近況3
恋愛小説をいくつか買っては読んでいる。
恋に焦がれているとかではない。
12月に観たマツクランジャタイという公演に魅せられて、それからというもの「恋」という一つのテーマが頭を離れない。
こんなに美しいものなのかと衝撃を受けたし、「恋」への概念も変わったし、自分も美しい「恋」を描いたモノを創りたいと思った。
正直なところ、こんなに何か一つの記憶を引きずったことがないというくらいに引きずっている。
木綿のハンカチーフを聴けば蘇るし、街中で赤いもの目にしたって蘇ってきて勝手に切なくなる。
金髪に赤い服を着た綺麗な女性だって無意識に探している。
この日に日に溢れて自分で拾うことに必死な想いを、これからどうすれば良いのかと消化先を探していた。
が、どうやら終わりではなかったらしく歓喜している。
続きがあるというだけで生きていけると思った。
それから、初めてマツモトクラブさんの現場の予約をした。
そんな12月の記憶に頭を支配され続けている最近。
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