スマホの檻
「スマホを置いて旅したら」
とても良かった。
本を読むぞと固い感じにならず読める穏やかな本。
スマホスマホのこの時代に、スマホを持たずひとり旅に出てみよう!と行動に移せたふかわさんの意識が何より素晴らしいと思う。
これを読んで、スマホにどれだけ日常を占領されてるかを実感して、自分も一度こうやってスマホの檻から抜けてどっか遠くへ行ってみたいと思えた。
普通にしてたら味わえない「非日常」。
「非日常」は人それぞれあると思うが、今の私でいうそれはライブなのかと考えた。
そして同時に、もはや身体の一部のようなスマホを無くした生活もそれに当たるのかもしれないと考えた。
ふかわさんの文章が凄く好きだ。
その情景がスッと頭に浮かぶ。
美濃和紙に虜になってしまうふかわさんも、水琴窟の音を感じたいふかわさんも、その感覚全てぶ共感できた。
良い時間だった。
最初のページが美濃和紙になっているのところが粋で、凄く嬉しい気持ちになった。
「スマホの充電も良いですが、自分を充電することもどうか忘れないで下さい。」
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