾︎『こども電車』

小学5年生の時に学校の図書館に行って、表紙がかわいいという理由で借りました。
物語の中に入り込んでしまう経験が初めてだったのでページをめくるたびにワクワクしたことを覚えています。

女性 10代

◾︎『虹色ほたる』

小学生の頃、算数が苦手で通っていた個別塾の先生から頂きました。
大学生の男性だったのですが、図や文字を一筆一筆丁寧に書いてくださり、あれほどかわいらしい丸文字を書く人に未だ出会えていません。
先生も私もシャイだったので、雑談もせず、授業が終わればすぐ解散という感じでした。
学校の先生になるとのことで、別れの挨拶をしにいくと先生からこの本を頂き、驚いたと同時に一生大切にしようと思ったのを覚えています。
私も、現在大学生なのですが未だに本棚に置いてあります。

女性 20代


◾︎「ドリトル先生」シリーズ

保育園の年長の頃に、読み聞かせしてもらった本です。保育園の方針により当時は平仮名すら全く読み書きしていなかったので、声を聞いて自分の頭の中に世界を広げていました。この楽しさや喜びを知ったことで、小学校入学以降、読書は自分の力で自分だけの世界を生み出せるものだと気づきハマりました。

女性 20代

岩波の箱入りセットを年の離れた姉が注文してくれました。順に読んで行きましたが、「郵便局」が当時から一番好きで、大人になってもずっと、原点となるとこの本を思い出します。シリーズで揃ったので、どっぷりと世界に浸かれた思い出で
す。

女性 40代

◾︎『モモ』

夏休みに叔母からおすすめされた。後に図書館で同作者の『はてしない物語』を読んだのが決定打。

女性 30代

小学二年生の時保健室の先生がおすすめしてくれた本です。時間を忘れて読むという没入体験。

女性 40代

◾︎『はてしない物語』

母の愛読書でずっと推されていて、読書感想文がきっかけで読んだ。内容は勿論ですけどハードカバーの重厚感のお陰で読破した時の達成感が大きかった記憶があります。

男性 10代

小四の時、カッコつけたくてデカくてすごそうな小説(装丁が豪華だった)を借りてみたら、すごく面白く、そこからファンタジー小説を読み漁るようになったのが入口でした。

男性 20代

◾︎『若草物語』

小学生の時に、両親からのクリスマスプレゼントとして貰いました。両親が特別本が好きだった訳ではないので、何故本だったのかは今も聞けていないです。この本がきっかけで、後に小学4年生でハリーポッターを読破することになり、今でも読書は大切な趣味です。
ありがちな話ではありますが、本は今ここにいる場所以外の世界へ連れていってくれる、そして自分もいずれ歳をとり、大人になっていく、という当たり前だけど小学生の頃に自分事としては認識しづらい事実をこの本で体感しました。

女性 20代


◾︎「ハリーポッター」シリーズ

小2の頃に読みました。当時図書室利用者ランキングにどうしても載りたくて日々図書室に通っていたのですが、高学年向けのコーナーの一角に置いてあったその分厚さに惹かれ、気づけば一瞬で読破していました。長編小説の面白さを知った一冊です。

女性 10代

読み始めた当時は小学生だったため意味が分かりにくいところもありましたが、気に入りすぎて7周しました。

女性 20代

正直明確なきっかけは覚えていないのですが、小学校高学年の時に読んだハリーポッターシリーズから、読書とは異世界の誰かの人生を体験することなのではと考えるようになり、その楽しさを知った気がします、、

女性 20代

それまで絵本や挿絵が多い簡単な本しか読んだことがなかったのですが、7歳でハリーポッターに出会って自分で本を読む楽しさを知りました。現実世界から連れ出してくれるので、学生時代はテスト期間にばかり読んでいた気がします。今でも1番大好きな本です。

女性 20代

一番古い記憶の、買ってもらった活字本。この一冊をきっかけに読書が好きになったと思っている。

30代

◾︎「王国の鍵」シリーズ

ファンタジーです。小学生の頃、この本にハマっていたので、ハリーポッター好きの子たちを遅れたやつらめと密かに思っていました。もう絶版しているのですが、中学校の苦手なクラスメイトがなぜか英語版を持っていて悔しかったです。

女性 20代

◾︎「バーティミアス」シリーズ

元から本は好きでしたが、これが生まれて初めて読んだ長編小説です。
本当に自分にこんな厚い本が読めるのか?と思いながら借りたのですが、あまりに面白くて授業中にこっそり内職して読んでいたのを覚えています。あそこから一気に本の虫に転がり落ちたような気がします。

女性 20代

◾︎「マジック・ツリーハウス」シリーズ

小学生のとき、仲良くなりたいクラスメイトが読んでいて仲良くなるきっかけを作りたくて読み始めました。今ではどんな話か覚えていないし、本はそのときほど読まなくなりました。当時のクラスメイトは、文学を勉強しに大学へ進学しています。いまでもその友達から本の話を聞くのが大好きです。

女性 20代

小学校低学年の頃に地元の図書館で読んでから、親にねだって買ってもらうようになりシリーズを通して読んでいた。ファンタジーや歴史が好きになったきっかけだと思う。

女性 20代

◾︎「ダレン・シャン」シリーズ

小学生の時に友達に勧められたのがきっかけ。  

男性 20代

週刊少年サンデーで始まった漫画にハマり、原作にまで手を出して先を知りたくなったのが、原体験として強烈に残っている。

男性 20代

クレプスリーが死んでしまった場面で初めて読書で泣きそうになったと記憶しています。他のキャラクターたちも自分を犠牲にすることが多く、ダレン・シャンを読んでいた期間は犠牲になることがかっこいいと思っていました。また、読破後に同じ作者のロードロスという作品を読みましたが、当時小学生の私には描写がグロ過ぎて、断念しそうになったことを覚えています。

男性 20代

自分が小学生の頃にとてもハマった本でした。記憶の中ではこれが一番始めにご飯を食べながらでも睡眠を削ってでも読んだ作品です。他に借りる子供もいなかったので、図書室で借りるたびにダレンシャン少女が来た、とあだ名をつけられていたほどです。ダレンさん続きで次回作のデモナータを読み、そこからずっと活字の本が大好きで今まで生きています。

女性 20代

親が読んでいたために、私の視界に入ってきたのがきっかけです。はじめは親と話をしたかったから読み始めた気がします。

女性 30代

出合いは小学生の頃。新刊コーナーにて、表紙が見えるように陳列してあった。まわりの本があきらかに“子ども向け”と思える中、洋画風のイラストと箔押しの蜘蛛が施された装幀は、異様な雰囲気を放っていた。
装幀がきっかけで手に取ったが、ためしに一文を読むと、あっという間に“彼”こと、ダレン・シャンの語る物語に夢中になった。

女性 30代

小学生の頃たまたま手に取って、あまりの面白さに1日で読み切り次の日には続刊の購入を親にせがんでました。それ以前にも読書の習慣はありましたが、本の中の世界に夢中になるという経験はダレン・シャンが初めてでした。
お風呂上がりの読書時間、家族で使っていたシャンプーの香りと共に読書体験が記憶され、今でもその香りを嗅ぐと胸を躍らせながらページを捲ったあの頃の気持ちを鮮明に思い出すことができます。

女性 30代

◾︎「ファンム・アレン」シリーズ

小学校の図書館の本の中でYA(ヤングアダルト)の本が少なくて、ちょっと特別感を感じていた時にこの本に出会った。

女性 20代


◾︎「守り人」シリーズ

小さな時から親に本を読むよう言われて育ちました。私が本を読んでいると父の機嫌が良くなるから、という理由でなんとなく読み続けていました。

そんな時、小学四年生頃だったでしょうか。父から「精霊の守り人を読みなさい」と一冊の本を買い与えられました。
そうやっていつもの様になんとなく読み進めていました、が、何だかよく分からないけどとんでもなく面白い。
面白くて面白くてページをめくる手が止まりませんでした。
それなりに読書はしてきたはずなのにそんなことは生まれて初めてだったんです。

そしてあっという間に読み終わってふと気付きました。なんだか凄く文章が読めるようになっている。
読解力が急激にレベルアップしたんです、それはまだ幼かった私にとって世界を一変する出来事でした。
「読める、読めるぞ!!」とあの時の私はさながらムスカのようでした。
これまで何気なく読んでいた文章が、きちんと読み取れる。想像できる。景色が見える。
今まではただただ文字をなぞっていただけなのだと気付かされました。
私にとって真に初めて「読んだ」本です。

それからはもう貪るように本を読むようになりました、父の為ではなく自分の意思で。
読めることがとにかく楽しくて仕方ありませんでした。
私の宝物です。

女性 10代

小学生の時、親の本棚にあったのを何気なく手に取り、怖さと面白さに震えながら読みふけった記憶があります。読めない漢字が多かったのですがそんなこと気にならないくらいのめり込んで、それ以前も読書は好きでしたが、明確にハマったのはその時だと思います。

女性 20代

◾︎「十二国記」シリーズ

人間関係に悩んでいた中学時代、主人公の1人である陽子の生き様に勇気づけられた。

女性 20代

高校の図書室に置いてある装丁のラノベでした。なんとなく手に取り、ハマり、後にジャンル問わずミステリーなどにも手を伸ばすようになりました。

男性 30代

◾︎「ゲド戦記」シリーズ

当時小学3年生でちょっと背伸びしたかった私は、友達が解決ゾロリを奪い合うなか図書室で埃を被って誰にも読まれていなかった小説を読むのに憧れていました。ゲド戦記はそんな私が出会った最初のファンタジー小説であり、民俗学の香る独特の世界観は今でも私の胸の中で輝いています。ほどなくして著者のル・グヴィンの父親が「イシ」の著者であったと知ったときはとても驚くと同時に、「ゲド戦記」を読みながらふんわりと感じていたエスニックな質感が一気に具体性を持っていくのが面白かったのも覚えています。

男性 20代


◾︎「星新一 ショートショート」シリーズ

小学校低学年の頃に初めてよんで衝撃をうけたのをよく覚えてる。これ読んでからはしばらく星新一しか読まなかった…。小さい子でも理解できてこんなにひねりがあって強烈なのはすごいと思う!

女性 10代

小学生の頃、「エヌ氏」のような登場人物の名が記号的であること、またショートショートという様式を理解できず、同じ人物が繰り返し様々なシチュエーションに登場しているのだと思い込み、勝手に各ショートショート間に何があったのかを真剣に考え込んでいました。

女性 20代

元々本を読むのは好きだったが、ハマったのはここから。読みやすく、かつ読み応えがある傑作。

女性 10代

中学一年生のとき、教室の角の本棚でこの本と出会いました。
不思議なタイトルだなと思い最初はスルーしていたのですが、ある日朝の読書の時間に本を忘れ、教室の本棚から本を借りようと思い本棚に向かったところ、残された数少ない本の中でボッコちゃんが目に止まり、手に取りました。
全く期待をせずに読み始め、淡白なセリフや地の文に古臭い文章だなという感想すら抱いていました。ところが、一つの話を読み終わるごとに視野が広がるような、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走り、あまりの面白さに鳥肌がたったことを覚えています。なぜ今までこの本をスルーしていたのかと過去の自分を恥ずかしく思うほどでした。それからすっかり星新一さんのショートショートにハマり、朝教室につき本を開き、休み時間も専ら本を読むという生活を送っていました。

10代

学校で1番面白い本を見つけたと思った!
そこから星新一の本を漁りまくった。

女性 20代

当時小学生だったのですが、出会ったのは図書室の一番下の棚。印象のある可愛い表紙にひかれて読んでみたらこんなにも輝く面白い本があるのかと寝る間も惜しんで読破したくなりました。図書室に通う毎日がキラキラしていて、ときを忘れて読みふけっていました。楽しくてしょうがなかったことを今でも覚えています。

女性 20代

初めて、図書館に通ってシリーズを追いかけるようにして読んだ。小学生になって自分だけで次々と読んでいける軽やかな面白さが楽しくて仕方なかった。

女性 20代

小学校の頃から本を良く読む子供でしたが、星新一の天才的なSF、しかもショートという世界観にどっぷりハマり、ほぼ全巻持っていました。
子供から大人まで何度も読みたくなる、物語りの深さが魅力です。
美術系学校の小論文にも引用し、合格しました。
母が子供の頃から読まれていた古い小説とは思えない、今やっと世界が星新一に追い付いた、という感想です。

女性 30代

小学生の頃、父がくれた星新一のショートショート。少しダークな内容が多めだが、夜寝る前に読むことがひとつの楽しみになった。

男性 20代

◾︎「星へ行く船」シリーズ

私が小学生のとき、朝読書の時間にと母が薦めてくれた本です。口語体で綴られるSFが当時の私にとってすごく衝撃的でした!キャラ立ちがすごくて、本っておもしろい!!!となり、作者の新井素子さんの本を色々読み、素子さんがエッセイなどで好きだと言ってた星新一さんの本を読み、読書の世界が広がりました。

女性 30代

◾︎「フェアリー・レルム」シリーズ

小学生になっても絵本ばかり読んでいた私に、母がプレゼントしてくれました。
着ると姿が見えなくなるマントやいたずら好きな小さな妖精たち等ファンタジーな世界観がたまらなかったです。
当時は妖精の国に行く夢をよく見ていました。

女性 20代

◾︎『ヘレン・ケラー』

小学生の頃に読みました。いつの間にか家にあったので姉か母のものだったと思うのですが、とても気に入って何度も読み返していました。当時音読にハマっていたので、祖母に読み聞かせをしたくて、畳に2人で寝転がって、毎日「聞いていてね!」と張り切って音読していました。祖母は最初の3ページあたりでいつも寝てしまっていましたが、毎日懲りずに最後までひとりで音読していました。楽しかったです。

女性 20代

◾︎『マチルダは小さな大天才』

小学校の読書感想文の一冊として紹介されていたもので、低学年の私が6年生用に紹介されていた本作を、読めるか不安に思いながら読んでみたら、いつの間にかドはまりしており、次々とロアルドダールの世界にのめり込んでいきました。

女性 30代

◾︎『あしながおじさん』

小学生の時にこれを読んで、自分が知らない世界で環境で生活している人がいるんだと知り低学年の私は衝撃を受けた。本を読む度に知らない生き方や考え方、感じ方があって読み終わった時には、実際に自分が経験した気になれた。

女性 20代

◾︎『ぼくらの七日間戦争』

小、中学生のときにこの本を読み、登場人物と年齢が近かったため自分も本の中の登場人物の仲間になった気がしてとてもわくわくした。親が転勤族で転校が多くあまり友達が出来なかったが、この本はどの転校先の図書室にもあってどこにいても仲間がいるようで心強かった。

男性 10代

小学生の時、好きな子から借りて読んだ。
気づいたらハマってて、自分で図書館から借りるようになった。好きな子は転校して行った。

女性 20代

小さいころは絵本が大好きだったのになぜか年齢が上がり本に文字が増えていくにつれて読書が苦手になってしまいました。しかし本屋さんは好きで、母とスーパーの帰りに本屋さんによってから帰っていたことをとてもよく覚えています。その頃、角川が新設した「角川つばさ文庫」が本屋さんに平積みされ大々的に宣伝されており、新しい物好きだった私はそれに飛びつきました。緑を基調とした表紙が目を引いたのもあるかもしれません。
この本はとても印象的で、この本にハマったあたりから読書が全く怖くなくなり、今では結構好きな方です。

女性 20代

◾︎「花の探偵 彩杉咲哉」シリーズ

元々児童書はよく読んでいたが、姉がコバルト文庫を読み始めたのをきっかけに、同じコバルト文庫を手にしたのがきっかけ。
ラノベなので読みやすく、シリーズものだったためシリーズを集め、そこから他の電撃文庫、講談社文庫とラノベから一般に手を伸ばしていった。
児童書よりもサイズが小さく持ち運びやすいこと、金額も安かったため集めやすかったこと、漫画と異なり学校に持っていけたことが大きかった。

女性 30代

◾︎「緋弾のアリア」シリーズ

小学校の休み時間に読んでいたら、Hな挿絵を友達に見られてめちゃくちゃからかわれた。そこから喧嘩になって、近くにあった水筒で殴ろうとしたら、うっかり学校の備品を破壊してしまって、怒られて泣いた。

女性 10代

◾︎「文学少女」シリーズ

小学4年の時、買い物の待ち時間が退屈で親の読んでいたライトノベルを借りました。児童文学よりも少し大人向きだけど読みやすく、かつ作品毎に一つの文学作品をモチーフとしてストーリーが進むため、作品を読むだけで元ネタの文学にも興味がそそられる、とても素敵な作品でした。

女性 20代

元々国語の教科書の作品を読むのがなんとなく好きだったのですが、この本を読んで、作中に出てくる作品をより深く読んでみたい、そこから作者の他の作品も、と幅が広がっていったきっかけになった1冊です

女性 30代

◾︎「西尾維新 戯言」シリーズ

西尾維新、戯言シリーズの2冊目。人生で初めて本のページをめくるのが楽しいと感じた。

男性 20代

おそらく小学生高学年〜中学生の頃、同じクラスの男の子が読んでいたのを貸してもらったことがきっかけです。2段組の小説を読むのは初めてで字数の多さに驚きましたが、そこから西尾維新先生の作品にハマり、戯言シリーズはじめ他のシリーズも読み漁っていました。戯言シリーズは個人的に、文字を追いながら脳内で再生される映像の解像度が高くて好きです。

女性 20代

◾︎『ブギーポップは笑わない』

きっかけは友人が貸してくれたこと。
淡々とした地の文が心地よく、本の中で繰り広げられる仄暗い非日常はとんでもなく刺激的で、それまでたまにハード本を読む程度だったのが勢いづいて、水をがぶ飲みするようにライトノベルを読み漁るようになりました。
特に電撃文庫の新人賞は毎回チェックして、気になったものは片っ端から読んでいました。

女性 30代

◾︎『あの夏、最後に見た打ち上げ花火は』

修学旅行の帰りの新幹線があまりにも暇だった。そこで隣にいた友達が読んでいた小説を貸してもらった。それがあまりにも面白く他のライトノベルを漁るうちに気づいたら小説の虜になっていた。

男性 20代


◾︎「三国志」シリーズ(横山光輝)

小学生の時に初めて手に取り、人が人を殺していることに衝撃をうけドハマリしました。友達同士でキャラになりきって遊んでいて僕は赤兎馬でした

男性 20代

◾︎『ブッダ』(手塚治虫)

小学生上がる位の時親戚の家で読んではまった。
読書というか漫画だけど、あんまり内容も分からないけど、初めて自分でめくって読んだ記憶がある。

50代 女性


○小説①(青春小説/ミステリー 他)

◾︎「バッテリー」シリーズ

小学生の頃に出会った、初めての「小説」です。それまで、ファンタジーやほのぼの系のお話にしか触れてこなかった私が、初めて他人の心理を深く考察するきっかけとなり、その後の読書生活にも大きく影響しました。天才の持つ苦悩、天才の周りの人の苦悩が繊細に描かれていて、自身も本気で学生スポーツに取り組む中で、共感したり、自分と照らし合わせて想像したりと、多感で不安定な時期に、私の心を支え、育ててくれた作品です。

女性 20代

小学六年生までほとんど活字の本を読んでなかったのですが家にあったバッテリー(全6巻)を読んだらあまりにも面白く、清く、ドキドキしそれ以来狂ったように本を読み現代文の成績が爆上がりしました。

女性 20代

◾︎『一瞬の風になれ』

中学受験の模擬試験で夢中になって読んで、家に帰ってからすぐに購入した。

女性 20代

中学生の時に読みました。部活はしてたけれど、女子特有のいざこざも多いし、不真面目な部だったので、部活の小説を読んで、自分が体験したことのないスポーツを感じ取っていました。時系列は覚えてないけど、『風が強く吹いている』『チア男子』などを読んでた気がします。
自分にないもの、経験したことがないもの、ちょっと憧れているもの・世界を、小説から得るたのしさをその時知った気がします。
そのほかに好きな作家は、重松清、朝井リョウ、伊坂幸太郎などで、どれも学生の時に教室で、家で読んでいた本の著者ばかり。当時、本を黙々と読んでいたわたしが、今のわたしをつくっているのだとこの文章を書いて思いました。

女性 20代


◾︎『6TEEN』

当時、中学2年生だった僕は、少し先の「大人」に憧れていました。学校という名の檻に囚われず、自分の好きな仕事をして、好きなようにお金を使い、好きなように人と付き合うこと、嫌なことからは自分の意思で逃げられること、そのような、子供には難しいことに憧れていました。この本は16歳の数名が生きていく姿を描いたもので、14歳の僕には少し先の大人そのものでした。中学生にはまだ早いと思われるセックスの話も、思春期の話も、全て含まれているように感じ、同級生には話せないことも「小説なら許される」のだと強く思いました。

男性 20代

◾︎「金田一耕助」シリーズ(横溝正史)

元々ミステリーはドラマなど好きだったが、金田一耕助シリーズを読んでミステリー小説にもハマって読み漁るようになった。

女性 20代

◾︎「死亡フラグが立ちました!」シリーズ

七尾与史の作品が大好きになったきっかけの1作。私が本を読むきっかけになった1作。アホみたいで笑えるサスペンス!笑

女性 20代

◾︎『死体埋め部の悔恨と青春』

高校生の頃に友人に勧められて読んだのが切っ掛け。当時全く読書の習慣がなかったのが、この一冊をきっかけとして読書にのめり込むようになった。最終的にこういうのを書く側になりたいとも思うようになり、進路をライターを目指すことが出来るような方向に転換させた。

20代

◾︎『向日葵の咲かない夏』

勉強も運動もできる図書委員のKくんが夏休みにおすすめの本として紹介していて、Kくんへの憧れから読み始めたのがきっかけ。

女性 20代


◾︎『氷菓』

それまでは児童文学で育ってきたわけですが、初めて読んだ青春小説の切なさや少しだけ大人びた主人公達に衝撃を受け、こんな世界があるのかと思った記憶があります。それから米澤穂信さんの本はほぼ全部揃えました。

女性 20代

◾︎『儚い羊たちの祝宴』

アニメ『氷菓』を観て居ても立っても居られなくなり、地元の小さな本屋に走ったところ、米澤穂信作品は儚い羊たちの祝宴しかありませんでした。氷菓を書いた人の文章なら何でも良いから読みたい!と思い、購入。氷菓とは違うダークな雰囲気が刺さりました。読み終えるのがもったいないと思えた本は人生ではじめてでした。
一番好きな本は何?と聞かれたら真っ先に名前を上げます。

女性 20代

◾︎『十角館の殺人』

ミステリーに傾倒したきっかけの1冊です。あの衝撃をまた味わいたくて。

男性 20代

中学生ぐらいの頃に、同じ部活の友だちが貸してくれて読みました。

女性 20代

◾︎『姑獲鳥の夏』

マンガはよく読むけれど小説はほぼ読んだことがなかった中学生の時にふぁんろーどというオタク雑誌のミステリ特集号で目について気になり読んでみた。ちょうど夏だったのも良かったのか、読み終わった後も臨場感のような興奮が何日もつづき読書ってすごい、図書館で借りられるから無料だし、と嵌まっていった。

女性 30代

小学生のときに通っていた塾の先生から、ミステリーが好きならこれも読んでみなさいと言って勧められたのがきっかけです。
物語の独特の雰囲気と言葉遣い、構成の美しさに魅せられ、あっという間にシリーズを読破していました。
以降ミステリーSFホラーと偏った嗜好で様々な作家の作品に触れましたが、一番好きな作家はずっと京極夏彦です。
ちなみに大学の卒業論文は百鬼夜行絵巻で書きました。非常に愉しかったです。

女性 30代

◾︎『魍魎の匣』

中学の時、友達が教室でめっちゃ分厚い本読んでて、なにそれ面白かったの?って聞いたのがきっかけです。
もともと児童書やラノベは読んでいましたが、この本がきっかけでミステリー系にどっぷりハマる事となりました。

女性 30代

◾︎『白い闇の獣』

本の帯に惹かれて購入して読み始めました。読んでみるとかなり内容が濃く、途中で何回も心の整理をしながら読みました。今まで「これからどうなっていくんだろう?早く続きが知りたい」という気持ちでページをめくることが多かったので、こんな読書体験初めてだったんです。しかもラストの展開で思わず「うわー」と思わず声を出してしまうほど。この体験前も本を読むほうではあったのですが、意識的にいろんな本を買っていろんな読書体験をしたい、と思い始めて本の購入頻度が上がったのはこれがキッカケだったと思います。

女性 10代

◾︎『青の炎』

主人公櫛森秀一が高校生であり、現代文の授業のシーンで梶井基次郎や中島敦などの文章が引用されていた。初めて読んだときは中学生だったが、のちに授業で出会うその二人の文豪の全集を買うほど好きになった。秀一がその引用文に思いを重ねるところが、私の本の読み方と同じでとても嬉しかった。私も秀一に思いを重ねながら、義父がいる家の中の重い雰囲気や、ラストの痛みを一緒に感じて読んでいた。

女性 30代

◾︎『秘密』

高校生の時に読んだ「秘密」でドラマや映画では味わえない小説の醍醐味を理解できた気がします

女性 30代

◾︎『探偵ガリレオ』

本を読むようになったきっかけと言っても東野圭吾さんの本しか読みません。映画化ドラマ化されてる作品がたくさんあるので、そこでは放送されていない細かい部分を読むのが特に好きです。

女性 20代

◾︎『流星の絆』

主人公自ら犯人を見つけていくストーリーが素敵でした。まさに兄弟の絆。

女性 40代

◾︎『火車』

本好きの父からおすすめされた作品です。元々本は読む方でしたが感想を抱ける程深く入り込むことがなく、しかし火車と出会ってから本への接し方が劇的に変わったと思います。

女性 20代

◾︎『告白』

この本を読むまで読書を楽しいと思ったことなかったのに、気づけば時間を忘れるほど夢中で読んでた。

女性 20代

びっくりするくらい怖かった。最初から最後まで全て繋がっていて、こんな小説を読んだのは初めてだった。

女性 20代

ページを捲る手が止まらない、という感覚を初めて理解した作品でした。
中学であった朝読書の時間で少し読み進め、あまりにも続きが気になり、授業間の休み時間でも読んだことで下校するまでには読み終わっていた出来事が印象に残っています。

女性 20代

本に興味のない友人に貸したら面白いと言ってくれ。

女性 20代

◾︎『豆の上で眠る』

元々読書が苦手だったのですが、装丁が好みだったのと読書嫌いだった私でも名前を知っていた湊かなえさんの著書だったので読んでみたところ、一気に読み切ってしまい、一瞬で読書にハマりました。それからの私の本の選び方に大きく影響した1冊です。

女性 20代


◾︎『残穢』

映像や音じゃなくて文章で読んでしっかりと怖いと初めて感じた作品です。ほかのエンタメ媒体にはない、独特のスピード感と静まりかえる静のバランスに感動してホラー小説を沢山読むようになりました。

20代 女性


◾︎『殺戮に至る病』

ほとんど人生で初めて読んだ小説です。元々ホラー映画や殺人事件の文献などを読むのが好きだったのであらすじや口コミを見て「まぁたぶん好きだろうな」と思いながら読み始めたら想像以上に脳内に鮮明な映像として流れ込んできて読みながらあまりの残虐さに口が乾きました。

女性  20代

◾︎『七回死んだ男』

中学のときに本屋でたまたま手に取っただけ(作者と同じ苗字の子がクラスに居たので目についた)で、買った当初はあまり読む気が起きなかったのですが、紆余曲折あり、休み時間に話す友達が居なかった時期にそういえば、と思い立って読んでみるとこれがとても面白くて一気にのめり込みました。

女性 20代


◾︎『スイッチを押すとき』

学生時代好きな人が山田悠介先生の本をよく読んでいて、そんなに面白いのかと気になった。たまたま家に何冊かあったので手始めにこの本を読んだが、確かにこれは…!活字が苦手な私だったが面白くてテンポの良い展開にどんどん読む手がとまらない!!!!そこから山田先生の沼にドップリ。

女性 20代

◾︎『失はれる物語』

ボカロを狂ったように聴いていた中学生時代、大好きなボカロPがアップロードした曲が、乙一の『失はれる物語』にインスパイアされたと見て、親にねだって市で一番大きな図書館に連れて行ってもらい借りて読んでから、本の面白さを知りました。初めて本を読むという行為が止まらなくなりました。
そして図書館に返しに行った時に、返却本の棚に見えるように置いてあった橋本紡の『流れ星が消えないうちに』をなんとなく借りて読み、活字がすきだとはじめて思いました。
たくさんの人に読まれたであろうハードカバーのざらざら具合と角の丸みを、今でも覚えています。
それからずっと現在まで、紙の本を愛しています。

女性 20代

母親に短編だから読みやすいよと勧められて、読んでみたら面白くてそこからたくさん本を読むようになった。

女性 30代

◾︎『そして誰もいなくなった』

はじめて読んだのは小学2年か3年の頃だったと思います、脳が痺れる感覚がありました。

10代

◾︎『絶句』

古本屋でたまたま手に取った本だったけれど、面白すぎて読みたくて早く家に帰りたかった(分厚めの上下巻なので持ち歩かなかった)。

女性 30代


◾︎『コオロギ丘から木星トロヤへ』

高校時代に恩師の勧めで手に取った一冊でした。同作家の手による『時砂の王』比較するとダイナミックさは劣りますが、ユーモラスで、コンパクト、かといってSF的な面白さを損なっていない。この作家を知るまで、本屋は近寄りがたい場所だったのですが、早川書房の文庫が並ぶ棚にはだいぶ近寄りやすくなりました。白を基調とした背表紙のデザインが、他社レーベルと違って、変に目移りせずに本を選べるというのも当時の自分に合っていたのかもしれません(明確にジャンルの違う作品の背表紙は別の配色で設られていたので)。

男性 20代


◾︎『流れ星が消えないうちに』

この本との出会いは実家の押し入れです。
父親が古本屋で買い、そのまま押し入れに仕舞っていたこの本を掃除の際に見つけました。数ページ読んでみて残りを読むか決めようと思い、押し入れに上半身を乗り出したまま本を読み始めました。結局、ページをめくる手が止まらず押し入れの前で一冊読み切ることになったのですが、それくらい衝撃的で、今でも定期的に読み返している一冊です。

女性 20代

◾︎『新編 銀河鉄道の夜』

昔、ある芸人のコントで題材になっていた『銀河鉄道の夜』が気になったので購入してみました。
こんなに長い話なんだ!楽しみ!と思ったら短編集でなんだか得した気分だったのを覚えています。
一通り読んでいるうちにお話を読むことの楽しさを知り、長いバス通学の時間を使って小説を読むようになりました。

20代

◾︎『星の子』

不登校になり始めの頃、敵だった親から逃げるように自分の部屋に籠もって、背中でドアを抑えながら読みました。
その頃は親から正しくないと言われ、否定され、私は私の存在さえも認めてあげられませんでした。
しかしこの本は、正しさを押しつけることをしなかった。縋るように読んだこの本が、私の読書にハマるキッカケとなった一冊です。

10代

◾︎『夜明けのすべて』

初めて本で救われた。本で救ってもらえるという事を初めて知れた作品でした。

女性 20代

◾︎『流浪の月』

物の見方が本当に変わりました。ビックリするぐらい。変わって良かったという気持ちの方が強いですが拗らせたなとも思います。

女性 10代

特定の人としか築くことができない特別な関係って素敵だって思った。自分も、あらゆる人間関係において、「この人じゃないと」を大事にし続けたい。自分が幸せなら、自分が正しいと思えるなら、納得しているなら、周りの人の声なんて関係ないと確信した。自分が今まで抱えていたモヤモヤしたものが薄〜〜くなって、自分の生き方に自信を持つきっかけになった本です。

女性 20代

人生で1番辛かった時期に出会った本です。事実と真実は違うということを知らせてくれました。

女性 20代

◾︎『星を編む』

本を読むのに気力が必要で集中力が続かなかったけど、この本は読みやすくて風景描写がすごく上手で面白かった。

女性 20代

◾︎『月とコーヒー』

高校生の頃、友人が誕生日プレゼントに贈ってくれた短編集です。
本当にいいの?と何度も聞く自分、誕生日だからいいんだよと気前よく買ってくれた友人、本のカバーの色は何色にするか聞いてくれた店員さん。
この本を開く度に思い出します。
自分はどのような物語や文体が好きなのかを考えるきっかけにもなった本なので、思い入れが強いです。

20代

◾︎『夢十夜』

高校の教科書に第一夜が載っていました。文章や世界観など、そのすべての美しさに衝撃を受けました。
真珠貝の裏に月の光がさす描写が大好きで、何度も思い出しては読み返しています。一昨日も読み返しました。あれほど美しいことは他にないと思います。いつか誰かをあんなふうに美しい語彙で褒めて、その人の心に一生残りたいなと偶に思います。

女性 20代

◾︎『吾輩は猫である』

中学生の時に初めて読了した大人向けの本です。読書はずっと大好きで、最初がこの本で本当に良かったです。

女性 20代

◾︎『舞姫』

高校のとき教科書で。初めは自分の子供を身籠ってる彼女を捨てるのサイテ〜、しかもほぼ実体験なの〜、え〜、と思ったけどそれだけじゃない葛藤・苦悩があって…授業受けてるときめちゃくちゃ楽しかった。担当してくれた先生の授業がわかりやすくて面白かったから。卒業後の進路も一応決まり、アルバイトもしていない私は空いた時間を読書に費やした。今までだったら絶対に手に取らないような分厚い小説も読むようになった。当時の先生のおかげで読書にハマりました。

女性 30代

◾︎『学生時代』

オンラインゲーム「文豪とアルケミスト」に登場する作家・久米正雄の作品を読んでみたいと思い手に取った短編集。特に「競漕」という作品に強く感化され、初めて一人で旅行をするなど活動的な性格になった。

女性 20代


◾︎『走れメロス』

中2の授業中に、先生のこぼれ話的なやつで「文豪には若くして自殺をしてしまう人が多い」というのを聞いて、偉人みたいな人にも自分と同じような悩みを持っている人がいる事に親しみを持てた。
太宰治もその一人だというのを知り、この話(友情、努力、勝利)は彼の理想像で憧れだったのかもしれないと思うと共感できた。

女性 10代

◾︎『人間失格』

小四の時に自分だけがおかしいと気づいてしまった。そう思ってしまった。それがずっと苦しかった。
けれど自分だけじゃなかった。人間失格って自分に刻印を押しちゃった人間が自分以外にも生きていた事実に励まされた。なんか生きてていいって思った。

女性 10代

人間失格を読むまで、発売してから数年の比較的新しく、架空の人物しか出てこない小説を読んでいました。それに小説とはそういうものだと思っていました。でも、人間失格を読んでみて、言葉違い、情景模写、“太宰の人生”という題材全てが新鮮で、とても衝撃を受けました。読み終わったあと、出版される限り時代を超えあらゆる人や出来事の移り変わりに触れられることが読書なのだと感動し、読書にハマりました。

女性 10代

◾︎『春琴抄』

好きな芸人さんのおすすめの本を検索して、出てきたこの本を読んだ。難しくてとっても時間かかったけど、美しくて、他の本や作家さんも読みはじめた。

男性 20代

◾︎『金閣寺』

高校受験のために語彙力をつけようと読み始めた本。一行一行の絢爛豪華な表現を追っていくうちに物語が終わってしまいました。

女性 20代

◾︎『友達・棒になった男』

10年程前の私が高校生だった時代、安部公房の「棒になった男」の一部が高校の国語の教科書で取り扱われており、その文章を授業で読んだ際、これまで自身が抱いていた、"小説とは物語的なものである"といったイメージとは異なる、抽象的で示唆的な文章に興味を惹かれ、その後、実際に文庫本を購入して読んだことで、本を習慣的に読むようになりました。

男性 20代

◾︎『砂の女』

高校には始業前に15分程の朝読書の時間があったが、その時間に読むような本を持ち合わせておらず(漫画しか家に無かった)、教室の隅の木製の本棚にあった本で薄めの物を適当に取ったのが「砂の女」だった。

20代 男性

◾︎『砂漠』

伊坂幸太郎さんが描写する独自のテンポの良い会話とストーリー展開が、印象的だった。麻雀のルールは知らないが、面白かった。

女性 10代

◾︎『死神の精度』

中学2年生の時に出会った伊坂幸太郎の短編集。当時は漫画やアニメが好きだった。文章だけで、それらに引けを取らない快感を得られることに衝撃を受けた。

男性 20代

高校生の時に初めて読んだ伊坂幸太郎作品で、私が伊坂幸太郎を好きになるきっかけになった本です。短編の中に一見無関係そうな伏線が散りばめており、後半でそれらを一気に回収していく展開が非常に好きです。

女性 20代

中学生の頃、本には全く興味が無く朝読書の時間が退屈でした。そんな時に、国語の先生が紹介してくれたのが伊坂幸太郎の『死神の精度』でした。好きな先生がおすすめする本を読んでみたくてすぐに本屋さんで購入しました。少しずつ読み進めていくうちに「小説ってこんなに面白いんだ」と意識が変わり、気づけば本を読むのが好きになっていました。そこからは伊坂幸太郎作品を片っ端から読んだり、書店で気になる本をまとめて買ったりと本への苦手意識は完全に無くなりました。あれから多くの本を読んできましたが、今でも1番好きな作家は伊坂幸太郎のままです。特に『死神の精度』は本を読む楽しさを教えてくれた大切な作品として印象に残っています。

女性 20代

◾︎『オーデュポンの祈り』

中学校の図書館で出会いました。そこからずっと10年以上、伊坂幸太郎さんファンです。

女性 20代

◾︎『グラスホッパー』

中学生の頃に母に買ってもらいました。
ちょうど映画公開にあわせて書店に平積みされており、何となく目について選んだ記憶があります。
それまでは青い鳥文庫などの少年向け小説しか読んだことがなかったため、スリリングな展開や暴力的な描写に度肝を抜かれました。
その後作者である伊坂幸太郎さんの著書をはじめ、様々なエンタメ小説を手当り次第読み始めました。
大学生になった現在は純文学作品ばかり読んでいますが、多感な時期に小説の面白さを知り読書への抵抗感を無くすことができたことでかなり人生が豊かになったと思います。

女性 20代

◾︎『アヒルと鴨のコインロッカー』

高校生のとき、装丁に惹かれてジャケ買い?したら伊坂幸太郎作品の伏線回収のおもしろさに引き込まれました。それまで本や小説を全く読んでなかったわけではないですが、この本をきっかけに本屋や図書館などに通っては本を買い込むようになりました。

女性 20代

◾︎『重力ピエロ』


「小説、まだまだいけるじゃん!」という、やや挑発的な帯文で興味を持った。あの読書体験で味わった、驚きと感動を忘れられなくて、今でも小説を読んでいる。

男性 20代

ネットでたまたま紹介されてたのを見て読んだら面白くてその時刊行されてた伊坂幸太郎を全部読んだ。

30代

◾︎『陽気なギャングが地球を回す』  

高校2年生の頃、本好きでもないのに図書委員になった私は、「図書委員として本を読まないのはどうなんだ!?せっかく図書室にいるのに何も読まないのは勿体無いのでは!?」と思いました。そこで、司書さんに「本を全く読まない私でも楽しく読める小説は?」と尋ねると、この本をお薦めしていただきました。結果、まんまと私は読書にハマることになり、そこから5年経った今も読書家です。

女性 20代

大学生の通学時間に読む本を探していた所カラフルな表紙に惹かれて手に取りました。面白さにページをめくる手が止まらず、この作品をきっかけに伊坂幸太郎の作品、ひいては読書そのものにどっぷりはまった最初の一冊です。

女性 30代

◾︎『四畳半神話大系』

高校の図書館で何気なく読んでハマりました。京大に行きたかったな〜

男性 20代

◾︎『夜は短し歩けよ乙女』

中学3年生の時、好きだった元彼が読んでいた影響で本を読むようになりました。以前から本を読むのは好きでしたか、しっかりハマったのはこのときだと思います。

女性 10代

それまで本なんて全く読んでいなかった。暇を持て余していた大学生の頃、図書館で何気なく借りたのがきっかけ。森見登美彦の書く小気味良い文章と捻りの効いた言い回し、京都の大学生だった僕は彼の世界にどっぷりとハマっていった。片っ端から彼の本を読み耽って、読書の世界へ浸っていった。

女性 20代

初めて読んだのは小学生の時です。「ダメなおとな」の話を幼心ながら辞書片手に楽しんでいました。実家の本棚にぽつんとある、カバーが紛失してくたくたになった角川の真っ赤な表紙をいつまでも忘れられません。

20代

◾︎『有頂天家族』

アニメを見てハマって読み始めました。キャラクターや世界観、物語の展開などはあらかじめ知っていたので読み進めやすかったです。漫画や絵本を読むことが多かったので「読み進めやすい」が自分には大事だったのかなと思います。こんなに面白いお話を書くなんてすごいなぁ、他にはどんな作品があるんだろうと気になり森見登美彦先生の他作品も徐々に読み始め、先生のファンになりました。そこから京都は自分の中でどこか憧れの街になり、京都にまつわる本を読み始めました。今は時間を遡り源氏物語や和歌集などを読んでいます。

女性 20代

◾︎『聖なる怠け者の冒険』

小学校五年生の時、ふと王様のブランチで紹介されているのを目にして、表紙がかわいいと思い親に買ってもらった。表紙を開いて、森見登美彦特有の、声に出して読みたくなる軽妙な語り口や言語感覚に衝撃を受けた。そこから瞬く間に森見作品を制覇し、どんどん他の作家にも興味を移していき本屋へ通うようになった。
それまでは、本といったら親を喜ばせるために読むもので、自分のためのものではなかった。そんな私に「読書はエンタメとして楽しんでいい」と教えてくれた本が「聖なる怠け者の冒険」。

女性 20代

◾︎『旅のラゴス』

ラゴスは苦難こそあれど旅を自分の人生をとても楽しく生きていて、当時旅をする生き方に憧れがあった私はラゴスの人生を自分に重ねるように読んでいました。しかし、最後になり(私からみて)あっけなく死んだラゴスにショックを受け、どんなに人から愛された素晴らしい人間にも関係なく静かに訪れる死の恐怖や自分なりに後悔なく生きていくにはどうすればいいか立ち止まれるきっかけになった大切な本です。

女性 20代

◾︎『南の島のティオ』

本の中の世界を探検しているような気持ちに初めてなった。南の島の、神話と隣合わせな生活に憧れた。

女性 40代

◾︎『オロロ畑でつかまえて』

中学生だった私にとって読書は苦痛でしかないはずでしたが、この一冊を読んでいる最中は何度笑ったか分かりません。

男性 20代

◾︎「東京バンドワゴン」シリーズ

小説を読むより先に私はドラマでこの作品のことを知りました。アットホームな雰囲気の作品が好きだったため、小学生の私は夢中で東京バンドワゴンシリーズを読み進めていきました。春夏秋冬で話が構成されていて、自身と同じように歳を重ねていくというところにも魅力を感じています。

女性 20代

◾︎『トーキョー・クロスワード』

中学三年生の頃、本を返却すると言って上の階へ向かった友人の後をついて行き中学校生活で初めて図書室を利用しました。
本書のキャラクターの言動やストーリーも、これを機に図書室に通うようになったことも私のその後の人生に大きな影響を与えましたが、小説を読む、という行為そのもののきっかけとなった大切な本です。

女性 20代

◾︎『僕と彼女の左手』


私が生まれて初めて買った四六判の本で、その広大な世界の虜になってしまいました。著者の辻堂ゆめさんの作品は人の優しさや愛を感じられる作品が多く、読む度に人に優しくなれるような気がします。

10代

◾︎『終わらない歌』

オーケストラや歌劇が舞台の小説が大好きになり好んで読むようになったきっかけです。大学選びで文学部を志したのはこの小説の繊細な日本語に惹かれたからというのも理由の1つにあるくらいです。

女性 10代

◾︎『ヒトリコ』

独りになるのが怖くて苦しい学生時代を過した私にとってほどほどに頑張ればいい1人でもあなたは孤独では無いと語りかけてくれたような本です。

女性 10代


〈つづき〉

○小説②/エッセイ/実用/社会/自己啓発 他


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