55歳は思う。20歳の私には意外だったはず♪
55歳で我ながら とても驚いていることがある。
たぶん 20歳の私は驚くどころではないはず。
今、親しい人に話していることがある。
♪ 今 手にしたいこと・やりたいことが、一通り終えて何もなくなった。
旅行にはいきたいが、今 急いでするつもりはない。
暫くは、静かに今後、特に老後のことを考える。
また何か発生すれば、ソレはソレで その時点で検討すると。
私は、こんな意識を自分が持つとは思っていなかった。
歳を重ねるごとに、欲しいものだらけ・やりたいことだらけで・・・人生において手にできないことが多すぎるほど 欲が出るのではないか?後悔だらけの人生になるのではないかと思っていた。
・・・が、しかし、どうもならないで済んでいる。
自慢されても、どんなこともピンと来なくなった。
ほどほどで満足しているようである。そう今で大満足♪
どんな人を見ても、羨ましく思わなくなってしまった。 どうして?
たぶん、今ままで出会ってくださった方々の姿からかもしれない。
誰も抜きん出て 全て揃った豊かな人などいないことを教えてくれていたからである。
自他共に認めるほど 豊かな人などいないことを会話から学んだからだろう。
※大邸宅に住み、大手に勤め・・・先祖代々立派で・・・片や 一般家庭に
ある人々であっても、
・ コレから様々に手にしていく若い人同様の言葉があった。
完全に今に満足している人など、老若問わずいない。
どちらかというと歳を重ねるごとに、♪ 歳が歳だから この辺でいい ♪
という雰囲気の方が多い。 ※
信じられないことに、実際 私が そうなっている(苦笑)。
わかっていたつもりだが、所詮 幸せは自己満足がなせる技である。と。
今のところ、これ以上何かプラスされても何も感じないように思う。
素敵に歳を重ねた諸先輩方も、そうなのだったのかもしれない。
笑われるかもしれないが、若い頃は休日に家にいないほど無我夢中で無鉄砲・ガムシャラに手当たり次第に東西南北散策し何かしていたが、今は笑えるほど懐かしく思える。
だからといって、何もないわけではない。
今は静かに音楽を聴きながら読書したり、調べ物をしたり。
また 好きな場所で のんびりグラスを傾ける時間があること、また そんな大人になったことに安堵しているし、これも楽しみの一つになった。
欲張りすぎな大人にならず ホッとした成人式の夜である。
あと5年後、3度目の成人式である。
20歳の私からは想像できなかった今だから、3度目は どんな成人式になっているだろうか。
これも また必ず訪れる楽しみである。