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10日目|構造:過去問演習!試験に出る計算問題をサクッと攻略!

こんにちは!今日は、二級建築士試験で頻出の計算問題にチャレンジします。
「数字が出てくると焦る…!」という人も大丈夫。
解き方のパターンを覚えれば、計算問題もスッと解けるようになります!


◆ 計算問題は「パターン化」で乗り切る!


構造の計算問題は、よく出る型が決まっています。
試験で特に狙われる3つを押さえましょう!

📌 よく出る3パターン
1. 反力計算(つり合いの3条件)
2. モーメント計算(力×距離)
3. せん断力・モーメント図(SFD・BMD)作成


👩‍🏫過去問1:単純はりの反力計算(つり合いの3条件)


【問題】
長さ6mのはりの中央に300Nの荷重がかかるとき、支点A・Bの反力RA、RBを求めよ。

📝 解き方のコツ

反力計算は「つり合いの3条件」を使う!
1. 鉛直方向の力のつり合い(ΣY = 0)
 RA + RB = 300N
2. モーメントのつり合い(ΣM = 0)
 支点Aを基準にモーメントを取ると、
 RB × 6m = 300N × 3m
 RB = 150N
3. RAを求める
 RA = 300N - 150N = 150N

答え:RA = 150N、RB = 150N

➡️ 荷重が中央なら、反力は左右均等!


👩‍🏫過去問2:片持ちはりのモーメント計算(力×距離)


【問題】
長さ4mの片持ちはりの先端に200Nの荷重がかかるとき、支点で発生するモーメントは?

📝 解き方のコツ

モーメントの公式:M = F × L(力×距離)

M = 200N × 4m

答え:M = 800N·m

➡️ 片持ちはりは「支点がすべての力を受ける」ので、先端の荷重が大きく影響する!


👩‍🏫過去問3:せん断力・モーメント図(SFD・BMD)の考え方

【問題】
長さ4mの単純はりの中央に400Nの荷重がかかる場合、SFD・BMDはどんな形になる?

📝 解き方のコツ
1. 反力を求める(つり合いの3条件)
RA + RB = 400N
RA = RB = 200N

2. SFD(せん断力図)の考え方
支点Aで+200N
荷重400Nの位置で一気に下がる
支点Bでゼロに戻る
✅ ポイント:せん断力図は「段差」ができる!

3. BMD(モーメント図)の考え方
• 最大モーメントは荷重の真下で発生!
• M = 200N × 2m = 400N·m
✅ ポイント:モーメント図は「山形」になる!


◆ これがわかれば試験は怖くない!

1. 反力計算は「つり合いの3条件」で解く!
2. モーメントは「力×距離」を使う!
3. SFDは段差、BMDは山形と覚える!


◆ 今日のまとめ

◎ 計算問題は「型」で覚えればOK!
◎ つり合いの3条件(ΣX=0、ΣY=0、ΣM=0)が基本!
◎ モーメントは「力×距離」、SFDとBMDの形を意識する!


次回予告:構造材料の特性!RC・S・W造を徹底比較!


11日目からは「構造材料」に突入!
鉄筋コンクリート(RC造)、鉄骨造(S造)、木造(W造)の違いを学びます。

10日目もクリア!お疲れさまでした!
今日の過去問演習で、試験の計算問題もスッと解けるようになったはず!
「つり合いの3条件」で計算を攻略して、合格をグッと引き寄せましょう!

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