見出し画像

13日目|構造:木造(W造)の基本と継手・仕口の工夫 〜日本の建築は木の魔法!?〜

おはようございます!今日は、日本の伝統的な建築に欠かせない木造(W造)について学びます。
RC造が「ガッチリ頑丈」、S造が「スリムでスピーディー」
なら、
木造は「しなやかであたたかみがある構造」
です!

「日本の家はなぜ木造が多いの?」
「木造ってどうやって組み立てるの?」

そんな疑問を解決しつつ、試験で狙われる「継手(つぎて)」と「仕口(しぐち)」の工夫についても楽しく解説します!


◆木造(W造)とは?

W造(Wooden Structure)は、柱や梁などの構造体が木でできた建物のこと。
昔から日本で使われてきた構造で、「木の家=日本の暮らし」というイメージがありますよね!

木造が日本で発展した理由

  • 国土の約70%が森林!(材料がたっぷり手に入る!)

  • 地震の揺れを吸収しやすい!(木は「しなる」ので衝撃を和らげる!)

  • 湿気を調節して快適!(日本のジメジメした気候にぴったり!)

「木」はただの建材ではなく、日本の気候風土に合った最高のパートナーだったんですね!


◆ W造のメリット・デメリット

木造のいいところ!

  1. 軽くて揺れに強い!(地震エネルギーを吸収しやすい)

  2. 温かみのある空間!(湿度を調整して快適な住環境)

  3. リフォームがしやすい!(間取り変更がしやすい)

木造のちょっと大変なところ...

  1. 火に弱い...!(燃えやすいので、防火対策が必要)

  2. シロアリに注意…!(湿気が多いと被害を受けやすい)

  3. 強度が鉄やコンクリートより低い...(補強や工夫が必要)

でも、最近では「耐火処理」や「防蟻(ぼうぎ)処理」が進化しているので、
デメリットもだんだん克服されてきています!


◆ 継手(つぎて)と仕口(しぐち)とは?

木造では、柱や梁を釘やボルトに頼らず、木だけでつなぐ技術があります。
これが「継手(つぎて)」と「仕口(しぐち)」です!

📌 「継手」= 長さをつなぐ技術
→ 短い木材をつなぎ合わせて、長い材にする工夫

📌 「仕口」= 角度をつなぐ技術
→ 柱と梁をL字やT字に組み合わせる工夫

木造建築の技術って、まるでパズルみたいでワクワクしませんか?


◆ よく出る継手の種類

1. 腰掛け鎌継ぎ(こしかけかまつぎ)
 強度が高く、引っ張りやすい部分に使われる。「木のハサミ」がかみ合うような形が特徴!

2. 追掛け大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)
 木材同士がガッチリかみ合うので、力がかかっても外れにくい!

3. 金輪継ぎ(かなわつぎ)
 丸太や角材をつなぐときに使われる方法。見た目が美しいのが特徴!


◆ よく出る仕口の種類

1. ほぞ継ぎ(ほぞつぎ)
 柱に穴(ほぞ穴)をあけ、梁の端を差し込むシンプルな方法。
 古民家や神社仏閣にも多く使われている!

2. 大入れ蟻継ぎ(おおいれありつぎ)
「蟻」の形に木材を加工し、ガッチリ食い込ませる方法。
見た目がきれいで、強度も高い!

3. かまぼこ仕口(かまぼこしぐち)
 「かまぼこ」のような形のくぼみに木材を差し込む方法。
 見た目は可愛らしいけど、強度はバツグン!


◆ 二級建築士試験ではここが出る!

1. W造のメリット・デメリット
 RC造・S造と比較する問題がよく出るので、「軽い」「燃えやすい」「湿気に強い」などの特徴を覚えよう!

2. 継手と仕口の違い
「継手=長さをつなぐ」「仕口=角度をつなぐ」ことをしっかり区別する!

3. 木造の耐久性を上げる工夫
 「防蟻処理」「防火処理」「補強金物」などの対策も試験で問われることがある!


◆ 今日のまとめ

  • 木造(W造)は「しなやかで軽い」ので、地震に強い!

  • 湿度調整の効果があり、日本の気候にピッタリ!

  • 釘やボルトに頼らず、「継手」と「仕口」で木材をつなぐ技術がある!

  • 木造の弱点(火やシロアリ)には、耐火処理や防蟻処理で対策する!


次回予告:プレストレストコンクリート(PC造)の仕組み!

14日目は、「プレストレストコンクリート(PC造)」について学びます。
「コンクリートにあらかじめ力を加えて強くする」という、ちょっと不思議な構造!
この仕組みを知ると、「なるほど!」と驚くこと間違いなしです!


🎉 13日目もクリア!お疲れさまでした!

木造の「職人技」、ワクワクしませんでしたか?
日本の伝統技術が、今でもしっかり生きているって素敵ですよね!
この調子で、二級建築士合格に向けて楽しく学んでいきましょう!

いいなと思ったら応援しよう!