「頼られることに強い不快感がある」というお悩みへの回答
本日はココロノマルシェに回答します。
ご相談内容に共感される方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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本日は、「頼られることへの強い不快感」というお悩みについてです。
ご相談への回答です
こけももさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。
こけももさん、とても信頼されているんですね。仕事遂行能力も高いとお見受けします。
とはいえ、そんな状況を肯定的に捉えることができなと、とても心が疲労してしまいますね。
まずは、
自分の気持ちに気づかれたこと、また、そのお気持ちに向き合い、不快感の原因となっていることに目をそむけず見極め、とても素晴らしいです!
年上の女性に苦手意識がなく、年上の女性が「甘える」のが嫌い。しかも、仕事上の間柄である以上、関わらないように避けることもしづらい。なかなか悩ましいですね。
① この「甘える女性」は、誰?
こけももさんに限らず、誰しも苦手なタイプの人がいると思います。
この「苦手」を感じる相手、心理学的には「シャドウ」と言われています。自分自身の一部である、という意味です。
その自分自身の一部とは、自分が「嫌がっている」自分の一面。そんな面は「見たくない」と無意識的に抑圧しているのですが、苦手を感じる相手が、抑圧しているもう一人の自分を見せてくれるから、「大嫌い・不快・ぞっとすると感じる」と解釈できるようなのです。今回のこけももさんのケースだと、その「もう一人の自分」というのは、どうやら「甘えてくる人」なんだろうと考えられます。
何かしらの事由によって絶対に認められないもう一人の自分。それゆえ、相手を嫌えば嫌うほど自分も嫌いになってしまう可能性があります。
こけももさんは、「人に甘えて」いますか?また、自分が「人に甘える」ということをどう感じますか?
こけももさんがどうなのかは文面上からはお見受けできないのですが、一般的には、このような「甘えられる」ことに対する強い嫌悪感を感じるということは、甘えたいときに甘えてることができない、または、助けて欲しいときに人に頼れない可能性があります。
逆に言うと、「自分でなんとかしてきた」「自分でなんとかしようと努力してきた」というようにも捉えることができます。これは、まぎれもなく能力の高さであり、長所だと思います。
それゆえ、
頼もしい、信頼される、と。
また、
周りの状況を察知し助ける能力、きめ細やかな配慮までできる、というこけももさんの魅力。ですが、場合によっては、望まない仕事(内容・量)を「押し付けられる」ことにつながります。過剰に人に自分の能力を「与えている」。自分のリソースを奪われるほど、言い換えると自分は犠牲になっている。ですので、
というように感じるのも無理ないかな、と私は思います。
まずは、ご自身が自分の能力の高さを自分で認める。その上で、「不快だなと思うことへ対応しすぎない」ことのないように意識する。頼まれたことへの介入度合や、そもそも、その頼まれた仕事を引き受けるかどうかを、自分で判断する、選ぶ。仕事であっても「自分で決める。」
このようなことを意識しながら進めてみてはいかがでしょうか。
こけももさんの事例では、自分より年上なんだから自分に配慮してしかるべき存在(であると期待していると、文面中からは見受けることができず、勝手ながらの解釈です)が配慮どころか遠慮がない態度にうんざりしまうわけです。言い換えると、つまり「私が自分の仕事以上に、ほとんど出社していない人の仕事までフォローしているのに、その私に追い打ちをかけるように仕事を頼むなんて!」という怒りを感じている、ということだそうです。
② では、どうすれば?
では、心穏やかに過ごすために、具体的にどうするか、というと、まずは、「甘えたい」という感情をご自身が感じている、ということに気づき、その気持ちを否定するのではなく、そんな自分を受け入れる。これはとても抵抗を感じると思います。けれども、「不快な存在」が気にならなくなるアプローチです。そして、何より自分が楽に過ごせます。前よりも生き生き、居心地よく過ごせます。
「シャドーとは実は隠れていた自分の魅力を開く鍵となる存在」と言われているのはこれが所以です。
こけももさんが、ご機嫌にお仕事できますように
ご相談ありがとうございました☺
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