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2023年書初めnote<2/2>
2023年最初の文章教室に参加して
1年の振り返り後、グループに共有する勇気が出ずにそっとしていたnote
2023年最初の文章教室後のフリートークの場で思い切って、noteの投稿をしたいと思ってます!と宣言してみた。
https://www.street-academy.com/myclass/4854
こころ先生から「ぜひ、課題も投稿しちゃってくださいねー^^」とお墨付きをいただいたのでさっそく・・・
12月に学んだ内容はテーマの中にキーワードを盛り込み、1つの事象を2つの視点でエッセイを書いてみる。というもの。12月は普段参加していない平日の夜に参加したので普段合わないメンバーもいて、なかなか刺激的でした。
2023年最初の課題発表(2つめの視点)
テーマ:「おせち料理」
キーワード:「笑い」「道」「ことば」の3つのキーワードから2つ選択
文字数:400-800字
視点②:予想してみてください
この家での私の出番は年に1回、普段は戸棚の奥で眠っています。
12月31日、1年ぶりの明るさを感じながら、翌日に備えます。
1月1日の朝、湯気の立った丸いお餅とお雑煮を入れてもらい、食卓へ運ばれます。これまでは仲間4つが使われていましたが、今年はなんと初めての5つめの出番が!
でも、これが騒ぎの発端でした。
順番待ちをしていたら、トップバッターの仲間が「今年は違うぞ!いきなり白みそ雑煮だ!」と報告が。
妙な緊張感が走るなか、久々の5つめの仲間の番。
すると、カサッと粉末が入れられ、ケトルのお湯が注がれました。
「えっ?!」
・・・ことばを失いました。
こんなこと言いたくはありませんが、私たちは百貨店で売られていたそれなりのお椀です。
それが、、、年に1回の出番が、、、
まさか、インスタント味噌汁の粉末が入れられただなんて。
食卓までの道のり、全員沈黙でした。
でも、仲間が気付きます。
「あれ?今年は配膳の位置も違うぞ!」
食卓に座る1人の小さな子ども。私たちを見て、興味津々の目をしています。
隣のお母さんらしき人が自分のお椀を開けて見せると
「ぼく、これいらなーい!」
あぁ、そういうことだったのか。
全員が納得しました。
「インスタント」というショックはありましたが、小さな子どもに白みそ雑煮は確かに少々早いですね。
5つめの仲間も、味噌汁をグイッと飲み干され、暗かった顔も笑顔にかわり、最後はなんだか誇らしげでした。
今年1年、どんな成長があるか楽しみですね。
また来年、お会いしましょう。
合評されて思い出したこと
2つ目の視点のほうが面白がってもらえた、と思う。
あえて、人ではない視点を描いてみて、個人的にも面白かった。
もし、「モノ」にも感情があるとしたら・・・世の中、感情であふれてしまうかもしれないけれど、それはそれで面白い。
今回の課題を改めて読んだり、合評を聞いていたら、小学生のころに書いた文章を思い出した。
テーマは自由で、「朝起きたら家の犬になっていて、家族のみんなとたくさん遊んだ」みたいなことを書いていたはず。
案外そのころから、感性は変わっていないのかもしれない。