【配信】伸びない人が陥りがちな「ゲーム画面そのものに価値がある」って考え方の話
どうも赤津きんたろうです!
TwitchやYoutube、ニコニコ生放送でいちリスナーをやっています!
私の記事は、しがない「いちリスナー」から見た、配信のあれこれについて思った限りに書きなぐって自分が気持ちよくなるNoteを書いてます!
そんな中で何か一つでも参考になるものがあればと思い、リスナー視点から見た「伸びない配信」「嫌われるリスナー」というポイントに焦点を絞って書き殴って行きたいと思います!
さてさて、前回こんな記事を書きました。
前回、「配信やってるけど同時接続5行かないチャンネルは、実は全体の50%にのぼるって現実」…という話。
そしてその「伸びないチャンネルは大体同じように伸びない要素を踏み抜いている」という話をしました。
そして、その中で「じゃあそもそも伸びる配信って何さ」って話をして、「そりゃもう面白い配信でしょ?」という話。
じゃあ「配信における【面白い】って何なのよ」という話をしました。
で、その中でこれから書いていく事をこれを挙げました。
それが今回の主題になります。
「Live配信ならではの価値」とは?つまり「それ配信でやる意味ある?」って話
Live配信って、配信者が今現在リアルタイムで何かをしていて、そこにリアルタイムでチャットを送ってコミュニケーションが取れる。
そこに価値があるワケじゃないですか。
逆に言うと、そうじゃない事ってそんなに価値はないんじゃないか…って話になるワケです。
例えばじゃあ「アバターも配信パーツも何もなく、そしてただ普通にRPGをしてる様子を映してる配信」の場合です。
ただ普通にRPGしてるだけの配信って、RPGしてる部分には「何の配信価値も無い」んですよね。
それは何故か。
だって、普通に「動画」を見た方が「もっと良いプレイが沢山ある」んだもん。
それはただただ普通っぽいプレイでも取り零しがなかったり、失敗はカットしてたり編集で解説を入れてたりなど、普通プレイを見る上でより面白く快適に視聴できる為の要素が付け足されているからです。
ちなみに、ただ映像を乗っけただけのプレイ動画も、今どきは流行りません、だって「動画でも山程ある」んだもの。
Youtube、ニコニコ動画黎明期から十数年、様々な動画の蓄積が動画サイトにはあります。
その中にはゲームの普通プレイってのは山程あって、山程「殆ど見向きもされず(500再生も得ず)」埋もれています。
動画ですら埋もれまくってるのに、動画より絶対にテンポの悪くなる配信が「配信の良さ」を活かさないでウケるワケがない。
だから、Live配信ならではの価値を活かす必要があるんですよね。
例えば、「可愛い声とVの女性配信者がドラクエ3を初見で遊んでる」、としましょう。
この場合、分解すると出てくる「その配信じゃないと見れない要素」はどんなところか。
リスナー視点で考えてみましょう。
ドラクエ3っていう自分が知ってるゲームを
女性配信者っていう馴染易く好感の持ちやすい配信者が
初見でどんな風に遊ぶのかメッチャ気になる
こんな所が「その配信じゃないと見れない要素」でしょうか。
つまり「オンリーワン要素」、配信の「コンテンツ」になります。
「どういうパーティーでいくのか」
「どんな名前をつけていくのか」
「きっと全滅何度もするんだろうな」
「キャーとかギャーとか聞けるんだろうな」
「えぇぇぇえ!?とか驚きもあるんだろうな」
そんな所が配信を見たいって思う「期待」になりますし、実際にそのシーンになるとその通りになったりならなかったり。
その人がそのゲームをやる事の価値というのが高まるワケです。
加えて「コメントしたらどんな風に反応してくれるんだろう」という人との繋がりや、優しい返答があるんだろうなとか言う安心感があったり。
そういう「リアルタイムでしか得られない要素」がLive配信の価値に繋がるワケです。
ゲーム配信って上手くやる事を目的とする配信でなければ、「基本的に上手さは求められていない」と思うんですよね。
誰でも知ってるゲームだけれど「この人はどう遊ぶんだろうか」という関心が「見たい」という評価に繋がるってワケです。
また、上手くなくても「上手くいってない様子もまた可愛い=コンテンツになりやすい」って話でもあります。
しかし、例えばこれがテンプレ男性配信者になると一転しやすい。
大体の伸びない配信がこうなると思います。
男性配信者っていう馴染みにくく、安心感の持てない配信者が
誰でも知ってる普通のゲームを
普通にモクモク作業的に進めてるシーンが映ってる
この形になりがち。
そうなると「その人がそのゲームをやっている事の価値」が生じないんですよね。
「別にこの人の所にコメントしたくないな」
っていう。
もちろん、あんまりゲームが上手い方じゃない男性配信者でもウケてる方はいます。
しかし、それも「ゲームを上手くプレイすること」がコンテンツではなく、それ以外のことが強いコンテンツになっている事が多い…ってワケです。
実際、男性でゲームが上手い方ではないけれどウケてるチャンネルの場合、7割以上はゲーム関係ない雑談ばっかりです。
そう、ライブ配信ってチャットに参加するにしろしないにしろ、リアルタイムでその人の話を聞けたり遊ぶ様子を見れたりっていうのが面白さで、しかも「ゲーム画面を見る面白さ」って「動画には勝てない」ので、必然的に「話」の方に面白さって偏りがちなんだと思います。
(とは言ってもこの図式だけで成り立っているワケではありませんが)
多くの50%の下側に行く方(つまり同時接続が5以上行かない配信)は多分、この勘違いがあるんじゃないかなと思っています。
「ゲームのプレイ画面それ自体に価値がある」という勘違い
例えばこれがコアな層からは凄く評価の高いマイナーゲームの場合、そのゲームをやっている人がいる、というだけである程度の価値があります。
だけれども、地声配信の場合、配信者がそれに相乗効果をもたらす価値を持っていなければ、マイナーゲーという価値すらもなくなることになります。
だから「初見、このゲーム好きです」とかいう、そのゲームを知ってるコアなファンがチャット付きで来訪する事があっても…「5分もしたらその人も既に居ない」って事が往々にして発生するってワケ。
「そのゲーム」じゃなくて「その人がそのゲーム配信をしてる内容に価値があるかどうか」
ここが大事ってーワケです。
「ゲームが好き」な方、つまり「ゲームありき」のリスナーでも最終的にはその部分に落ち着くと思います。
やっている人、つまり配信者やゲーム画面以外も含めて面白そうじゃなかったら結局は観ないってワケ。
ゲーム画面そのものに価値を出したいなら、ゲームのプレイ内容自体に他とは違う価値を生まねばならない。
なので、ここで「ゲーム画面だけを映してる配信」に戻るとこの図式が発生します。
ゲーム画面を映すなんていう「大前提も大前提」最低限のことだけやってて「面白い」と思う要素はどこにある?
もっと言い方を話を変えてみましょう。
ゲーム画面だけでウケるんだったら「雑談」とか「アート配信」なんてそもそも流行らないよね
って話。
だからこそ「ゲーム画面そのもの」には基本的に価値がない。
一方のジャンルで、往々にして配信に映っているのが最低限のパーツだけの配信ジャンルがあります。
それはRTAです。
RTA配信をされている方も人それぞれ配信画面は違いますが、まぁでも見てるとゲーム画面とタイマーだけって配信は多いです。
すっごい無骨なデザインの配信ばっかりです。
だけど、同時接続5人以上のチャンネルは結構ありますよね。
これは何故か。
RTAとかのゲーム激ウマ系の人だとゲーム画面を映すことに大きな価値があります。
それはRTAをしているという、ゲーム画面を映す価値に繋がる要素があるからウケてるって話です。
「今回は上手くいくかな?」という「結果は最後まで見ないと分からない」要素や、失敗やその失敗をどうリカバリーするのか、というリアルタイムでしか見れない要素に関して、私はあんまり関心がありませんが、逆にここが見所と感じる人は多いでしょう。
誰でもやってる訳ではない=誰でもやれる訳ではない
常に上手くいくとは限らない=今回はいけるかどうかというハラハラ
この2つが「Live配信でやる価値」として需要を生むって訳なんですよね。
ただ一方で失敗も含めて面白くすることが出来ないと、やはり価値はなくなります。
なぜか。
Youtubeの動画で見ればほぼパーフェクトなプレイ+解説付き+巻き戻したり一時停止もできるからなんですよね。
そう、これも「動画で良いじゃん?」が発生するんですよね。
だからRTAやっていても同時接続3くらいの配信もかなりある。
私が知ってる配信で、ワールドレコーダーの方なんですが(しかもRTAの人気タイトル)配信に行くと10人くらいしか居ないんですよね。
なぜか。
その方は絶望的にゲーム画面以外の配信要素が「伸びないテンプレート」を踏みすぎてるんですよね。
こんな感じです。
マイクが悪く聞き取り辛い
加えてボソボソ声で余計聞き取り辛いし陰気
というかそもそも殆ど喋らない、コメントに反応しない
しかも失敗するとすぐ舌打ちとか悪態ついたりする
これを「Live配信の価値」に当てはめると。
え、これもう別に配信で見る必要なくない?だってワールドレコードの「動画」が上がってるんでしょ?
ってことになり…
「その人自身のコンテンツなのに、配信としての価値は何もなくて、動画で観た方が1000倍まし」
ってことになります。
実際、その人のワールドレコードを記録したYoutubeの動画はかなりの再生数です。でも配信では万年10人配信。
さぁ、これを「ただの普通プレイ」の話に戻すと。
「ただの普通プレイって誰でも出来る」からゲームプレイそれ自体への価値は「皆無」に等しくなる。
多分、人気の女性配信者でも、新しいアカウントで配信画面だけで声なしで配信を始めたら、誰も見向きもしないでしょう。
だから、配信のコンテンツパワーって「ゲーム画面」ではなくて「ゲームを生配信から派生して生じること」である、と。
さてさて、ここまで話をすると、じゃあ面白いって、オンリーワン要素って全然目指せないじゃないか、って思う方も居るかもしれません。
ですが…
オンリーワンって別に「世界に一つだけしか存在しないこと」じゃなければならないワケではない
んですよね。実際、方向性の近いVtuberって世の中にゴマンと存在するワケじゃないですか。
でも、みんなウケてる。
これって、じゃあ「うどん」のお店があるとして、「うどんなんて皆一緒じゃん」とはならないんですよね。
それぞれの店の違いがあるし「その日の混み具合(つまりどんなリスナーが他に来ているか」とかでも違うし。
人ごとの違いが面白い+コミュニケーションツールの側面があるのが配信っていうコンテンツだと思います。
なので、ここで言う「オンリーワン」ってそんな重い意味ではなくて、飲食店のちょっとした店の違いくらいと考えていい
って話になります。
ここまで言ってと「じゃあどうやったらウケるんだよ」って思う方も居るでしょう。
だけど、そこに関しては私も正直、全くわかりません。
自分だったら全く観ない配信が大ウケしてたり、この人は伸びそうだなって思ってると意外とすぐ頭打ちしたり。
(多分、自分は結構マイナー配信の方が好きなんだと思います)
なんで本当にわかりません。
なんですけれども。
とりあえず、最低限ウケる為の要件を挙げてみましょうか。
10秒以上黙らない、悪態はつかない(舌打ちは絶対NG)
「ゲーム画面」には「あまり価値はない」と意識する
「動画」と比べて何が価値があるかを考える
これだけでグッと変わるものがあるんじゃないでしょうか。
でもまぁノーマイク配信とかもあったりしますし、ボイロ系配信になるとあんまり喋ってない事も多いんですけれどもね。
要は自分の出せる持ち味をどう活かすかって事かなと思ったりはします。
そして自分の出せる持ち味が足りないなって思うなら違う配信スタイルを検討する、とかなのかなと。
それでは配信者のみなさん、私の為に(オイ)面白い配信を沢山お願いします!
ではでは、赤津でした!
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