
よく道をきかれるわたし
みなさま、ごきげんいかがでしょうか。
宙です。
わたしはよく道を聞かれたり、知らない人に話しかけられるんですが、共感してくださる方いますでしょうか。
周りにも人はいる道中、当のわたしはガッツリ有線のイヤホンをつけて、明らかに音楽聞いてます風の装いをしている時でさえも、他の人ではなく、私のところに近づいてきて話しかけられます。
わたしには何か、その人の意思に反して人を引き寄せる、引力みたいな謎の超能力でもあるのでしょうか。気づいたらわたしの前にいて、その人も「何が起こったんだ、でもちょうどいいやこの人に聞いてみよう」みたいな。
先日、スーパーで買い物をしている時に、おばあさんに話しかけられました。
その日は、キウイフルーツが5個で〇〇円(値段を忘れてしまいました)というのを発見し、これは買わねば!と、そのコーナーへ駆け寄り、どれをわたしの子にしようかな…と選んでいました。
すると、何かわたしの右側からものすごい視線を感じて、ハッ!と見てみると、おばあさんが、わたしのキウイフルーツを袋へ詰めているところを、じっと目撃していたのです。
おばあさん「キウイフルーツ、この値段なの?」
わたし「そうみたいですよ。5個で〇〇円みたいです。」
おばあさん「このキウイフルーツもそうなの?」
おばあさんは、同じキウイフルーツの一角の、あるキウイフルーツを指さします。
そう、これは少し高いはずの、ゴールドキウイ。
ゴールドキウイには、別の値札が貼られており、この5個〇〇円の対象外となっていました。そして、わたしは自分のキウイフルーツを選ぶのに夢中となり、なんとゴールドキウイも袋に詰めていたのです。
わたし「あっ、このゴールドキウイは対象外みたいですね!緑のキウイだけみたいです!わたしこっちのキウイも間違って入れちゃってました!教えてくださりありがとうございます!」
わたしは、やけにテンション高めでそう言いました。自意識過剰にもちょっとした恥ずかしさを覚え、でも「危なかった〜安く買おうとしてたのに高上がりするところだった〜。ありがとうおばあさん。」と思いながら、自分が袋の中に入れたゴールドキウイを元の場所に戻し、緑色のキウイフルーツをそそくさと詰め、レジへと向かいました。おばあさんもゆっくりと、緑色のキウイフルーツを袋に詰め始めているのを、横目に確認しながら。
おばあさんは、もしかしたらゴールドキウイを袋に詰めていたわたしをみて、単に「このゴールドキウイも対象なのか」を知りたかっただけかもしれないし、わたしに「それは違うよ」と教えてくれたのかもしれない。
話しかけられるのって、ドキドキするけど、おばあさんのおかげで、無事美味しいキウイフルーツを安く間違いなく手に入れることができたし、大満足でおうちでほおばったのでした。
おばあさんも美味しく食べれているといいな。
いいなと思ったら応援しよう!
