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2024年秋、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」天気は雨、でしたが‥

2024年は岡山県にお邪魔する機会が多く、その中でも特に心に残った「森の芸術祭 晴れの国・岡山」と言うアートイベントについて少し、書いてみたいと思います!

桃を想像した。やっぱり、色?

10月末に新見、11月頭に奈義と津山に行きましたが、中でも忘れられない体験となったのは新見市にある2ヶ所の鍾乳洞。満奇洞まきどう井倉洞いくらどうです…。
出来るだけ前知識なしで見たり感じたりしたい私達は、満奇洞は蜷川美花さんの作品がある、井倉洞は、「凄い鍾乳洞だ」くらいしか知らずに行きました。


満奇洞  蜷川実花 with EiM  深淵に宿る、彼岸の夢

2024年10月末、小雨の降る中、旦那と2人で車のナビにえらい目に遭わされながらも、無事に到着。
駐車場から入り口までは、少し歩いて登ります。

入り口は結構広く、天井も高かったですが、洞内は一部しゃがまないと進めない所もありました。そこ以外はほぼ天井が高く歩きやすかったです。
青いライティングゾーンを過ぎると、赤いライティングゾーンになり印象がガラリと変わります。

歩きやすい通路が作られていますが、濡れているので要注意
意外と天井は高いです
どっちが天か地かわからない

進んで行くと、奥に異空間が広がっていました。
真っ赤な空間、赤黒く光る水、そこに咲き並ぶたくさんの彼岸花、
その上にかかる紅い欄干の橋、そして夕日のような、はたまた異世界への入り口か黄泉の国への入口かのような照明。そこはまさに「非現実」な空間。一瞬で摩訶不思議な空気に包まれました。

結構人が多かったのですが、奇跡の1枚
どこに通じているのでしょう…



井倉洞   アンリ・サラ  未来はかすかに響く歌

満奇洞からの移動途中、雨は激しくなったり弱まったり…。
駐車場から河の横を歩いて約5分。橋を渡った対岸が入り口。
その横に滝がありました。なかなか壮大です。

壮大さが伝わらない写真ですね…

橋の手前の受付で、ヘルメットと重さ5kgはあろうリュック(ライト、予備ライト、スピーカー、バッテリー)を背負い、出発です。
数人でひと組となり、光と音の共鳴を感じながら洞内をめぐるインスタレーションだそうですが、本降りの雨、そして平日。最初から最後まで、私たち2人だけでした。

洞内は真っくら!鍾乳洞探検してるって感じ!照明は自分達のライトだけ?なんだか不思議な音楽が鳴ってるし。そわそわするような、アンビエント?オペラ?女性のコーラスのようなのも入ってたり。そして洞内のぬめぬめ感が、ギーガーのエイリアンをちょっと想像しました。

鍾乳洞探検
何か産まれて来そう…

満奇洞とは違い起伏が激しいところがあったり、鍾乳石が上から下から出ていて、とても狭かったり。最初の数分で作品のことは忘れそうになって普通に必死に探検していました。背中で鳴っている大音響とそれに合わせて光り方が変わるライトを除けば。

もっと狭い箇所もありました
歩きやすくはなっていますが、やはり濡れています

奥の方に水が溜まっている空間があり、その壁面にはレコードだったと思うのですが、人工物の映像が映し出されていました。そこまでの光景とは違い人工的な物の映像が違和感のような、洞窟の中で見ているとなんだか不思議でなぜだか物悲しいような、そんな気持ちになりました。

不思議な音楽と共に、レコード盤などがいろんな角度で映し出されていました

余談ですが…。「最初の数分で作品のことは忘れそうに…。」
実は、まだ序の口のところで旦那のリュックにトラブルが発生し、ライト付かない、音鳴らない。リュックがただの激重荷物と化す、と言うハプニングがありました。
2人で行ってて、よかったです…。

出口から見た滝
D51が鎮座されておりました。



まとめ

・岡山県北の「森の芸術祭」に行って来ました。
・一番印象的だったのが、満奇洞、井倉洞でした。
・鍾乳洞そのものもとても素晴らしかったし、そこに光や音や物が加わる事   
 で、異空間で非日常的で摩訶不思議体験が出来ました。


最後に

随分日にちが経ってから書いた記事なので、少し曖昧な感じもしますが、とても素晴らしい体験型アートでした。
個人的には足の指を痛めた後だったので、下りがとても辛かった事も、いい思い出になりました。

そして、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また、ぷいたろうの記事を読んで下さいね!













 

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