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優しさに触れた日
また泣いてしまった。なくつもりなど無かったのに。
昨日の夜8時、大学の教授から話したいことがあるからと翌日呼びだしを食らった。
私は何かいけないことをしてしまったのか。緊張して、今日の朝。早く大学に行
き教授の部屋のドアを叩いた。教授は快く迎え入れてくれた。話の内容としては
先日行った看護技術習得度技術チェックについてであった。私は、しっかりと練
習をしていたにも関わらず再試験となってしまったのだ。一度も練習をしていな
い人が合格したのは納得はできないが。まあとにかくその結果について納得をし
ているかということであった。そんなことをわざわざ教授は確認するために私を
呼んでくれたのか。そう思い非常に嬉しい気持ちであった。自分ができなかった
ところは自分が一番わかっている。結果についても自分で認めている部分もある
ため再試験については自分自身受け入れてはいた。でもわざわざそのことについ
て納得しているかを聞いてくれたことが何よりも嬉しかったのだ。私は人の優し
さに触れるとすぐに泣いてしまう。もう泣きそうな自分自身を抑えてなんとか話
を聞いていた。
しかし話が終わりに差し掛かった時、ついに教授が私に言った言葉で我慢をして
いたなみだが一気に溢れ出すことになる。「あなたが頑張っていることはわかっ
ているからね」と。もう涙が抑えられなかった。教授はいきなり泣き出した私に
驚いていたが涙を抑えようにも抑えることができなかった。そこから教授は色々
話を聞いてくれた。奨学金を借りているプレッシャーに日々押し潰させそうなの
だという私の言葉をしっかりと最後まで聞いてくれた。そしてたくさん励まして
くれた。教授には感謝してもしきれない。この出来事はついさっきの出来事だ
が、きっと今後一生自分が生きる支えとなるだろう。