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第21回連合滋賀定期大会
開催日:
2024年11月8日(金)
場所:
琵琶湖ホテル「瑠璃」
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連合滋賀白木会長の挨拶
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1. 大会への感謝と参加者の紹介
第21回定期大会に出席していただいた代議員や傍聴者の皆様に感謝を述べるとともに、来賓として出席された連合芳野会長や三日月滋賀県知事など、多くの方々への謝辞を表明しました。
2. 災害への哀悼と被災地支援
冒頭で、今年の半島地震や記録的大雨による災害で亡くなられた方々への哀悼の意を表し、被災地への支援を継続することを連合として約束しました。引き続き、全ての組織と協力しながら対応を進めていく考えを述べています。
3. 不透明な経済情勢と国内課題
現在の国際的な緊張状態、気候変動の影響、米中関係の対立が労働市場に及ぼす影響を指摘し、経済環境の不確実性を強調しました。また、国内では少子高齢化や労働力不足、ジェンダーギャップといった深刻な課題を抱えていることを述べています。
4. 政治情勢の変化と課題
国内外の選挙結果を踏まえ、政治の変革が求められている現状に触れました。特に、与党の過半数割れや野党の議席増加が国民の政治不信を反映しているとし、政治改革の必要性を訴えました。滋賀における支援体制の問題や選挙での苦しい対応についても分析しています。
5. 2025年春季生活闘争に向けて
2025年の春闘に向けて賃上げの具体的な目標を掲げ、公正組織の努力の成果に触れました。中小企業での格差是正も重要視し、価格転嫁の問題への対策を進める方針を示しています。
6. 労働組合の未来と課題
連合と総合生活開発研究所がまとめた報告書をもとに、組織率の低下と無関心の増加に対応する必要性を訴えました。デジタルツールの活用や、現実に即した組合活動の刷新についても言及しています。
7. 多様性の推進とジェンダー平等
労働組合において多様性を力とする取り組みが求められていると強調しました。ジェンダー平等を実現することがイノベーションの源泉であると述べ、女性の参画率向上とトップリーダーの行動力強化を促しています。
8. 団結の呼びかけとまとめ
最後に、議論の中で触れられなかった課題を補完してほしいと述べ、働くことを実現する安心社会に向けて、連合滋賀が一丸となって運動を推進することを呼びかけ、挨拶を締めくくりました。
連合芳野会長の挨拶
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第50回衆議院議員選挙の振り返り
先日行われた第50回衆議院議員選挙では、全国の仲間が全力を尽くし、短期決戦にもかかわらず「与党過半数割れ」の目標を見事に達成しました。自民党は総選挙に不明瞭な問題を抱えて臨みましたが、国民の間に広がった政治不信が選挙結果に反映されました。
日本経済への危機感と連合の役割
第2次安倍政権以降、自民党政権下では賃金の停滞が続き、多くの国民が将来に不安を抱えています。日本経済の苦境は深刻で、国民民主党の「手取りを増やす」という主張が多くの共感を呼び、選挙で成果を挙げました。今後も立憲民主党や国民民主党と連携し、働く人々のための政策を実現していきます。
能登半島の災害への支援活動
能登半島地震から10か月が経過しましたが、9月には記録的な大雨も発生し、被災者の生活は依然として厳しい状況にあります。連合は対策本部を設置し、ボランティア活動や支援を継続しています。新たに、緊急避妊薬のデリバリーなども導入し、被災者の支援をさらに充実させました。被災地の声に耳を傾け、引き続き支援を行っていきます。
2024年生活闘争の成果と新たな挑戦
2024年の生活闘争では33年ぶりの高水準の賃上げを実現し、日本経済の安定成長への第一歩を踏み出しました。これをさらに進め、2025年に向けた新たな生活闘争の準備も進めていきます。持続的な賃上げや格差是正を一層推進し、経済全体の安定を目指します。
労働組合の未来と改革の必要性
労働組合の未来に向けた改革が必要です。連合と連合総研の共同研究報告書には、労働組合の問題点と具体的な改革の方向性が示されています。固定観念にとらわれない提案を受け入れ、労働組合の価値を高め、持続可能な運動を共に築いていきます。
ジェンダー平等と多様性推進への取り組み
9月末にジェンダー平等推進計画フェーズワンが終了しましたが、目標は達成できませんでした。長年の習慣が根強く課題は簡単には解決しませんが、日本のジェンダーギャップ指数の深刻さを踏まえ、次のフェーズに進めていきます。皆様にも問題意識を持ち、ジェンダー平等の実現に向けて取り組んでいただくことを求めます。
結びの言葉
最後に、第50回総選挙での皆様の奮闘に改めて敬意と感謝を表します。今後も連合が目指す社会を共に築くため、力を合わせて取り組んでいきます。
三日月滋賀県知事の挨拶
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支え合いへの感謝と思い出
三日月知事は、21年前に衆議院議員として初めて選出された経験を述べ、それ以降、4度の総選挙と3度の知事選挙で当選を果たしたことを報告しました。多くの支援者に支えられてきたことに深い感謝を示し、滋賀県内で日夜働く人々への敬意を大切にしていると表明しました。
労使の協力と信頼関係の重要性
連合や労働組合との協力の重要性を強調し、労働条件の改善や職場環境を向上させるための取り組みを進めていると説明しました。信頼は時間をかけて築くものであり、一瞬で崩れかねないことから、慎重に誠実な関係を築くことを決意しました。
持続可能な共生社会を目指して
琵琶湖を中心に持続可能な共生社会の実現を目指し、生物多様性の保全や健康志向の推進に力を入れていると述べました。滋賀県独自の取り組みとして、子供の権利を守る条例の制定や高等専門学校の設立を進め、防災・防犯対策にも積極的に取り組んでいると語りました。
地域イベントとまちづくりの展望
来年開催される国民スポーツ大会や大阪関西万博などの大規模イベントを活用し、滋賀県の魅力を向上させる計画を説明しました。産業誘致と公共交通の整備を進め、地域住民が安心して暮らせる滋賀らしいまちづくりを推進していると明言しました。
人権・ジェンダーへの取り組み
人権やジェンダー問題への取り組みも進化させる必要があると主張し、弁護士の活動が地域社会の発展に不可欠であると認識していると述べました。連合をはじめ、働く仲間たちと協力しながら課題を克服する決意を示し、挨拶を締めくくりました。
定期大会のすべての議案は可決されました。