みるいろ
今日は〈海松色/みるいろ〉です。
JIS慣用色名によると「暗い灰みの黄緑」
海松とはミル科の海藻で、万葉の時代から親しまれていたのだとか。
画像を検索すると……。
うわ、ほんと松みたい。
昔の人はうまいこと言ったなぁ。
宮内庁雅楽部の楽人の装束には、この色が使われているそうです。
見に行きました。
もちろん、検索で。
ほうほう、なるほど。
うん、渋いねぇ。
この色名を初めて知ったのは、田辺聖子さんの『むかし・あけぼの/小説 枕草子』です。
主人公・清少納言が〈海松子〉という名で登場するのです。
「みるこ」という音の響きといい、「海松子」という字面といい、私の感性にビビビッ。
もし娘が生まれたらこんな名前を付けたいな、と思ったものです。
実現しませんでしたが。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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