【航空管制官採用試験】1次試験の重要性
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
過去に航空管制官採用試験を受験し、独学で8割以上の高得点を獲得して最終合格した「やっぴー」です。
本記事では、航空管制官採用試験における1次試験の重要性について解説したいと思います。
ちなみに、1次試験の勉強法や私が使用していたテキスト一覧、適性Ⅰ部の解き方については以下の記事で解説しているので、よろしければご覧ください!
1.航空管制官採用試験の配点
航空管制官採用試験には、1次試験・2次試験・3次試験が課されます。
それぞれの配点は以下の通りです。
1次試験
・基礎能力試験 2/12
・適性試験Ⅰ部 2/12
・外国語試験(聞き取り) 1/12
・外国語試験(多肢選択式) 3/12
2次試験
・外国語試験(面接) 1/12
・人物試験 3/12
3次試験
・適性試験Ⅱ部
・身体検査
・身体測定
※3次試験については、それぞれの科目でA(合格)とE(不合格)での判定のため、配点はありません。
2.1次試験の重要性
航空管制官採用試験の配点は上記のようになっています。
1次試験は、すべての配点を足すと8/12になります。
2次試験は、すべての配点を足すと4/12になります。
このように、配点の3分の2は1次試験が占めていることが分かります。
このことから、単純に考えると1次試験は2次試験の2倍重要になるといえます。
また、どれだけ2次試験の対策を行っても、1次試験で不合格になると、2次試験を受験することができません。
ここで、1次試験の重要性に関して簡単なシミュレーションをしたいと思います。
(1)1次試験で75%の得点率・2次試験で60%の得点率の場合
(2)1次試験で60%の得点率・2次試験で75%の得点率の場合
この2つのパターンについて、傾斜をかけて計算した場合の最終的な得点率を求めます。
(1)1次試験で得点率が75%、2次試験が60%なので
(75×8/12)+(60×4/12)= 70
(2)1次試験で得点率が60%、2次試験が75%なので
(60×8/12)+(75×4/12)= 65
このように傾斜をかけて計算すると、1次試験・2次試験が60%・75%という同じ数字でも、最終的な得点率には違いが生まれることが分かります。
ちなみに、5%の得点率の違いはかなり大きなものです。
得点率が65%なら不合格の可能性がありますが、70%なら明らかに合格圏内です。
(年によって採用人数や受験者のレベルに差があるので、断言することはできません)
3.まとめ
以上のことから、最終合格を目指すうえでの1次試験の重要性を理解していただけたと思います。
なので、これから航空管制官を目指す方は、まずは1次試験の勉強に取り組みましょう。
それが最終合格への近道です。
参考文献
国土交通省「2023年度航空管制官採用試験受験案内」
jyukennannnai_koukuu.pdf (jinji.go.jp)
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