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#169:人生すごろく「金の糸」の楽しみ方

たくさんの投稿の中から見つけてくださって、ありがとうございます。
私は『ジブントリセツ作成サポーター』として、ライフキャリアに悩む女性が自分らしい生き方をかなえるためのサポートをしています。
noteペンネームは「さいた みこ」、ジブントリセツサポーターとしては「しみず えみこ(=しみこ)」として活動しております。

前回に引き続き今回は人生すごろく「金の糸」の楽しみ方のお話をしたいと思います。

何人でやる?

1グループ3〜4名程度。
それを超えると一人あたりの話の持ち時間が短くなり、同時に待ち時間が長くなります。このため話がはずみにくくなる場合が。
レイアウトも参加者同士が顔を見合わせられるように向き合った配置にします。

ゲームキットはどんな感じ?

  • ゲーム盤 1枚

  • アンサーボード 5枚

  • ブルーマスカード 12枚

  • サイコロ&コマ 1つずつ

サイコロを振ってコマを進めるのは通常のすごろくと同じですが、大きな違いはコマが1グループに1つしかないこと。
ゲームですが、勝ち負けはありません。

進め方はこんな感じ

  1. 1番にサイコロを振るひとを決める(その後は時計回りにサイコロを振る担当を回す)

  2. サイコロの目だけコマを進め、止まったマスのテーマを全員で話す

  3. 全員がひとつのテーマを話し終わったら、隣のひとがサイコロを振る

基本はシンプル。ちょっとだけ変則ですが、すごろくそのものです。
特徴的なのはアンサーボードとブルーマスカードです。

アンサーボード:クエスチョンマークのマスに止まった時に、まずは書かれているテーマについて答えたら、次の回答順の人がアンサーボード5枚(5種の質問)の中から更に話を膨らますための追加質問を選びます。

ブルーマスカード:ブルーのマスはネガティブなテーマを扱いますが、そのマス自体に問いは書いてありません。具体的な質問はサイコロを振ってコマを進めた人が代表でブルーマスカード(12種の質問)から中身を見ずに引いた1枚の記載内容になります。無理をするものではありませんので、答えたくなかったら別のカードを引くのもOKです。

その他にもいくつかの決まり事があります。

大切な約束を守りながら

ゲームという形をとりながらも自分の内面を取り扱うというデリケートな特徴から大切な約束をあらかじめ共有しておく必要があります。

  1. 自己理解を深めるためのゲームです。テーマについては差し支えない範囲で話しましょう。

  2. この場で聞いた内容については、守秘義務を守りましょう。

  3. 人が話しているときは「うなずき」「あいづち」等の反応を返して、話しやすくしましょう。

また、ゲーム中に他の参加者へのフィードバック用メモを取るためのメモ用紙が配られます。
守秘義務のことがありますので、私が体験ワークショップに参加した時もそうでしたが、このメモ用紙についてはファシリ役が責任を持ってシュレッダー処分するために回収することになります。

ゴール=私の『金の糸』

最終は自分の「振り返りシート」を作成し、自分の『金の糸』=私らしさの発見をすることがゴールです。
そのためにすごろくを終えて終了ではなく、最後にやることがあります。

✔ メモの共有
ゲーム中に各自がメモした他者についての下記のポイントを共有。ご本人の気づきを促すために自分自身との違いも追加します。
・繰り返された言葉や表現
・強い調子、生き生きと話していた内容
・特有の言葉や表現、印象に残る言葉や表現
対象者本人が聞く時は他者と目を合わせないように体の向きを変えて黙って聞きます。受取ながら内省するイメージでしょうか。メモは取ってOK。

✔ 自分の『金の糸』の名付け
共有された内容も参考に振り返りシートを記入し、いよいよ『金の糸』=私らしさの名付け。
最後は皆でそれぞれの『金の糸』をグループ内に共有します。


もちろん『金の糸』を名付けて終わりではなく、その後にどう意識して、どう行動するのかが大切。
しっくりくるものが見つからなくてもこの経験を踏まえて今後『金の糸』にたどり着ければよいし、ひとまず見つかった人も更に検証していく必要があります。
自分がありたいと思う自分に近づくための行動や働きかけをすることにつなげます。
ゲームをして終わりでなく、ここからまたスタートなのです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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