見出し画像

精神病家族の話12

こんにちは!ちゃーちゃんです。
見てくださってありがとうございます。
日々のモヤモヤを吐き出すためにnoteを始めました。

兄は高校に入ると5〜6人のグループで友達が出来た。
中学の頃も、出かける友達はいたけど自分より格下だと思っている節があった。よく私達に、その友達をバカにする発言をしていた。
不幸の手紙をもらった教訓が活かせていない。

夏休みに、グループで自転車旅行をすることになった。発案者は兄。
他県の母方の祖母宅を目的地として、野宿しながら4泊5日位の行程。色々調べて綿密な計画をたてていた。
前日には旅をする友達の1人が泊まりに来て、兄の部屋で夜中までおしゃべりしている声が聞こえた。

私や弟は幼少期から友達が泊まりに来たり行ったりしていたが、兄の友達が泊まりに来るのは初めてで、泊まってくれるような友達が出来て良かったなと思った。
兄の生活が満たされていると、兄弟への暴力や嫌がらせも減る。

旅行は、怪我やリタイヤすることもなく無事に目的地に着き、ひと夏の良い思い出が出来たんだなと思った。

ところが…
母が保護者会で旅行に行った友達の親に会うと苦言を言われたらしい。
「峠で自転車を漕ぐのが大変で、前の人に追いつけなくなって待って欲しいとお願いしたら怒られ、急かされた。嫌な思いをした。」

兄らしい。
計画通りに物事が進めないと気がすまないのと、待つことが出来ない性格で、そこに他人の気持ちや体調は関係ない。

それ以降、徐々に友達の名前が出る回数が減っていった。
溝が出来たようだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?