夏の夕方

ただただ暮れゆく空を見つめ、西日に顔を染める子供たちを見つめ、何もせずに過ごす。

いつかの記憶と今の風景が混ざりながら、大昔から、人々はこうして夏の夕方を過ごしてきたのだろうと思いを馳せる。

夏の夕方を手にした時、ただただ贅沢な気持ちになる。
平等に与えられた時間なのに、自分だけがこの時を手にしているように感じるのだ。

秋は夕暮れというけれど、夏の夕暮れも大好きだ。

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