【関西人がゆく】 #4 京都・丸太町 「十二段家」
地元民にはお馴染み。
十二段家。お食事処である。
「平氏にあらずんば、人にあらず」
by平家一門。
京都市営地下鉄烏丸線、丸太町駅から徒歩数分、その店は聳え立つ。
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平安末期、権勢を誇った平家は、その上から目線ゆえからか、最期には幼い安徳帝を抱いて、壇ノ浦の藻屑と消えた。
驕れるものは久しからず。
後世の人々は、彼らを儚んで平家物語を編んだ。いまだに涙なしには読めない名作である。
今の京都人が、平家のように驕り高ぶっているということで