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障害児の新年度準備は親だって頭パンクしそうじゃない?

新しい環境が始まる新年度。
障害児を育てる親としては、「ちゃんと馴染めるかな?」「先生や友達とうまくやれるかな?」と、ただでさえ不安が尽きない時期。

こどもも不安だろうけど親は書類や学校見学、先生への事前相談、幼稚園や学校で使うアイテムの準備etc…

毎年私の頭は爆発しそうでした(笑)
今でもそうだけどね。

でも、やらなきゃどうしようもない。
誰もやってくれないから踏ん張って重ーいお尻を引っ張り上げて自分で叩く!

気持ちはどうしても焦ってしまうけれどそこはゆっくりでいいからひとつずつ準備を進めていけば、大丈夫!

今日は、ズボラを代表する私でも何とかやってきた障害児の新年度サポートについて書きます。

★新しい環境、友達、先生に慣れるまで

環境が変わると、子どもにとっては大きなストレスだよね。(親も)
特に、障害のあるお子さんは「何が起こるか分からない」状況が苦手なことが多い。
だからこそ、見通しを持たせる準備が本当に大事!

見通しを持たせる具体的な工夫としては写真や絵を使って説明するのが一番分かりやすい。
今はネットでいくらでも画像検索も作成もできるから視覚優位なお子さんなら学校の写真や教室のイラストを見せながら、「ここが○○ちゃんの教室だよ」「ここに座るよ」など、具体的に話しておくのも伝わりやすいですよね。

次に学校やデイサービスではテッパンのスケジュールカードを作る!
朝起きてから登校、帰宅後の流れをイラスト付きでカードにしておくと、「次に何をするか」が分かって安心します。

絵がなくても文字だけでも大丈夫なら箇条書きで時系列にスケジュールやルーティンを伝えるのも我が子は有効でした!

ポイントは焦らず、スモールステップで!

「みんなが一度にできることが、うちの子は難しい…」と感じること、ありますよね。

なんなら定型発達のお子さんは(あまりこの表現すきじゃないけどあえて言うなら)教えなくてもいつのまにかできるようになっていたり、名前を呼んだら当たり前に振り向いたり、声を変えると立ち止まったりという何気ない行動が我が子は難しい、となるとなんとも言えないモヤモヤが心に溜まります。

だからこそ小さな小さな一歩からでいいんです。歩いて5分の場所に行くのに道端の石ころが気になって30分かかるとかザラですから!

手を繋いで歩けた。
自分で靴を履けた。
石ころ気になるけどそれを一つ拾って持ち帰ることで納得してくれた。

そんなことでも花マルなんです。

我が子の場合、特に幼稚園入園直後は「最初の1週間は午前中だけ」など、幼稚園の先生と相談して短い時間からスタートしていた時期もありました。

すぐお迎えに行かなきゃだからバタバタなんだけれどほんの1時間2時間でも自分の時間ができると言うのは大きな収穫でした!

あとね、支援学校の先生はプロ!安心して任せることも覚えて!

支援学校や支援学級の先生たちは、子どもの特性に理解がありますし、経験上たくさんのお子さんを見てきていますから多少泣こうが大きな声をあげようが走ろうがビクともしません。

困ったことがあれば、遠慮せずどんどん相談することが親も子も先生もコミュニケーションが取れて早く馴染めます。

実際、私も入園前にサポートブックを作って、先生に渡しました。その中には、「好きなこと」「苦手なこと」、さらにはパニックを起こしやすい「爆弾キーワード」も記載。例えば、うちの子は特定のフレーズを聞くと混乱するので、それを伝えるだけで、先生たちがすごく気をつけて対応してくれました。

親としてできるサポートは…

★安心グッズを準備する
例えば、うちではイヤーマフを持たせていました。ただ、それだけだと周りに誤解されやすいので、「苦手な音から耳を守るためのものです」と書いたステッカーを貼りました。これだけで先生や友達にも分かりやすくなりました。

★自分もリラックス
新年度に向けてバタバタしますが、親自身もリラックスすることが大事。「まぁ、なんとかなる!」くらいの気持ちで構えていると、なんとかなるものです。

これは親も子も共通して言えますが見通しが持てると不安が減りますよね。
新しいことに挑戦するのは、子どもも大人も不安。でも、見通しが立てばその不安はぐっと減ります。親としてできることを少しずつ準備して、無理なく気負いなくスタートしていきましょう。

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