すみ絵
子育ての真っ最中、下の子ができたことで「自分に向けられる愛情が減ってしまった」と感じてしまっていた上の子に向けて、どうしたら同じ愛情を注いでいると分かってもらえるかと悩んだ末、「あなただけに贈る絵本」を作りました。 今ではふたりともすっかり大人になりましたが、今でもたまに見返してくれています。 子育てをしていると、本当に次から次へと悩みが出てきますね。この絵本は新しく下のきょうだいができた子に贈るもの。まずはお母さんに読んでもらって、絵本バージョンをお子様に見せていただければと思います。
ともちゃんのおおきなびんには、「しあわせのもと」がいっぱいになってきました。 ともちゃんのこころも、あいじょうでいっぱいになってきたあるひ・・・ ゆうくんが、うらやましそうにびんをみつめているすがたが ともちゃんのめにとまりました。 そして、ともちゃんはきづいたのです。 ままに、そっと、おねがいをしました。 いっぱいになった「しあわせのもと」を ゆうくんにもあげたいとおもうようになりました。 ともちゃんのてから、ゆうくんのてへ 「しあわせのもと」は、まいにち
おかあさんは、ほんとうにこまってしまいました。 ゆうくんをかばえば、ともちゃんはおもしろくないでしょう・・・ でも、ともちゃんをしかるだけで、ほんとうにかいけつするのでしょうか・・・ おかあさんのだしたこたえは・・・ ともちゃんにおおきなびんをわたすことでした。 ともちゃんは、このびんをなににつかうのか、おかあさんにたずねました。 「これは、しあわせのもとをいれるびんだよ」 おかあさんは、ともちゃんにまいにちひとつづつ あいじょうをかたちにして「しあわせのもと
ともちゃんは、どうぶつがだいすきな6さいのおんなのこ。 ゆうくんは、たたかいごっこがだいすきな4さいのおとこのこ。 ともちゃんは、おとうとができたとき、ほんとうにうれしくおもいました。 まいにちまいにち、あかちゃんのかおをみるのがたのしくてたまりませんでした。 でも、おおきくなるにつれ、じぶんが「おねえさん」になったんだということに、とまどいをかんじるようになりました。 おとうさんやおかあさんは、ちいさなゆうくんをじぶんよりもかわいがっているようなきがします。 ゆ