茶室の床について
こんにちは。紗奈です。
日々の稽古やお茶会で拝見する床ですが、いつ・何を・どう飾るのか、について、整理も兼ねてここでまとめたいと思います。
稽古やお茶会での床の飾りは、前提として、茶事の流れがあって、それを簡略したものということになります。
基本となる茶事の流れは、下記。
1. 初座(初炭・懐石・お菓子):軸
2. 中立ち:軸→花に変更
3. 後座(濃茶・後炭・薄茶):花
お稽古やお茶会では、そういった流れがないので、軸と花が一緒に飾られることが多いです(諸飾り)。
加えて、炭点前をしないお茶会では、香合も床に飾ります。(これは、炭点前はありませんという意味)
花を中央に飾らない場合は、茶道口側におく。
香合を飾る場合は、中に香木・練香を入れておく。
→お茶席では、中央に軸を掛け、花を茶道口側に置き、反対側に香合を置く。
追加として、荘りもの(茶碗荘など)のときは、1の初座で床に置き、2の中立ちで回収してお点前に使用することになります。
茶事の流れを抑えていないと、略式で行う場合に混乱してしまいます。基本を理解して、どういう理屈で略されているのか、を理解すると良いと思います。