【最終回①】息子の中学受験
なかなか出願から受験本番までの事を書き綴ることが出来ませんでした。うまく纏められるほど客観的冷静に眺めていられなかったかもしれません。
出願
息子の志望校は1校のみ、ここに行きたいと始めた中学受験。できれば上位コースで入学したいとそこを目標にしてやってきました。塾の先生方も最初は併願校などの受験も進められましたが、ありがたいことに志望校の標準コースは息子の偏差値でも届きそうですので、回し合格の制度を利用させていただき、上位コースが第一志望、標準コースで合格してくれたら併願校はいらない判断となりました。インターネットで出願開始日当日にポチポチとあっさり出願終了。後で知ったのですが出願写真って写真館などで撮影してもらうのが良いのでしょうか?私ときたら学校の制服を着せ自宅の白い壁に立たせスマホで撮影しました。今はスマートフォンアプリで証明写真などが撮れたりで簡易に済ませました。ただ、、、後になればなるほど写真が適当で落とされたりしないかと不安がぐるぐるしたので、これから受験の方はきちっと写真館でとってもらったほうがいいかもしれません。
受験当日~出発~
緊張症の息子。五木駸々堂(五木の模試)でも本当に苦労しました。体を慣らすためにお正月明けから試験当日と同じ時間に起床、朝体操、試験開始時間に同科目を演習、などなどできる限りの方法で当日の緊張を和らげたく思いました。迎えた当日は睡眠をしっかりとれ、朝食もきっちり食べ、出るものも出て運を上げ、万全とみられましたが、玄関を出るあたりから緊張による吐き気。。これ、わかる人にはわかるかもしれませんが極度の緊張で人は吐き気をもよおします。私は昔小学生のころ合唱団に入っていたのですが舞台袖でオエっとなっていたこと思い出します。でも実際吐くとかじゃないんですよね💦汚い話で申し訳ないです。まあ、息子なりの方法で緊張を乗り越え学校に到着しました。息子なりの方法とは。。。。ひたすら踊るです。はぁ・・・不安しかない。このあと道中もちょいちょい踊りを挟んで現実逃避しながら進みます。
受験当日~いざ受験~
学校に到着すると、黄色や白や青の応援のぼりが受験生の士気を上げておりました。そうです王手塾の応援団さんです。浜学園、日能研、馬渕等々・・・今までの成果を出し切ろうといわんばかり激励されていました。息子は個別指導塾で中学受験特化の塾ではないので先生による当日の激励などありません。この時ばかりは集団塾の生徒さんうらやましい!と思いながら・・校門に差し掛かったところ・・・なんと、息子を担当してくださっている先生がちょこんと立っておられこちらに手を振ってくれています。息子は駆け寄りハイタッチ。さっきまでオエオエ言っていた子がみるみる元気になります。私は勝手にぶわ~っと涙があふれてきました。先生の激励を受け、キリっとした表情に変わり「頑張ってくるね!」と校舎に消えていく息子の姿。。ああ、なんてありがたいのでしょう・・。こんなに息子に寄り添ってくださるなんて。大学4年のバイトの先生。朝早く起きて息子のために電車に乗ってきてくださったのです。先生のお気持ちでそうしてくださったのです。大手塾さんの圧倒にのまれず心晴れやかに向かえたのは先生のおかげです。本当にありがとうございます。
受験当日~初日結果~
初日は3科目受験を選択しました。送り込んでから3時間以上時間があります。保護者の待機室も設けられていましたが、自宅が近いのでいったん帰宅しました。まったく落ち着かずずっとウロウロしながら掃除機したり、、、ソワソワそわそわ。私がどうこうしても仕方ないのですが、ひたすら神様に願掛けをしていました。時間が来て迎えにいくと、ニコニコしながら出てきた息子。「はぁ・・よかった・・・。」ひとまず体調良く初日を終えられたこと本当に良かったです。結果を聞かないほうがいいとか言いますが、息子からベラベラと教えてくれました。
息子:算数が難しかった。国語はまあいつも通りできた。理科はわからん!
私:まあ、とりあえず今日は標準コースに引っかかればいいから、明日に向けて準備しよう
そうです。息子は同じ学校を複数受験します。初日に標準コースの合格をいただければ、緊張なく上位コースをチャレンジしていける!そして2日目からは得意の2科目受験になるので十分狙える、プレテストでもいい結果が出ていたので緊張さえなくなればイケル!とギラギラしておりました。
初日の結果は夕方にわかります。早くてありがたいですが、ここで不合格なら翌日のプレッシャーは計り知れません。夕方、息子は翌日2日目の試験のため塾で勉強中です。結果発表を見て塾に報告することになっていました。この結果によって勉強内容が変わるからです。
大役を任された母は一人PCの前で合格発表を待ちます。はぁ・・・緊張する。。発表時刻になりドキドキしながらパスワードを入れます。
「おめでとうございます。標準コース合格です」
合格の文字に安堵するも、母としては上位コースがダメだったことで残念の気持ちが勝ってしまいました。上位コースに初日で合格しないと後になればなるほど偏差値が上がっていくことは周知の事実だからです。塾に電話して伝えると、先生も息子も明日に向けての熱量がすごく、安堵の陰に残念の気持ちが伝わってきました。息子の勝負はまだまだ続くのであります。
長くなりましたので最終回②につづきます。