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時を編むナンタケットバスケット11

11作目。
少し大きめの7インチの蓋付つバックを自分用に。
これは1月に予定している展示会に出品します。

蓋につけるプレートは、
エボニー(黒檀)に白い鯨の飾りが埋め込まれています🐳

以下、大まかな工程です。
ご興味がございましたらご覧ください✨
⚠️長いです。


⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

7inchのラウンド型、
大きめのバックを編んでいく。
まずは底板にジェルを塗り保護する。
ぐるぐるから75本切り出し、
汚れを取り、サンディングし、
先を細く整えていく。
この工程は時間をかけ丁寧に。
途中、写真を撮り忘れました。

隣り合う縦軸のバランスを見ながら差し、
編み上げていく。
カーブはきつめに編まないと型に沿わず
型通りに仕上がらないから慎重に。
まだまだ…
編み上がった。
バスケットのボトム部分と、蓋の部分、内側外側、
計4つ縁を作っていく。
ボトムと蓋の円周がぴったり合うように重ねて接着。
そろそろ蓋に取り掛かりたいと思ったタイミングで
蓋のプレートが届いた。
黒壇にマンモスの牙の装飾。
蓋に取り掛かる。
飾り板に傷がつかないようにマスキングする。
縦の芦をカット、サンディングして差し込んでいく。
今回は73本。
編み始める。
蓋が編み上がった。
はけで周りを湿らせて…
折り込み縁を付ける。
釘打ちで固定してから、
余分な縦軸をカット。
ヒンジも作る。
ヒンジを釘打ちしてとめていく。
アクセントの黒を縁に編み込み、
ぴょんぴょん出ているものをカットしたら
蓋が完成。
写真を撮り忘れましたが、
バスケットと蓋をヒンジで連結し、
ニスを塗り終えたところです。
ペグをつけて
ハンドルをつけて
完成✨
自分へのクリスマスプレゼント🎄🎁


これ1つを作るのに$900(約13万)ほどかかりました。もしこれが日本のお店で売られていたら20万以上すると思います。
たかがバスケット、なのですが。

時間を命と例えるなら、自分の命で得たお金で、命を使って作ったバスケットは、わたしにとって金額でも売る物でもありません。

これまで11個制作しましたが、6個は感謝の気持ちを伝えたい方々の元へいきました。
なんとも傲慢で自己満足的な考え方だと自分でも思うのですが、大切な方々と共に日々の痕跡を残しながら、空気を含みながら経年によって深さを増していくだろうバスケットを、遠くアメリカから(本当は近いと思っているけれど)とても愛しく思うのです・.。*・.。*🐚



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