愛されたい

　愛されたい。誰かに抱きしめてほしくて。でも抱きしめてくれる人なんて誰もいないから自分で自分を抱きしめてもなんの温もりも感じない。すべては私の人に甘えられないかの性格のせいだ。と、までは言わないがほぼこの人の気持ちを考えすぎてからぶる甘え方を知らない性格のせいだと思いたい。

　大学に入って周囲の女の子、高校の時の友達はみな色づき始めて、キラキラ大学生デビューを果たして彼氏を見つけている。幸せになっていく姿を横目で見ながら私は今日も平凡で変わり映えのしない毎日を送っている。どう人生を転がったらこんな色恋に無縁の人生を遅れるのだとこちらが聞きたいくらいには色恋に無縁だ。当の本人は恋をしたくてたまらないのに。一生恋ができない呪いにかかったのか？と思うほどだ。中高女子校だからか男子と話したことなんてなくて。大学に入っていざ話してもなんだか業務連絡みたいでたどたどしいし慣れない。周りの女の子はみんな共学だから男子と話せてるのだろうが私には難易度が高すぎる。そもそもなんの話題を出せばいいのだ。私には女に嫌われないようにニコニコしてちょっとバカっぽい、自分の敵だと思われないような表情管理技術しか持ち合わせていないのに。精神年齢はおばあちゃんなのにみんなより6年分くらい恋愛観が遅れている私。救いようがない。知識だけが溜まって。インプットばかりでアウトプットができないのは勉強だけじゃなくて恋愛にも適応されるのかと呆れるほどだ。別になんの魅力もないわけではないはずなのだが。

ここで私が今までどんな自分磨きをしたかあげていこう。

1. 脱毛

2. メイクレッスン

3. 料理

4. 家事全般

5. 笑顔の練習

6. おしゃれになる努力

7. 肌の管理

8. 読書

9. 分析

10. ペン字練習

まだまだあるがまあこんなもんだ。もう頑張っている。女の子みたいに可愛く愛らしく愛嬌がある子になれるように。やはりここまでやってモテないのは出会いがある場所にいってないからか？それとも胸がないからか？なんなんだ。誰か教えてくれ。彼氏があるから幸せというわけではないのだろうが彼氏持ちみんな幸せそうだから私も幸せになりたい。