今話題の映画「侍タイムスリッパー」
今、SNSや口コミで「面白い!」と話題になっている自主制作の映画
「侍タイムスリッパー」
を私も見てきました!!
一緒に行った家族は、前情報を全く伝えずに付き合わせて行ったので、
劇場についた後に「アニメ?」「何これ?」と映画の看板のモニターを見た後にも呟いた感じでした。
がしかし、
上映後は大絶賛!!
帰りの車の中でもずっと映画の回想話で盛り上がっていました(笑)
時代劇が毎日のTV番組表からなくなり、今では私の子供ですらも「時代劇」は「ジイジがいつも観てるやつ」・・・というイメージで、時代劇ドラマをまるまる1話なんて観た事もないはずです。
私が子供の頃は、祖父母の家に行くと時代劇ドラマが流れているのが普通にで、一緒に観る事もよくある事だったのですけど、、、
この数十年で時代は変わりましたね~。
映画のストーリー自体は、タイムスリッパーというだけあって、
会津藩士・高坂新左衛門が家老より直々に長州藩士を討つ密命を受け、同胞とともに京都へ赴き、夜討ちで決戦にさしかかった所で落雷に撃たれ現代へタイムスリップしてしまう・・・という展開で始まります。
そこからの展開は、是非とも劇場へ足を運んで観ていただくのをおススメします!
私が行ったタイミングは、平日の昼間で若い方もいらっしゃいましたが、
70、80代と年齢の高い方も多い印象でした。
上映が始まってからは、コメディのエッセンスが沢山盛り込まれていて、
幾度となく劇場内が笑い声でワッと盛り上がっていましたが、後半の展開では涙を拭ったり、鼻をすする音に切り替わりました。
かく言う私も、途中は声を出して笑っていたのに、後半は流れる涙を何度も拭いていました。
主人公 高坂新左衛門役の 山口 馬木也さんの所作や殺陣はもちろんの事なのですが、表情やセリフの間が本当に素晴らしかったです。
風見恭一郎役の冨家 ノリマサさんの演技力からくる存在感と合わさって
観ていると感情がグググ~ッと引き込まれていきました。
ハリウッドや国内の大作のようなカメラアングルや衣装などではありませんが、日本人ならではの情緒が溢れていた感じがして、
なんとも骨太な素晴らしい作品でした。
最後に流れるスタッフロールを見ていると、安田淳一監督をはじめ制作スタッフの皆さんや、役者さんの他にも、この映画の製作に携わった方たちの熱意が更に伝わってくる感じがして、胸が熱くなりました。
後から知りましたが、この映画の制作費は安田監督の貯金と愛車を売却したものと、政府からの助成金で制作されたとの事でしたので、きっとその熱量と想いが伝わってきたのだと思います。
今になってコロナ禍の助成金が詐欺で摘発されたというニュースを聞いたりしますが、助成金が最高の活用をされた例と言える程だと思います。
私達までエンターテイメントとして享受させもらえているのですから。
タイトルに「侍」がついているので、年配の方の関心が高いのかもしれませんが若い方も楽しめる作品です。
池袋のシネマ・ロサという1館からの上映が、今では全国の劇場に展開していっているそうですので、ご興味あれば、是非お近くの劇場を探して観に行ってみてください。
こんなに良い作品は、どんどん広がって、
沢山の人に届け~!
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