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地方に住むCAができる仕事

自己紹介


記事を読んでいただきありがとうございます。私は昭和から平成に替わる時期にANAに入社し10年余り国内線~国際線CA~本部勤務を行い退職。その後結婚、出産を経て、みずほ証券で秘書勤務。JAL系の研修会社で講師業の経験を積み、研修会社FINEST株式会社を設立しました。皆様のお悩みを聞きながら伝えたい思いや、離婚経験や子育ての事などHPや研修では伝えきれないことをnoteに書かせていただいております。

ANA、客室乗務員に地方居住や副業を容認へ

ANA、客室乗務員に地方居住や副業を容認へ…勤務日数は最大で半減もの記事を読んで。

地方在住のCA!?。上記の記事について実情をCA仲間に聞いてみました。「会社よりもニュース記事の方が情報早いのよね~。そして結構その情報当たってることの方が多い。」

「今はフライトは月に一往復くらいしかないの」

「皆、何か資格とらなくちゃって言ってる」

「この記事にあるように、実家に戻って仕事の時だけ東京に来るというのも選択肢の1つかも」

フライト手当てが給与の大半を占めているCAにとっては、家賃を払うのも大変になってきたとのことです。どの業界も大変ではありますが、8000人のCAを抱えるANAにとって、雇用の確保は至難の業です。

会社も何とか頑張ってくれている中、CA達も自分たちの生活を自分達で確保していく必要が出てきました。

地方こそ求められるCAのスキル

CAという職業は地方でこそ、ニーズがあると感じています。

私の出身は岩手県です。岩手には花巻空港があるのですが、花巻―大阪間の便しか飛んでおらず、新幹線が多く走る岩手県では飛行機はあまり馴染みのないものです。ANAに入社した時岩手の親戚たちは、「岩手からスチュワーデスが(当時はまだCAの言葉が馴染みが薄かったのでこう呼ばれていました)出るなんて、聞いたごどね(聞いたことがない)。たまげた(驚いた)もんだ。」と、私の親戚だけかもしれませんが、異色な職業、貴重な存在として扱ってくれました。

マナー講師になってからも、各地方の商工会議所様、ロータリークラブ様などから、CAのおもてなしについての講演のご依頼が多くあります。弊社FINESTの場合ですが、案件数も売上も、地方と首都圏の割合がほぼ同じです。

首都圏でのマナー講師やマナー研修の会社を数えたらかなりの数で、すでにレッドオーシャンな状態です。今後は地方こそ商機があると思っています。地方から研修を承った際に、弊社を選んでいただいた理由を聞くと、下記のようなお声をいただきます。

●自社の地域にはマナーを指導する会社や人がいなかった。

●元CAさんで探したが近くにいなかった。

●ワンランク上のサービスを指導して欲しかった。

地域では、求めるサービスがなかったということになります。そしてマナー研修のニーズは決して少なくなりません。更には、東京から地方に伺うと交通費や宿泊費をいただいておりますが、もしCA出身のマナー講師が身近にいてくれればこれらの費用負担が軽減されます。今、地方に居住するCAこそ活躍の場があるのです。

副業としてマナー講師を目指す

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「ANAがコロナが収束するまで、CAの勤務を減らして地方出身者は実家に戻る選択肢を与える」という記事を読んで、今こそチャンスだと思い次の一歩のために準備を進めた人こそ、通常時に戻った時にも活躍の場が更に広がることでしょう。副業を認めるという会社の対応は、まさに願ったりの対応です。

私の経験がANAを辞めてマナー講師の道に進んだこともあり、CAの経験者にはマナー講師という職業をお勧めしたいと思います。その理由については「CAからマナー講師になるために」のnote記事で書きましたので、良かったらご覧ください。

私はマナー講師になると決めて講師養成講座を30代で受講しました。現在50代になりました。今自分が、一番花開いていると感じます。50代になってようやく、言葉に説得力があると感じてもらっている実感があります。マナー講師として30代、40代ではまだ経験が足りず、受講者に納得してもらえないことも少なくないでしょう。経験を積み重ねた先の自分の輝いている姿をイメージして新たな挑戦をしてみることで、この苦しい世情の中でも豊かな人生を送れることと思います。

辛い経験がある講師に受講者はついて来てくれます。なぜなら受講者の多くの方が、何かしらの辛い経験や悩みがあって受講するからです。辛い経験がある講師は、受講者の「辛さ」「痛み」に共感することが出来ます。この講師から話を聞きたいと思ってくれます。

一方で順風満帆に進んできた講師は、エリートであるがために、出来ない受講者に対して理解が出来ないことが多いものです。何故こんな簡単なことができないんだ!何故こんなことで不満を言うんだ!と怒りを感じる講師もいるようです。

でも、「心」が辛い時には体が動かないこともあります。自分でもコントロールできない経験をすることは、教える立場の者にとって必要だと考えます。今、コロナ禍において予想もしていなかった苦悩が押し寄せてくる、この経験は必ず誰かを救う事が出来るはずです。

オンライン時代のマナー講師

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地方でのマナー講師としての活躍は、オンラインの時代になって益々ニーズがあると思います。コロナによる緊急事態宣言以来、FINESTではオンラインの電話応対研修のご受講が5月~10月の半年間ですでに昨年比の200%アップになりました。

オンラインの研修は場所を問いません。web環境さえ整えば、地方にいても同じ研修をご提供できます。さらにFINESTではテキストもkindleの電子書籍で実施するため、事前にテキストの送付もなく実施出来ます。

新時代に柔軟に対応出来れば、商機は沢山生まれます。新しい環境で新しいライフスタイルを創り上げ、豊かな人生を送りたいものです。

▼FINESTの講師養成講座はこちら

https://finest-all-season.com/
▼FINEST講師養成講座のについてのお問い合わせはこちら

https://finest-all-season.com/faq/

【FINESTと関連するnoteページのご紹介です】

●お局CA@FINEST

元CA達が、フライト時代のお話を楽しく紹介しています。

https://note.com/ca_deluxe_note


●一般社団法人ビジネスカラー検定協会

カラーをビジネスシーンで活かす方法、カラーをより身近に感じていただける記事をご紹介しています。

https://note.com/bizcolor

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