2024-10-3 キヌコの昔話
最近お友達と月2でランチしているのですが、この間彼女は仕事の都合で30分遅れてやってきたのです。
そのときに「ごめん!これからダッシュで向かう!」とLINEが来たのですが、それを見て思い出したお話。
むかーーしむかし、キヌコが知人と待ち合わせをしていたときのことです。
時間を過ぎても知人は一向に姿を現さず、キヌコは何十分単位で待たされていました。
連絡もないし、電話にも出ないし、どうしたものかと思っていたら妙にどかどかと響く足音がして、知人が肩で息をしながら登場。
けど「ずっと走ってきたんです!」風にうまく騙せたと思っていたのはおそらく本人だけでしょう。
その知人、虚言癖がひどくて会話の内容に矛盾が出るのは日常茶飯事、バレバレの嘘でも平気で口にしていました。
このときもね、知人は厚底で足音がやたらと響く、でっかい靴を履いていたのです。
だからどかどかと足音を響かせて登場したわけなのですが、その足音はどう考えても2〜3m、歩数でいうとオキヌの立ってた場所から5歩手前くらいから急に響いたものだったのよね。
キヌコの立ってた場所から死角になるところから現れたからバレないと思ったんだろうけど、5歩分くらいの足音しか聞こえなかったので「あー急いで来たふうに装ったのね」ってのがまるわかりだったのよ(笑)
虚言はいつものことだし面倒だから指摘しなかったんだけどさ、このお話をダッシュで向かってきた友人にランチしつつ話したら、なかなかのウケ具合でした。
確かにこの話、ふと思い出すとキヌコも吹き出してしまう(笑)
想像していただきたい、いきなり近くでどかどかどかどかどか(5歩分)と足音がして、物陰から姿を現した女性が汗一つかいていない涼し気な顔で、膝に手をついて不自然な荒い呼吸をしている姿。
コントみたいじゃない?(笑)
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