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どこの坊主が柿をぬすんだ(´艸`*)? 2

※ 時代背景が色濃く出ます。
  しかし、こんな時代があったからこそ、今の日本があります。
  快く思わない方は、他の方の投稿を♪

こんな投稿をした♪

下記のことは、祖母や母と同じようにお世話になった棟梁さんたち大工さんや諸先輩方からの話で、大切なことですので「一つの素晴らしい風景」として残します。(順不同)
他にございましたら教えていただけると幸いです。

♪ 棟上げ式の紅白の餅・お菓子・お金を出来上がった骨組みの屋根に
  棟梁さんたち大工さんが上がり撒くようになったわけ。

  ・ 家主=施工主の
    「お陰様で家を持つことができました。
     これも世の中の皆さんのお陰でもあります。
     皆さんと一緒に祝いたい。共に祝っていただけたら幸いです。

  ・ 家主=施工主、建設に携わる企業=棟梁さんをはじめとする
     大工さん、材料屋さん全て
    家を建てる間は 様々にご迷惑をお掛けしますが、どうぞ完了まで
    よろしくお願いいたします。の挨拶。
 
  ・ 建築中の安全祈願
    これは大工さんたちだけでなく、家を建てるご家族の健康をも
    願います。
    ご存じのように、家を新築すると家族に災いがあることも多く、
    それがないことを願うためです。
    高齢の家族がいるときは、命取りになるため 家の新築も引っ越し
    も控えること!というのは、環境が変わり 高齢者の方の体調が
    変化するからです。 
(※昔から一説によると、自然の樹木の命を切って家を建てるため、
  身代わり=引き換えになるともいわれています。
  皆さんも心当たりあると思います。
  最近は税金対策で様々ですが、これは歳を重ねるごとに忘れてはならな
  い大切なことだと思っています。
  若い皆さんは、親孝行の新築のつもりが逆になることもあるので
  新築時等は気を付けてね♪)

  ・ 幸せのお裾分け: 
    家を新築する=周りの皆さんも 幸多からんことを願っています。

 ・・・と そんな気持ち=心がこもっていること。
撒かれるお金も、「5円・10円.・50円」。
縁起のいい小銭です。(穴が開いており、先の見通しがいい。十分(充分)に幸せが行き届きますよう)。

しかし、昭和の後半か平成初期は時代背景もあり「100円・500円玉・1000円札」がチラリホラリ。
子供たちは、大騒ぎです!もちろん 主婦も!!
子供に怒鳴るお母さんもいて、今思うと可笑しい。(´艸`*)
ヒラヒラ舞うお札に、大騒ぎしながら。
冷静な子は、周りがお札を追う間に小銭の100円や500円を♪
友達同士で数えたら・・・確かに小銭を集めた子のほうが高額・・・
( ´゚д゚`)エー。
後日・・・それを高額を拾った子の親が預金するからと・・・。
何とも子供ながらに、(;´д`)トホホ。世の中、そんなに甘くない。

♪ 未だに忘れないのが、棟梁さんの変化!
 「お前、そこで何してる!!」「そこに線引く奴がいるか!!」
 「お前、帰れ!!」「お前には教えん!!使いもんにならん!!」っと
  怒鳴り声。
  小さな木材が飛ぶこともありました。
  子供ながらに、ビビります。(むっちゃ、こわい!)
  しかし・・・若い衆は、帰りません。
  必死に、棟梁さんや先輩方の仕事を見て 技を自分のものにしょうと
  必死です。
  何より公私混同しすぎていない。
  お互い とっても仲良しさんです。
  母の手作り味噌を渡すとお弟子さんに
  「お前、嫁さんにうまいもん作ってもらえ!」と渡しニンマリ笑顔♪
  師弟関係が とにかくいい♪
 
  棟梁さんや先輩大工さんが、最初は 無茶苦茶怖かったですね。
  このおっちゃんを怒らしたら大変だ。
  子供は、礼儀正しくなります。
  これまた良い具合に教育されます(苦笑・爆笑♪)
  「ちゃんと勉強しなよ。おっちゃんみたいに頭悪いといけんから。」
   って言われてました。「はい!」と背筋伸ばして言ったもんです。
  今思うと、大工さんたちのほうが立派じゃんと頭を傾げます。

そんな怖いおっちゃん達、めっぽう弱いもんがあります。
子供です。
どの方も、子供を見ると話しかけたり、お小遣いをくれたりアイスや焼き芋売りがくると買ってくれたりと・・・おっちゃん達の目尻が下がります。
とてもやさしい。

忘れないのが、母や妹とビクトリア釜めしの陶器の釜で「ままごと」でご飯を庭で炊いていると、大鋸屑や小さな木片を持ってきて 釜ご飯の炊き方を教えてくれこと。
「昔は、昼飯は こんなだった」と話していらした。

家が建つと、新築お祝いで これまたお互い様です。

今は、これらも 消えつつある・・・消えていった風景。
お気づきですか?大切なことが隠れていること。

家一つ建てるのにも、※お互い様の心※が色んなところに隠れています。
日本の伝統の流れの中には、どれもこの大切な心が隠れているのです。
残せる伝統は残していきたいと。

♪ 未来に残したい風景=未来に残したい日本の伝統です、日本の心・魂です ♪

忘れないでね♪

♪ 菊岡のおっちゃん、当時の大工のお兄ちゃんたち
  美味しいもの買ってくれたり 遊んでくれてありがとう。
  忘れないよ~♪