学習における地図とコンパスのメタファー【柴田先生のVoicyより】
私は、とある地方の公立小学校教員です。
私の朝のルーティンは、息子を保育園に送り、そこから学校までの間Voicyを聴きながら通勤することです。
朝は主にGIGA先生(柴田先生)や白黒先生(森岡先生)の放送を聴き、帰りに古舘先生や坂本先生の放送を聴くことが多いです。
さて、今日は柴田先生の#497「磁気が整った正確なコンパスを使う〜学びの現在地把握へ〜」の放送を聴いて、私なりに感じたこと•考えたことを言語化してみようと思います。
まずは、是非こちらのVoicyをお聴きください。
普段であれば、聴いた後のアウトプットや共有は妻と行うのですが、今回はnoteの記事という形で残そうと思います。
メタファーとして
通常「コンパス」は方位を確かめるために使用します。
そして、「地図」と組み合わせることで現在地を把握することができます。
学習における「コンパス」は子ども達が学びのゴールに向かって進むための道しるべという扱いでしょう。
「地図」は学習内容でしょうか。
そう考えると、子ども達は地図を持っていたとしてその中に何が描いてあるのでしょうか。
・塾等で先取りをしている子→建物だけが点在している地図?
・ある程度見通しが持てる子→大通りとゴールが描いてある地図?
・見通しを持つのが苦手な子→白紙?
もしかしたら地図とコンパスを渡されても現在地が把握できる子の方が少ないのではないかと思います。
例えば算数の「分数」という単元があったとして、その学習内容を地図上にマッピングします。
その時に教師側は、スタートからゴールまでの道筋とチェックポイントが明確ですが、子どもにとっては本来ほぼ白紙のはずです。
その中で、今までの学習内容との結びつきや見方・考え方を活用しながら、道なき道を自分で開拓し、ゴールまでたどり着くのかなと思います。
ある程度ゴールまでたどり着いた時に、その地図(学びの足跡)を見つめる活動が大切なのかなと思います。
これが「振り返り」に当たる時間というイメージです。
そして、その地図をお互いに見比べてブラッシュアップできるのが学校で学ぶ良さでもあります。
話は飛びます
一気に話が飛んでしまいますが、私はこの放送を聴きながら思ったことがあります。
それは、このメタファーそのまま「ONE PIECE」のことではないかということです。
不安定なコンパス(ログポース)を駆使して島から島へ航海をしていく様子がパッと思い浮かびました。
そして、どの航路を選んでも最終的にラフテルへとたどり着くというところも、どの学び方をしても最終的にはゴールにたどり着くというところでイメージがピタッとはまりました。
これは私が今算数専科なのもあるかもしれません・・・
各島での冒険は、毎時間の課題解決。
仲間と協力して解決なんて、まさにそのまま。
という話を妻にするわけにはいかないし、Xでの引用やvoicyのコメント欄では文字数が足りないしということで、ここにまとめました。
「けテぶれ」も外せない
また、この例え(地図とコンパス)をする時にけテぶれの考え方も外せません。
以前葛原さんが、「学びの海の話①②」でされていた内容とも重なるなと思いました。
心マトリクスなんてまさに現在地を把握するための地図ですし。
まとめ
このあたりは、一教員としてしっかりと自分の言葉で語れるようにしておく必要があります。
最近は多様なインプットを心がけているため、中々自分の考えとしてまとまらないこともあります。
柴田先生を含めたvoicyパーソナリティの先生方は考え方にしっかりと軸があり、それがそれぞれ違います。
しかしその違いを自分で解釈して取り入れることで自分の「幅」が広がっていくと思い、日々耳を傾けています。