清掃が大切
清掃が大切
「加藤さん、おはようございます」
「店長、おはようございます」
「加藤さん、たった一回の教育でこんなに現場が変わるって、教育はやっぱり必要ですね」
ヨコシマスーパーは、大きなモールに入っているスーパーです。いままでは、ヨコシマスーパーだけで教育を行っていたのですが、今回からは、毎月、モールの希望する事業所も含めて教育を行っていたのです。
すべての従業員が「歩く所を綺麗にする」この教育で、床に食材、ゴミが落ちていないようになり、台車などのタイヤからの持ち出し汚れ、転倒事故などがなくなったのです。
「加藤さん、今日は清掃についての教育よろしくお願いします」
「了解しました」
清掃で大切なことは、場所によって、清掃する期間、頻度を決める事です。
事務所で考えて見ます。机の表面、天板は、毎朝、拭き上げる事が必要です。
机の上を拭くためには、前日の作業終了後、机の天板の上には、電話、パソコン以外は何も置かない事が大切です。更に清掃の作業性をあげるためには、電話、パソコン、ディスプレーは、天板から浮かし、天板が直ぐに拭けるように工夫すべきです。
この考え方は大切で、作業場の作業台も朝一番で何も置いていないと、清掃が楽になります。ただ、毎朝、机を拭けよ、と言うのではなく、作業が効率よく出来るように工夫もすべきなのです。
新型コロナウイルス対策として、電話の受話器は、毎朝、アルコールで拭きあげている所もあると思います。しかし、パソコンのキーボード、受話器などは、時節柄、共用をやめ、個人個人で使用できるようにすべきです。
机の上は毎日清掃する、椅子の脚、机の引き出しの表面、机の脚などは、毎週、月曜日に清掃すると言う、頻度を決めることが必要です。
清掃する場所も決める事が必要です。
作業場の作業台をひっくり返して見てください。天板の裏、すのこの裏を見てください、磨き混まれていますか。特にすのこの裏にカビが生えていると、虫の発生源になってしまいます。天板は毎日、足までは毎週、裏側の清掃は、毎月と言った、どこまで、どういう頻度で清掃するかを明確に決めておくことが必要です。
事務所の、机の脚、椅子の脚の清掃は、毎週月曜日に朝礼で連絡するよりも、大切な事だと思います。自分自身で、椅子の脚を拭き上げることで、飲食店を利用したときに、自然に椅子の脚、机の脚の汚れが気になるようになるのです。
机の引き出しの中は、整理整頓出来ていますか。引き出しを机から抜き取って、引き出しの中を拭き上げた事がありますか。
私は、盆、暮れの長期休暇の前は、引き出しを机から引き出して、中身を整理整頓し、引き出しを拭き上げていました。特に、感染症対策で、引き出しの手の触れるところは、アルコールで拭き上げる事をお勧めします。
ティッシュなどにアルコールを湿らせ、拭き上げると真っ黒なティッシュを確認できると思います。
作業場の作業台の足、すのこ、天板の裏面、写真を撮って確認してみてください。
事務所の床は、掃き掃除は毎日していると思いますが、材質にもよりますが、Pタイルのようなものであれば、ワックスが必要です。ワックスを塗っていても、ワックスの効果が薄れてくると、黒ずんで見える様になります。
黒ずんだ場合、ワックスを剥離して、再度ワックスを行うことが必要です。
綺麗な床は、蛍光灯の光が映るものです。
天井の清掃は、何時行っていますか。特に照明器具の清掃は行っていますか。
天井の表面をペーパータオルを巻き付けた、水切りなどで拭いて見てください。
知らず知らずの内に埃などがたまっている物です。
蛍光灯などを使用しているときは、蛍光管をペーパータオルで拭いて見てください。
埃が目立ってついて来ると思います。
天井の拭き上げ、照明の清掃を半年に一回は行うべきです。
照明の交換頻度を理解していますか。漏電対策などで、照明器具は10年を目処に交換すべきです。あなたの事務所の照明器具は何年使用していますか。
同じように、便利に使用している、電線の延長ケーブルは、何年使用していますか。
一般的に販売されている延長ケーブルは、3年から5年と言われています。
パソコンを使用するようになり、設置されているコンセントだけでは不足になり、延長ケーブルを多数使用していると思います。
事務所であれば、正式な電気工事を行い、コンセントを増設すべきです。
延長ケーブルはあくまでも、仮の物であると認識すべきです。
特に、作業現場の特に水を使用するところでは、延長ケーブルの使用は厳禁すべきです。
仮の使用であることを認識し、正式な電線で、電気工事で対応をすべきです。
あなたの家庭で再確認してみてください。照明器具、延長ケーブルは、何年使用していますか。
事務所の清掃で考えると
・毎日拭き上げる所を決めているか
・毎週拭き上げる所を決めているか
・盆暮れの拭き上げる所を決めているか
毎日綺麗なところで働くと、気持ちもよくなり、必ず生産性が上がると信じています。
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