整理整頓 5Sの教育してもらえますか
整理整頓 5Sの教育してもらえますか
「店長、おはようございます」
「加藤さん、今日は何かありましたか」
「先日の、桜田弁当店の状況を確認にきました」
「ありがとうございます。少し、整理整頓ができていないので簡単に教育して
もらえませんか」
「あら、店長も鋭い点を気づいていますね」
工場管理を考えるときに、手法としてよく聞く、5S活動です。整理、整頓、清掃、
清潔、しつけの頭の頭文字を使用して、5Sと言います。最後のしつけは、習慣と
している所もあります。5Sはあくまでも、工場管理の手法で目的ではありません。
5Sを目的のように、話す方もいますが、スーパー、お弁当屋で考えれば、あくまでも、
お客さんの数を増やし、利益を上げるための、手法の一つです。
従業員から見た、働きやすさを考えるときに、綺麗な職場、5Sの出来ている職場は、
働いて見たい職場になると思います。
5S活動は、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの順番に進めます。
不要物が置いてある職場、一年以上使用していない物が置いてある職場は、まず整理
するところから始めます。「いつか使用する」、「毎年、クリスマスにには使用する」と
言って、何ヶ月も使用しない、備品、原材料を、厨房においていませんか。
特に、スーパーの厨房、弁当屋の厨房は、狭いので、使用していない物は、極力置く
べきではないのです。バックヤードに保管スペースがとれればいいのですが、思い切って、一ヶ月以上使用していない、「備品、原材料、包装資材は廃棄する」と言ったルールが
必要です。
家庭で考えれば、そうめんのつゆは、夏が終われば、使いかけの物が例倉庫に
あっても、廃棄すると言うことです。
冠婚葬祭などの特別な時に着る服以外は、着られる服であっても、夏のシーズンに
今年着なかった服は、タンスの中には置かずに、廃棄するか、販売してしまうと言う
ことです。
弁当屋であれば、使用しなかった備品、メニューにない原材料、調味料、包装資材は、
廃棄すべきです。
廃棄するときには、毎日の日報に、「粗挽きこしょう、半分入ったもの廃棄」と
記載して廃棄すべきです。
ここで大切なのは、廃棄する、食材を有効利用することを考えるべきです。
個人のお弁当屋さんであれば、一食から作れるはずなので、原材料を使い切る、
日替わりメニューを作るべきなのです。
廃棄する物は、記録する、しかし、極力、販売する。この考え方が必要です。
整理、簡単な言葉ですが、例えば、厨房にボールペンは、何本必要か考えて見ます。
また、管理されていることが必要です。何時のまにか、誰かが持ってきた筆記用具が
あってはならないのです。
私が見た工場では、各現場に、従業員の方が、家から持ってきた筆記用具であふれて
いました。とりあえず、すべての筆記用具を事務所に引き上げさせた所、ミカン箱一個
以上の筆記用具が集まった物です。
メモ紙、紙も同じです。メモするための裏紙などは、何枚、どこにおいておくかが
大切です。余った広告の裏が白いので、メモ紙用として、厨房に置いていませんか。
電話のそばに、白い紙を切って置いてありませんか。
どこに何が、どのくらい必用か、明確にすることが大切なのです。
フライヤーに使用する油の一斗缶は、何本、どこに置くか決まっていますか。
油が、何本に減ったら注文して、何本在庫するか、明確になっていますか。
油の一斗缶は、ここに、何本置くか明確になっていますか。
米の在庫も同じです。どこに、置くか、定位置を決める必用があります。
決められた在庫以上の原材料も、不要品と言うことになります。
家庭で考えて見ます。トイレットペーパーが安かったからと言って、12個入りの
物を、置き場所がないくらい買ってきて、廊下においておくようなことです。
特売と言って、冷蔵庫に入らないくらいの冷凍食品を買うような物です。
ガソリンは安いからと、言って、車に入らない限りは購入出来ないような、管理が
必用なのです。
トイレットペーパーは、3単位までしか買わない、冷凍食品は、冷凍庫に入るまで
しか買わない。
厨房で使用する洗剤は、洗剤置き場に入るだけ、包装資材は包装資材置き場における
だけ、それ以上の在庫は、整理されていない、不要な在庫とする考え方が必用です。
レジ回りを見て見てください。メモ紙、忘れ物、余ったおつりなどがおかれていませんか。
忘れ物も、掲示し、何日以上経ったら、スーパーに届けるなど、あってはならない物を
明確にすることが必用です。
通勤の鞄の中、車の中、財布の中の整理から初めてみませんか。
本当に使用する物だけ、財布の中に入っていますか。
整理とは何か、理解し、5Sの一歩を初めてみませんか。